HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

セツブンソウ

2007-02-18 | 冬 白色系


杉林の下に咲く花たちには、殆ど一日陽射しが当たっている。
だから、一番日当たりの良い、東側から順に咲き始め、
長さにして約百メートルもある法面のセツブンソウは、次々と西側に
咲いている場所を移してゆくのだそうだ。

やはり陽射しの暖かさのお陰、下草を綺麗に刈ってもらったお陰、
木々の落葉にじっと守られていたお陰、
塊根を失敬に降りて来るイノシシよけの、防護柵のお陰。

『まだまだ、先の方のは一週間くらい後だろなぁ~』
と、足立さんの嬉しそうな顔。
突然お邪魔してしまった私たちに、次々といろんな話を聞かせて下さる。
『ほら、あの加古川沿いの竹藪の、ケヤキの下辺りにイチゲが咲くでな』
『この墓の上の方にはなぁ、イチリンソウも咲くで、また来ないや』

ふ~っと、懐かしく暖かい伯耆の言葉遣いを思い浮かべながら、
のんびりと静かな田園の方を向いて咲いているセツブンソウ
後姿を撮ったのを最後にこの場所を離れた。


(2007.02.13 青垣町)

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