ヒマラヤ杉の松ぼっくり
杉花粉と違って花粉症の元凶にはならない…と聞くけれど、
松も風媒花には違いないから、飛散量が少ないだけで少なからず影響はあるはずだ。
幾つもの松ぼっくりが落ちている。
校庭に植えられているヒマラヤ杉の樹下にも松ぼっくり。
生徒が松ぼっくり拾ったよ…と言ったら、
誰かがしたり顔で、杉なんだから松ぼっくりとは言わない、
シダーローズと言うんだ…と。
そんなことは無い。
ヒマラヤスギは名前こそ杉だけれど、れっきとしてマツ科ヒマラヤスギ属。
スギ(杉/Cryptomeria japonica) はヒノキ科(スギ科)、
だから、ヒマラヤスギの果実は松ぼっくりと呼んで良いんだ。
須磨のヒマラヤスギの樹下はきれいに掃除されている。
樹高は30メートル近い。
武庫離宮として造営された当時からこの位置に植栽されたと説明書き。
ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉) マツ科ヒマラヤスギ属 Cedrus deodara
(2011.02.02 須磨)
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まさにバラの花そのもの!
できたてのほやほやのようにふっくらして形がくずれていないのできれいです。
ヒマラヤスギが集まっているところだったら拾ってこられますね。
こちらには林が全然ないので残念です。
かつては、校庭のシンボルツリーに使われたりもしていたのですが、
枝が少し垂れ気味になって、刺状の葉先で怪我する…と、殆ど伐採されてしまっています。
私の通っていた小学校にもかなりの高木が、玄関脇に二本ありました。
あれから60年ですから、そのまま育っていればかなりの松ぼっくりが拾えたことでしょう。
須磨のこの樹は、30メートル近くに育っています。
果実は年によって出来にバラツキがあるようですから、秋が楽しみです。