久谷夢工房=勝山句会・自然石を使った常夜燈・椿の植栽

≪地域発信≫愛媛県松山市久谷地区
勝山句会
自然石を使った常夜燈
遍路道沿い・椿の植栽
(灯籠まつり)

勝山句会 平成27年3月

2015年05月01日 | 勝山句会(平成26年度)2014年度

久谷夢工房のメンバーで、勝山句会の指導をしていただいている竹内通信さんの

句集「つるき 3月号 (第126号)」から、勝山句会のメンバーの俳句を紹介します。

(勝山句会 於 坂本公民館 平成27年3月16日19:30)

<竹内評> 古墳の丘一面に仏の座が群生している。薄紅の大人しい花が咲きなんとなく哀れである。さも、古墳の主人を悼んでいるかのようである。

【ブログ担当季語紹介】 「仏の座」・・・読み方:ホトケノザ。シソ科の植物。春の七草の一つ。季節:新年、春。分類:植物。

≪出典≫ Weblio辞書 季語・季題辞典より抜粋。(以下、季語紹介の出典は同じです)

【追記】 勝山句会が2月16日に開かれ、その場で集められた句を3月号で紹介しています。なので今回、通信さん、太呂さん、孝一さん、兎角さん、欣さんの句は3月号掲載分ですが、2月の句です。(「二月号」と表記されています)紹介が遅くなって申し訳ありません。

 

<竹内評> いにしえの農家は、残雪で今年一年の農事を占ったという。今年は?

【ブログ担当季語紹介】 残雪・・・読み方:ザンセツ。春になってもまだ残っている雪。季節:春。分類:地理。

 

<竹内評> 内海である瀬戸の島々に霞がかかり孝一さんは「はるけしい」と感じた。普段であれば狭い島々であるが、冬霞が広さを感じさせた。

【ブログ担当メモ】 はるけ・し(遥▼けし)・・・(形ク)①空間的・時間的に遠くへだたっている。はるかである。②心が遠く離れている。

≪出典≫ Weblio辞書 三省堂大辞林より抜粋。

 

<竹内評> 一日のうち、夜は家族の揃う時間帯がある。蜜柑を剥いてワイワイ。

 【ブログ担当季語紹介】 蜜柑・・・読み方:ミカン。橙黄色で扁球形の柑橘類の一種で、晩秋から冬に収穫される。季節:冬。分類:植物。

 

<竹内評> 最近は流行らないが、背中に背負うねんねこで子育て。出ている足は柔らかそう。

【ブログ担当季語紹介】 ねんねこ・・・①「ねんねこ半纏」の略。[季]冬。②寝ることの幼児語。「-さっしゃりませ」

≪出典≫ Weblio辞書 三省堂大辞林より抜粋。

 

【ブログ担当より】 勝山句会、3月のお題は「春の鴨」でした。そのときの蓮行さんの句を。

<竹内評> 結界を張る事は鴨の特性である。動物の見切りとも言う。

【勝山句会 次回予定 平成27年4月20日 19:30~ 於 坂本公民館】

 

【ブログ担当より】 3月号の句を4月中に紹介できなくて申し訳ありません。(年度末&年度始めは超多忙…) それでも4月には、俳句と写真でブログを作っておられる他県の方々と読者登録でつながることができました。ありがとうございます。ブログ担当2年目もがんばりますので、月に一度くらいしか更新できていませんが、どうぞときどき覗いてみてください。お待ちしております。

 

≪写真提供≫

 2枚目、3枚目、6枚目 http://jh5swz.exblog.jp/  門前の小僧 遍路日記様

     いつも気持ちよく協力していただき大変感謝しております。
 5枚目 http://hatimitu04.exblog.jp/ ハチミツの海を渡る風の音様

     ブログ担当お気に入りの猫ちゃん写真2度目の登場です
 1枚目、4枚目 「無料写真素材 写真 photo AC」より転用

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勝山句会 平成27年2月

2015年03月30日 | 勝山句会(平成26年度)2014年度

久谷夢工房のメンバーで、勝山句会の指導をしていただいている竹内通信さんの句集「つるき 2月号(第125号)」から、勝山句会メンバーの俳句を紹介します。

(勝山句会 於 坂本公民館 平成27年2月16日19:30)


【ブログ担当メモ】二日灸:陰暦二月二日に据える灸。この日に据えると効能が倍あり、病気をせず、災難をのがれ、長寿を保つとされた。ふつかやいと。[季]春。
《出典》三省堂大辞林


