川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

「橋下市長がバカ受けするのはやむをえない」

2012-02-13 06:30:46 | 政治・社会

2月12日(日)☼

川越公園を散歩したあと曼荼羅で昼食。ダチョウの卵で作ったプリンをごちそうになった。卵の殻はノコギリで引いたというがまるでプラスチックのようだ。ダチョウの赤ちゃんはこの殻をつつき割って生まれてくるのか。どうやって?

兄が送ってくれた文旦をおすそ分けした。10年以上も故郷・室戸に帰っていない曼荼羅の主人は文旦に鼻を近づけてその香りに酔っている風情だった。今秋には高校の同期会で帰郷の計画があるらしい。 

   ファイル:Tosa Pomelo.JPG

 

JANJANブログに斎藤という方の記事がありました。広島県の職員だった方で、ヤクザまがいの自治労幹部たちの実態を告発し、大阪の「橋下市長がバカ受けするのは歴史的必然でやむをえないな」と書いています。

僕は元教員で自治労・大阪の実態に詳しいわけではありませんが「そうだろうな」と思っています。腐り果てた組合の存在のおかげで橋本市長が「バカ受け」しているのです。こんな組合が続いている限り、橋本市長は「安泰」です。

事態は東京でも本質的には同じです。憲法を堂々と無視する石原知事が4選されるというのは困ったことですが「歴史的必然でやむをえないな」と思うことがあります。石原都政に反対する勢力のバカさ加減が石原都政を支えているのです。当事者にはなんの反省もなく、「石原はファシスト」などと泣き言を唱えているだけですから、石原知事が引退したとしてもその亜流政権が続くことになります。どんなバカさ加減かはまたいつか触れることにします。

悪くすれば大阪・東京を軸にして憲法秩序を打ち破る勢力が国政を左右するようになるのかもしれません。 

まるで「組事務所」?大阪市役所内 連合・自治労の組合事務所

 わたくし、さとうしゅういちは、橋下徹・大阪市長を支持するものではありません。

特に、市長が教育目標を定めるなどという彼の教育政策は勘弁してほしいと思います。右であろうが左であろうが、教育が選挙のたびにころころ変わられたのではたまりません。

■「やくざまがい」の手法で平松支持押しつけ

 そのことを大前提としつつも、「橋下市長がバカ受けするのは歴史的必然でやむをえないな」と思う事件がありました。

 朝日新聞などの報道によると、連合傘下の大阪市交通局の労働組合が、「ヤクザまがいの手法」で、2011年11月の大阪市長選挙において、平松邦夫市長(当時)の支持を組合員に強要していたことが発覚しました。

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220206010.html

   大阪市長選で労組が脅し?内部告発で…(02/06 11:49)

 スクープです。大阪市交通局の労働組合が、去年の大阪市長選挙で、現職市長の支援に協力しなければ不利益があると、職員を脅すように指示していた疑いが独自の取材で明らかになりました。

 大阪市交通局の労働組合は、去年11月の市長選で、勤務時間中に現職の平松氏支援のための「知人紹介カード」を集めていたことが発覚し、橋下市長に謝罪しています。さらに今回、ANNが独自に入手した紹介カードの回収リストには、「非協力的な組合員がいた場合は、今後、不利益になることを本人に伝える」との指示が書き込まれていました。
 内部告発者:「正直、恐怖を覚えた。(人を脅す)やくざと言っていいくらいの団体だと思う」
 内部告発を受けた維新の会の市議が、6日朝、事実確認のため交通局に出向きました。
 大阪維新の会の市議:「はっきりとした恫喝(どうかつ)ですよね」
 大阪市交通局・総務課長:「(リストを)ざっと見る限り、(交通局に)在籍している職員。職員コードもほぼ間違いない」
 リストには交通局職員の3割にあたる1867人が並び、政治活動が制限されている管理職もいます。総務部しか知らないはずの非組合員のコード番号も記され、組織ぐるみの疑いが強まっています。

■参院選でも職場まで圧力の自治労
 組合幹部は「事実無根」などとおっしゃいます。しかし、さとうしゅういちに言わせれば「バカを言え」です。
わたくし、さとうしゅういちは、今回の朝日新聞の報道は二万パーセント真実だと保障しても構いません。

大阪と広島で場所の違いはありますが、「自治労(ないし連合系の公務員労組)なんてそんなもんだよ。なにをいまさら。」というのがわたしの思いです。

自治労は、2010年の参院選では、民主党から立候補した全国区の組織内候補が苦戦。それを受けて、思想調査を全組合員に行っています。

広島では、自治労は柳田稔候補を推薦しました。当時はまだ民主党員だったさとうしゅういちは、連合推薦の柳田さんでは、しがらみにとらわれて、原発推進をラジカルに進めるだろうし、医療や介護現場の改善も期待できないと考え、民主党二人目の中川けいさんを支持。選挙期間中に、仕事中に、組合役員から、電話が職場までかかってきて「中川のような右翼を応援するとはけしからん」と恫喝されたのを記憶しています。

