HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

アツミゲシ

2015-04-01 | 春 紫色系

誰も本気で撲滅を考えていない。
通報頼りだし、その情報さえも完全には生かされていない。
そこまで手が回りません…の声は、さすがに聞こえないけれど。
確かに、新聞掲載されて数日後にはきれいになった。
それだけで終わっている。

だから去年も今年も同じ場所に、同じようにロゼットが広がり花が咲き始めている。


株は小さいけれど二十本近くの花径が立っていた。





今日見つけた中では最も大きな蕾。
この記事を書いている時には開花しているだろう。






花が終わったもの、今日咲き終わったもの、明日以降に咲く蕾…

既に「手遅れ」になっている。

草むらになりつつある場所でもかなり目立つ花色だから、これからどんどん増える気配。
今はカラスノエンドウよりも草丈は低い。


この場所で一番大きな株。







この程度でも花を咲かせて種子を播く。

既に数十本の幼苗が育っている。

アツミゲシ(渥美罌粟)
 
ケシ科ケシ属 Papaver setigerum
(2015.03.30 明石川


『今年も同じ場所に咲く。
楽しみにしている人はごく少数、私もその一人。
それを持ち帰って自宅で「麻薬精製」しようなどと考える人はきっといないだろう。
どれだけのアツミゲシが駆除されたのかは知らないけれど、
減っていないことだけはハッキリしている。
ヤバイですよ、こんな花を撮ったりしては…とご忠告メールまで頂いた。
警察に届けて怪訝な顔をされた事を思い出して苦笑しながら、
きっと今年もこの花の画像が撮れる…とほくそ笑んでいる。』

上の記事にさっそくメールが届いた。
今年も出て来ましたか、結局同じことになるのですねぇ~
その通り、徹底してやらない限り植物のしたたかさは人智を越えている。

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今年のロゼット



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