小学生の環境学習の場に行き会って二週間経った。
広がりはじめているアレチウリだが、まだいつもの年ほどでは無い。
いま歩道から川が運んできた土砂の堆積している場所を眺めると殆どはカナムグラ。
雄花序が揺れるたびに花粉が白く舞い上がっている。
いつもは白く輝いているオギの穂も今年は目立たない。
アレチウリは、少しずつ蔓を伸ばして広がる気配を見せている程度だ。
雌花、雄花、茎、葉、全てが緑。
だからいずれ河川敷一面に広がっている風情になる。
雌花序、一部に果実が出来はじめている。
しな垂れはじめている雌しべの柱頭。
早く受粉した花は果実になっている。
茎から短い柄の葉が一枚、葉と対になった部分からは蔓が伸びる。
葉腋からは長い花柄を持った雌花序が伸びる。
☆
雄花序は、雌花序よりも長い花柄を伸ばす。
花数は雌花序より少ないが、花は大きい。
☆
蔓性植物の基部は螺旋状に捩れている。
蔓の先端部分は、何かに触れると巻き付く仕組みになっている。
時には仲間に巻き付いて伸びている。
既に全ての花が受粉完了して果実になっている。
巻き鬚は途中で捩れが反転する。
多くの蔓性植物はこのような形態をとっているのは、蔓が途中で切れにくいからだと説明されている。
アレチウリ(荒れ地瓜) ウリ科アレチウリ属 Sicyos angulatus
英名は Star cucumber「星のキュウリ」、Burr cucumber「トゲのあるキュウリ」
(2013.11.15 明石川)
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今年のアレチウリ 伊川のスズメバチ
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