マムシグサ、蝮草。
ヘビイチゴ、蛇苺。
どちらも、名前から嫌われ者になっている。
それでも、ヘビイチゴは明るい草むらに咲くから目につく。
マムシグサは、少し湿気のある暗がりに奇妙な風体で伸びているし、
見方によっては蛇が鎌首もたげている…とも見えるから余計に嫌われる。
ところが、山野草の愛好家たちは平気でこの花を掘り返す。
稀少品では無いけれど、あちこちに穴が開いている。
縞模様の入り方で、なんとかテンナンショウだと仰るのだけれど、個体差で縞模様だって違ってくる。
だから、よほどの自信がない限り、マムシグサの仲間で良いと思う。
茎のように見える部分は、基部が合わさって刀の鞘のように見えるので葉鞘と呼ばれている。
だから茎ではなく、偽茎ということになる。
花のように見える部分も、花を包んでいる苞、
ミズバショウなどと同じで、仏炎苞と呼ばれる。
マムシグサは雌雄異株、区別は葉鞘の下部にある隙間。
雄株には入り込んだ昆虫が逃げ出す為の隙間がある。
(2010.04.24 森林)
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