川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

福島・双葉町 「井戸川町長解任」の怪

2012-12-26 08:24:18 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

埼玉県加須市の旧・騎西高校に役場機能を移している福島県双葉町の井戸川町長が町議会で「不信任」されたというニュースがあった。双葉町は福島第一原発の立地していた町だ。 

何が「不信任」の理由なのか、よくわからなかったが次に紹介する記事を読んで大体のことを理解した。町民を放射能による健康被害から守ろうとする町長を政府・東電・福島県知事などが一体となって追い落とそうとする策謀だといえそうだ。

だとしたら大事だ。3・11直後、原発推進町長としてその責任を強く指摘したものの一人だが、今この方に加えられている攻撃を見過ごしてはならないと思う。読者が記事を読んで問題の所在を確認していただきたい。

「12・20町議会」レポート

騎西高校は唯一残った避難所として、今も160人の町民が暮らしている。一方、福島県内では佐藤雄平知事、福島県立医大を中心に事故の被害を最小化するためのキャンペーンが張られ、「除染をするから帰還せよ」という政策がとられ続けてきた。井戸川町長はこの安易な帰還政策に反対し「チェルノブイリ基準」を示しながら「福島県内の多くの場所は、今なお人が住んではいけない汚染状況にある」と訴え続けた。すべては、目に見えない放射能から、子どもたちの未来を奪ってはならないという思いからだ。

十月にはジュネーブで、放射能汚染による内部被ばくから町民を守ろうとしない国の無策ぶり、無責任さを訴えたが、本来これは福島県知事がやるべきことだ。しかし実際にはそうはならず、小さな町の首長がたった一人で告発しに行くしかないということが、この国の惨状を示してあまりあると思う。

福島県内の自治体の多くが、帰還政策に追従していく中で、井戸川町長は、町民の命と権利を守るために孤立無援で闘ってきた。そんな町長の存在は「福島は安全だ」といって事故の責任をうやむやにする国、県、東電にとって、目の上のたんこぶだったに違いない。だからといって、国や東電が井戸川おろしをするわけにはいかなかったのだ。

出典●http://www.labornetjp.org/news/2012/1225idogawa 

10・30 井戸川町長 ジュネーブ国連人権理事会前日の会合でのアッピール

(省略)

私たちは、被ばくを小さくするために遠くへ避難しました。
この事を私は広島のような思いを町民にさせたくないと思い決断いたしました。
町の形を守るより、子どもたちの生命健康を第一に考えました。
チェルノブイリの事故のあの悲劇を私たち町民が味わいたくないという思いでございます。


チェルノブイリの方々のどうされたか実態が分からない私たちが、
福島のこのような高い基準じゃ駄目だという事で私はチェルノブイリ基準を強く主張しています。

政府は、これを受け入れようとしません。

私たちに20ミリシーベルト年の線量で住めるという事を言っております。

そこで私はその政府関係者に「あなたの家族と一緒に住んで下さい」とお願いをしております。
彼らは誰一人として「住む」という人はいまだにおりません。
危険な事が分かっているのでしょう。

いま、このような思いをしている私ども以外の多くの県民が県内に住んでいます。
さまざまな経済的な理由で避難ができずに本当に困っている住民がいます。
どうか皆さんの大きな声で救ってやっていただきたいと思います

レベル7という世界最大の大きさで4つの原子力発電所が壊れております。

これだけ大きい事故にもかかわらず、福島県立医大には
「にこにこ笑っていれば放射能の影響は受けない」というような教授がおります。
私は正しくないと思っております。
精神論だけで事実が隠されているのです。
やがてその嘘が証明されることの無いことを願っております。

私は被ばくの関係かどうか分かりませんが、喉にのう胞があります
もし、後5年後まで生きられれば、放射能の影響でないことが証明されると思います。

ここに福島県の地図を用意しております、

ジュネーブ118
これは放射線管理区域を示した地図です。
通常の放射線管理区域であれば人は住むことはできません。

ジュネーブ119
もう1枚のこの紙が、放射能が飛び散った状態を示しております。

ジュネーブ120
もう1枚の地図、これは、福島県内でとれる自然からの贈り物、
食べてはいけない、取ってはいけないものを示したものです。

ジュネーブ121
このデータは新聞に示したマークをみなさんにご説明いたしたものでございます。

この地図を見ますと、自然は大きく汚されている事がお分かりかと思います。
被ばくに安全はありません。
被ばくを避けること以外に安全なことはありません。
こういうところに住まわせておくことは人権を無視していると思います。


次に検査について申し上げます。
双葉町には全国一高い放射線量の放射線によって被爆をさせられました。
昨年3月から国、県、東京電力に被ばく検査を申し入れておりますが、まだ積極的にされていません。
200万県民の数からいうと、極めて僅かな子どもの検査しかされていません。

多くの病気が発症をしない事を願っております。
チェルノブイリからなにを日本の学者は学んだのでしょうか?
県民の健康と高い  で、悪質な治療の にある病院が阻んでおります、分かりません。

こんな状態にいる私たちを世界のみなさんから大きな声を出していただいて助けていただきたいと思います。
わたしたちは、難民なんでしょうか?
人権がないんでしょうか?
事故を起こしたのは東京電力です。
それなのに私たちは責任を負うような立場に追い込まれております。

このような発言の機会を頂いてありがとうございます。
どうかみなさん助けていただきたいと思います。
今日はありがとうございました。
出典●
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2656.html


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1 コメント

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がんばって! (あさみ)
2012-12-27 22:13:37
井戸川さんいなくなったら、福島県はまんまと国や東電に丸め込まれるよ。もう周りの町村の首長さんは丸め込まれてる。
だからこそ井戸川町長には頑張ってほしい!本当に町民を考えて動いてくれてる人を追い出しちゃいけない!追い出した張本人である町議会議員には前町長の息子がいる。原発からの金で身の丈も知らずに箱もの造りまくって、町を借金まみれにして…井戸川町長はその借金を返して町を再建するために町長になって頑張ってくれた人なんだから!その町長を追い出すなんて罰当たりな人!あなたが町長だったら何もできず、国の言いなりになるくせに!

きっと10年後、20年後に福島県民に健康被害がでてから、みんな井戸川町長の主張が正しかったと知るんだよ。町長はそうならないために頑張ってくれてる。自分が悪者になるのを覚悟で孤軍奮闘してる。

放射能に怯えるママたちが町長を応援してます!頑張ってください!

長々とすみませんでした。
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