キキョウソウ、ヒナキキョウソウ、ヒナギキョウ。
紛らわしいのは名前だけなのだけれど、
キキョウソウとヒナキキョウソウは花もそっくり。
咲き方の違いで見た目の区別はつけられる…のだけれど、
見慣れるまでは確かに面倒だ。
慣れてしまうと今度は、種子が零れ落ちる
「窓」の位置の違いが気になってくる。
先端まで咲き上がったキキョウソウ。
開放花と閉鎖花が揃っている。
閉鎖花が三つ
(2011.06.05 大明石町)
(2011.06.04 北鈴蘭台駅前)
閉鎖花の場合は、花が咲いていない分、萼片も平開していない。
開放花はこのように花が咲いた跡が残っている。
萼片も平開しており、比較して大きいものが多い。
左は閉鎖花。
キキョウソウ(桔梗草) キキョウ科 Specularia perfoliata(=Triodanis perfoliata)
(2011.06.11 大明石町)
☆
ヒナキキョウソウとキキョウソウ 花数の違いだけでも区別できる。
ヒナキキョウソウとキキョウソウ 「窓」の開く位置がかなり違っている。
今年のキキョウソウ 1 ヒナキキョウソウ ヒナギキョウ
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記事中、アンダーラインの部分は、関連画像へのリンクが設定されています。
開放花と閉鎖花の区別 花の先残りがあったら開放花という程度しか分かりません。
まして窓の位置にも違いがあるなんてまだまだ先は遠いです。
でもあきらめないで見続けていこうと闘志がわいてきました。
撮りやすくなったデジカメを持つ人が多くなって、被写体として最初に狙うのがペットや子ども、次が花や鳥、神社仏閣や風景…。
被写体として一番無難なのが花ですが、年中撮っても次の年には同じなので、飽きが来る。
そこでマクロ機能を使ったりして細部まで撮って見る。
たいていはその程度で終わるのですが、植物そのものがおもしろくなると仕組みまで調べたくなる。
その時に役立つのが10倍程度のルーペですね。
植物学者や、理科の先生でも無い限り、顕微鏡写真までは必要ない気がします。
きれいな花の写真だけを撮る方たちからは奇異に感じるようですが、
調べる…と言う行為は、ただ画像を残す事だけよりも興味が長続きしますね。
誰も余り関心を示さない部分に少しだけ踏み込むと、
植物の奥深さに少しだけ触れる事が出来るので、また次の調べ物が楽しみになってくるのだと思っています。
諦めない…と言うことよりも、少しでも長く続けよう…と思うことで、
ルーペの世界を楽しみたいと思います。
多少ピントが甘くなっても、構図が歪んでいても、何度か撮る内に
こうすればちゃんと見えるんだよ…と被写体の方が教えてくれます。