<竹内評>衝撃的な誘拐と睦言(仲良く)の言葉の掛け合わせが俳諧味を出した。


<竹内評>冬晴れの空の雲は白く、薄いグレー色もある。雲の写生が素直で良い。


<竹内評>自分の生まれた地の神社へ初詣。病後の足慣らしの一歩である。


<竹内評>雀らが三日には年始挨拶に我が家を訪れた。庭の屋根に騒がしく跳ねていた。


<竹内評>北西風に流され、バランスを取りながら飛ぶ鳶。優しく鳶を見守る。

≪写真提供≫ http://jh5swz.exblog.jp/ 門前の小僧 遍路日記 様(1、2、4枚目)
  いつもご協力いただきありがとうございます。

≪ 〃 ≫  http://kutani.web.fc2.com/ 久谷の里山 様(3枚目)

≪ 〃 ≫  http://hatimitu04.exblog.jp/ ハチミツの海を渡る風の音 様(5枚目)

 なお、6枚目は、「無料写真素材 photo AC」より転用

【勝山句会 次回予定 平成27年3月16日 19:30~ 坂本公民館にて】
(課題 春の鴨)

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勝山句会 平成27年1月

2015年02月25日 | 勝山句会(平成26年度)2014年度

平成27年1月の俳句を紹介します。
久谷夢工房のメンバーで、勝山句会の指導もしていただいている竹内通信さん編集発行の句集『つるき』第124号からのピックアップです。
(勝山句会 1月19日(月)19時30分から 於 坂本公民館)


<竹内評> 狭い山峡を飛ぶ雲は早く思える。来れば暗く、去れば明るくなる。


【ブログ担当季語紹介】 「左義長」… 正月に行なわれる火祭りの行事。 竹を立てて門松・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを焼き、その火で餅を焼いて食べて無病息災を祈る。どんど。どんど焼き。 [季]新年。
<出典>Weblio辞書 三省堂大辞林より一部抜粋 季語・季題辞典


【ブログ担当季語紹介】「初雀」…元旦の早朝にみる雀。[季]新年
<出典>Weblio辞書 季語・季題辞典


<竹内評> 「妻に肩借る」の表現が素晴らしい。これで、この句は生を得た。


<竹内評> 季語ダブリではあるが、美しい情景です。私は「可」とします。


<竹内評> 人が湧くとは不思議な感覚です。でも、年末の郵便局は大賑わいしていたのでしょう。面白い句です。


【ブログ担当季語紹介】「大寒」…読み方:ダイカン 二十四気の一つ。太陽横径は三〇〇度。[季]冬
<出典>Weblio辞書 季語・季題辞典

最後に ≪祝!≫

【ブログ担当より】竹内通信さん編集発行の句集『つるき』は、一月(124号)が十周年記念号です。
おめでとうございます。

久谷夢工房の活動は平成16年に始まり、平成18年、第1回灯籠祭りを実施、平成19年、ホームページで勝山句会の紹介をしています。
10年間、あっという間のようでしたが、紡いできたことはたくさんあります。これからも地域発信・地域おこしをしていきます。よろしくお願いします。

≪写真提供≫  http://jh5swz.exblog.jp/  門前の小僧 遍路日記様
 いつも気持ちよく協力していただき大変感謝しております。

*なお、3枚目と6枚目の写真は「無料写真素材 写真AC」より転用
*桜地区の椿の花に進展が  後日、紹介します。

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勝山句会 平成26年12月

2015年01月30日 | 勝山句会(平成26年度)2014年度

平成26年12月の俳句を紹介します。

竹内通信さん編集発行の『つるき』第123号からのピックアップです。
(勝山句会 12月15日 於 坂本公民館)



【ブログ担当季語紹介】 「凍蝶(いてちょう-てふ)」…冬まで生きのびて、ほとんど動かない蝶。また、凍てて死んだ蝶。 [季] 冬。
 <出典>Weblio辞書 三省堂大辞林


<竹内評> 児童見守隊の句ですね。

 「child support network」のジャンパーの「梟」


<竹内評・続> 「冬ざれて草は肥料と化しにけり」も素晴らしい。


<竹内評> 上手に作る子供、へたな子供、それぞれ趣がある。それで良いのです。


<竹内評> 着くや否や雨になり、バスへ帰ると雨はすっかり上がった。「けり」が利いている。


<竹内評> この桜もみじは少し大きめだろう。音を聞くことができたのだから。

【ブログ担当より】 すみません、桜もみじの写真が見つかりませんでした。


<竹内評> 素晴らしい景色に見惚れていたのでしょう。

【ブログ担当より】 写真は「しまなみ海道」です。瀬戸大橋の写真が見つかりませんでした。

≪写真提供≫ http://kutani.web.fc2.com/ 久谷の里山(写真のページ)様…1枚め、4枚め
≪  〃  ≫ http://jh5swz.exblog.jp/  門前の小僧 遍路日記様…2・3枚め、5~7枚め