連合・自治労幹部なんて、ヤクザみたいなことを平気でやる。これは常識です。こんなことをなんどもわたしは書いてきましたが、名誉棄損で訴えられたことはありません。なにしろ、事実ですから訴えようがないのです。

電力総連あたりもひどいものです。電力総連組織内の広島県議は、すぐ、県職員の仕事に横やりを入れてくることで、悪名が高かったのです。連合の組織内だからということで、偉そうな顔をされていたのです。仕事もせずに爆睡する自民党議員も問題ですが、やくざのようなことをする比率はむしろ民主党・連合の県議の方が高いように、さとうしゅういちの県職員時代の経験からは推測されます。

こんなことがありますから、もう、今回の報道など、驚くに値しません。良く今まで表ざたにならなかったなとあきれているくらいです。

橋下市長は、自治労など大阪市の労働組合に対して市から借りている市役所内の組合事務所を市に返すようおっしゃっています。
わたしは、一瞬、冗談抜きでTV画面の「組合事務所」が「組事務所」に見えたくらいです。

■若手中心に組合から離反する心
 公務員でもとくに若手は、連合・自治労に対して辟易しています。特に、最近の若手公務員は、昔なら民間に行っていたような優秀な人も多い。それはそれで官民格差の拡大でまずいのですが、それはそれとして、そうした若手公務員から見れば、年配の労組幹部はヌルいし危機感がない。そして、物事を頭ごなしに押し付けてくるだけの「うざい」存在に見えるのです。実際、組合で署名を集めても賛同するのは3割程度です。組合幹部は、「これは組合幹部で決めたのだからやるんだ」と顔を真っ赤にして怒りますが、逆効果です。かくて組合から組合員の心は離れるばかりです。

 大阪においても、橋下市長を「解放軍」」とみなす若手職員もすくなくない、とインターネット上の若手職員の発言から推測できます。これは、一切合財、連合・自治労が招いたことです。

 広島県では、職員が知事に直接政策提案できる制度ができました。しかし、自治労広島県職員労働組合はこれに反対しています。職員を抑圧しているのは、当局ではなくむしろ組合ではないか、と思えて仕方がありません。

 また、管理職昇進にあたっての試験も廃止して久しいものがあります。労働組合は、「労働者階級の分断につながるから試験はだめ」と言いますが、試験がないことで横行しているのは、県議などの影がちらつく不透明な談合人事です。とくに女性職員にとっては、管理職になるチャンスは、試験の方が公正に保障されます。広島県で女性管理職が本格的に増えるのは湯崎現知事の当選を待たなければなりませんでした。

■自治労ある限り橋下市長は安泰
 わたくし、さとうしゅういちは、橋下市長は支持しない。しかし、自治労と電力総連の「患部」が完全打倒されるまで「橋下人気」は続くだろうと二万パーセント断言できます。
皮肉ですが、連合・自治労・電力総連が「ヤクザ」である限り、橋下市長、大阪維新の会の議員は枕を高くして寝られるでしょう。

 いわゆる左翼の友人の中にはわたしが街頭演説などで「民主党・連合・自治労を打倒しよう!」を叫ぶと、いい顔をしない人もおられます。しかし、そのことにわたしは全くひるみません。いまや、連合・自治労こそが、我が古巣の広島県庁をも真っ暗闇にしてしまう。次期国政選挙・地方選挙において、公務員・県民双方を「やくざ」まがいの集団から守るため、皆さんと一緒に連合・自治労「患部」とその傀儡(かいらい)県議や傀儡政権を絶対に「完全打倒」しなければならない。このような確信は一層揺るぎのないものになりました。

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さとうしゅういち記者のプロフィール

佐藤周一。1975年11月12日広島県福山市生まれ、東京都育ち。現在の本籍地は広島市安佐南区祇園。
1999年3月、東京大学経済学部卒業。2000年4月、広島県入庁。県庁時代は、労働、医療、介護、男女共同参画などの行政に携わる。一方で、反貧困、野宿生活者支援、女性、若者、非正規労働者支援、男女共同参画、瀬戸内海の環境問題などに関する活動に従事。
2011年1月31日広島県を退職。同4月10日執行の広島県議会議員選挙(広島市安佐南区選挙区)立候補、4278票を獲得するも及ばず。同6月20日~医療・介護関係の会社員。
所属政党 民主党(2011年1月まで)→無所属→みどりの未来(2011年8月から)
2010年度・労働組合・生存のためのメーデー広島実行委員会(略称:生存ユニオン広島)委員長。http://d.hatena.ne.jp/lifeunion/
1996年~広島瀬戸内新聞社主 http://hiroseto.exblog.jp/
TWITTER:http://twitter.com/hiroseto/


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