HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ネムノキ(合歓木)

2017-06-27 | 夏 赤・桃色系

この公園内にはネムノキが何本か植えられている。
おしべの花糸だけれど何種類か色が見える。
濃い赤、薄い桃色、白に近い桃色。

それぞれが夕方近くになると花糸を伸ばしている。
ネムノキの花が咲く。
葉は夜には閉じるから歌になる。
氷ノ山合宿の奥戸倉小屋で覚えたのが「ネムノキ」と言う歌







































▲ ネムノキは高木、遙か彼方に花が咲いている。
この木は樹高1㍍の幼木、高木の下に育っている。▼



▲ 基部が合着したおしべは花糸の先が色づくので目立つけれど、めしべもしっかり伸びている。
先端まで白く見える1本がめしべ。▼



▲ 花序の中心部には周囲とは違った様子の「花」が咲く。
他と同じように花糸が基部で合着したおしべだが「頂生花」と呼ばれている。

▲ 白いめしべが目立つけれど、数ではおしべにには劣る。





▲ 上の画像で下に伸びているのが「花」の一単位。

ネムノキ(合歓木) 
マメ(←ネムノキ)科ネムノキ属 Albizia julibrissin
クロンキスト分類体系では従来のマメ科を、マメ科、ネムノキ科、ジャケツイバラ科に分科しているが
APG体系では、マメ科に一本化された。
(2017.06.22 明石西公園)


▲ 開き始めた「花」、おしべの花糸が真っ直ぐに伸びきるまでに少し時間はかかる。

ネムノキの冬芽・葉痕
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去年のネムノキ 果実 
冬芽・葉痕
カリアンドラ・ハエマトケファラ カリアンドラ・エマルギナタ


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3 コメント

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頂生花 (こいも)
2018-06-20 15:58:02
林の子さん
ネムノキ…どこまでもはっきりとすっきりと・・・透明感を感じます。
頂生花も雄しべも雌しべも・・・
疑問に思っていたことが良くわかりました。
開きはじめた頃のもじゃもじゃや
開花した時のストレートに伸びるしべ・・・
白い雌しべの存在も目立っています。
綺麗な画像で良く理解できます。
小さな樹が見つかると良いのですが。。。
外は雨ですが気分は爽快になりました。
ありがとうございます(´▽`*)
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ネムノキの歌 (こいも)
2018-06-20 16:06:03
林の子さん
ネムノキの歌・・・メロディーが・・
と~っても聞いてみたいです。
何処かで聞けますでしょうか?
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やはり山で覚えた歌。 (林の子)
2018-06-20 17:41:40
ネムノキの花を知る前に、山で覚えた「ネムノキ」と言う唄がありました。
不思議な事ですが、その唄を覚えた後、その花を探していました。
その花を身近で見たのは大学を出てからのことです。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/38eb060bfe8ba92c1caf4570c7daab45


今、地元の方たちと協力して、その唄を覚えた
兵庫県の最高峰・氷ノ山(ひょうのせん)に、新しい登山道を作ろうとしています。
何年かかるか分かりませんが。

唄は残念ながら山男たちの口伝で歌い継がれているので、
個人的な録音テープくらいしか無いでしょうね。
レコード化されている多くの唄も、少しずつメロディも歌詞も改編されているので
みんなで歌うときには少し違和感があります。


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