【ブログ担当より】 俳句を紹介する際に少しでも内容に合う写真を…と探しますが大変難しいです。イメージを損なわない被写体の写真、見ていて楽しい写真、お気に入りの写真などを使わせてもらっています。至らないところはご容赦ください。

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勝山句会 平成26年11月

2014年12月20日 | 勝山句会(平成26年度)2014年度

勝山句会(11月17日@坂本公民館)

指導していただいている竹内通信さんの
11月の「句集 つるき 第122号」から紹介します。

「寒波来る」



【ブログ担当メモ】芒「すすき」は「薄」とも「芒」とも書く。花穂は始め褐色で横に開くが、やがて白色となってすぼみ、風に吹かれると動物の尾のように見えるようになる。ゆえに、薄は尾花(おばな)とも呼ばれる。(秋の季語:植物)

 コメントにいただいた「奥久谷入口カーブ」にある大きなススキって、これのことです
  【byブログ担当】


<竹内評>最近は汚れたり破れると捨てる。少し前は針仕事に夜なべしていました。


<竹内評>峡に住む人の見る冬銀河は実に美しい。お裾分けしたい気持ちがいい。


<竹内評>美しい景色の句です。今年の紅葉は特に美しいとか。


<竹内評>鎮守とは産土神の社。孝一さんの生まれた大田園地帯の景。孝一さんは将来が楽しみな人です。頑張って下さい。


<竹内評>広大な丘陵の柿畑を連想する句です。少し難と言えば、「柿光る」に一工夫欲しい。

<今回の写真提供 http://kutani.web.fc2.com/ 久谷の里山(写真のページ)様>
【ブログ担当】たくさんの写真を送っていただきました。ありがとうございました。
 ブックマークに「久谷の里山」へのリンクを付けています。久谷地区の紹介をご覧ください。

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勝山句会 平成26年10月

2014年11月12日 | 勝山句会(平成26年度)2014年度

勝山句会は久谷夢工房メンバーの竹内通信さんの指導をいただき毎月開催しています。

10月の句会で投句され、「句集 つるき 十月 121号」 で紹介された句を「ハチミツの海を渡る風の音」ブログから提供していただいた写真に載せました。
竹内通信さんのコメントと合わせてご覧ください。




<竹内評>私の故郷の縁側には捨て切れずに古い動力ミシンが置いてあります。その動力ミシンの裏側から蟋蟀の鳴き声が聞こえてきます。古ミシンも愛しいですが、妙にそんな所で鳴く蟋蟀も愛しく感じられるから不思議です。

【ブログ担当より】今回、「蟷螂(カマキリ)」の写真をどうしても入れたかったので、通信さんの蟷螂の句も載せさせていただきました。勝手をして申し訳ありません。



<竹内評>先人の物語を俳句にしていて、面白く表現しています。



<竹内評>空電車が効いた良い句ですが、難点といえば、「揺らして」が「揺らせて」ではないでしょうか? 「揺らし」を使う時は「揺らしつ」が良いと思います。
<竹内評>私は大根の句が好きです。この句もいい句ですよ。

【ブログ担当より】(「大根の句」が特選です。事情で「コスモスの句」を先にして二句一緒に載せさせていただきました。



<竹内評>「昼の鶏頭は晴れやかである。夕べの鶏頭はくすんでいる」と言う人がいる。



<竹内評>空き家に今年も咲く白粉花。世の中の哀れを感じずには居られない。



<竹内評>このケーキは蒸し菓子のような物かもしれない。秋暑しに合うケーキと言えば。


<写真提供 http://hatimitu04.exblog.jp/ ハチミツの海を渡る風の音ブログ様>
素敵な写真を気持ちよく提供していただき感謝しております。

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勝山句会 第9回灯籠まつり「俳句灯籠」

2014年08月15日 | 勝山句会(平成26年度)2014年度

勝山句会 平成26年度 「俳句灯籠」

◇俳句の紹介にあたり他の方のブログから写真を使わせていただきました。写真の提供を気持ちよく了承していただきありがとうございました。心から感謝申し上げます。















<以上8枚の写真提供 http://jh5swz.exblog.jp/ 門前の小僧 歩き遍路日記 様>









<以上4枚の写真提供 http://hatimitu04.exblog.jp/ ハチミツの海を渡る風の音 様>
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