日航が会社更生法を活用しつつ企業再生支援機構の支援を受けて再建との方針が
ほぼ決まったようだ.
その中でこれまで何度も報道されてきた年金支給額の減額についてほぼ見通しが
ついたとのことだ.
支給されている年金額の絶対値は確かに世間レベルから見ればずいぶん高い.
それで引下げられても当たり前だと叩かれている.
とはいうものの給与水準が高い会社に入って退職して,高い給与を後払いとして
年金で受取っているのだから年金が高いというのはおかしくはない.
結局会社にかつての勢いがないので,そのときに決めた約束事は守れないという
ことだ.会社人生が残り短くなった我が身には非常に考えさせられる結果だ.
さらには,今回は日航1社の問題ではあるが,日航が日本国そのものに思えてきて
仕方がない.
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20100112ATDD1206J12012010.html
日本航空は12日、企業年金の減額について、退職者(OB)の同意人数が、
減額に必要な3分の2を超えたと発表した。