川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

ダムと森(上)滝沢ダム

2009-06-28 12:07:18 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)
 26日(晴れ)
 
 妻が「猿橋」を見に行こうといってくれたので甲州へ。泊まりは勝沼の鈴木園と決める。

 国道299号・140号と走って11時頃、秩父の滝沢ダム着。

 中津川の流れが美しく子どもたちをつれて何度も遊びに来た頃から知っている地域に巨大なダムが聳えている。有名になったループ橋は何度も通っているがダムサイトに来るのははじめてである。

 水位が異常に低いが勢いよく放水している、一度、空にでもするのか?ちょうど放水状況を確かめに来た?職員の方にいろいろと質問してみた。

 このダムは2005年に完成し、試験湛水を実施したところ、あちこちで亀裂が見つかり、水位を下げて壁面の修理中らしい。ダムサイトのすぐ近くの左岸で工事が行われているのでよく分かる。
 この方の説明によると、この辺りの地磐が弱いことは前々から分かっていたそうだ。
 集落があったところなので水がわき出やすい弱い地盤と当然認識していたが、ダム工事に金がかかりすぎるとの世間の批判もあり、強化対策をしなかったらしい。

 本当にそうだとしたらバカバカしいことである。ダムという半永久的な施設づくりに必要な工事費をケチるなどと言うことがあるのだろうか。

 結果として百億近くの金を出してパッチワークを余儀なくされ、完成して4年近くが経ってもいつ供用開始になるか分からないざまなのだ。

 今、あるHPを開いてみると脆弱な地盤のこの地域にダムはそもそも造るべきでなかったとある。

 
 滝沢ダムの地すべり問題のその後http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-entry-11.html

 さて、これからどうなるのだろう?ぼくは九州の「底抜けダム」のことを思い出す。新聞を取っていないせいなのか、滝沢ダムの問題点について県民でありながら何も知らなかった。

 底抜けダムhttp://d.hatena.ne.jp/souichiro_iida/20090417/p1

 滝沢ダムhttp://www.water.go.jp/kanto/arakawa/index.html


 雁坂峠手前の山麓亭で遅い昼食のあと県境のトンネルを抜け笛吹川最奥部の広瀬ダムのベンチで仰向けになってやすむ。このあと山梨市フルーツ公園奥のほったらかし温泉へ。富士を正面に見ながらの入浴。

 ほったらかし温泉http://spa.s5.xrea.com/broom/yamanashi/hottarakashif.htm

 勝沼の鈴木園は2回目。ぼくらには安くてよい宿。おいしいワインのせいか、ぼくは疲れがでて早々に休む。

 http://red.ap.teacup.com/tabizuki-naho/990.html  

最新の画像もっと見る

コメントを投稿