夫がケベック市に昨日から3日間出張。甥も引き上げ、母ちゃんをねぎらいたいという夫の申し出で、夫が仕事中、プチバカンスを楽しむようにとの誘いだったがお断り。それどころじゃない。2週間後に控えたグループ展の作品、一点も仕上がってない。参加者から、あんたどうすんの、本当にやる気あんのとつつかれてる。仕事してないのでキャンバス買えないし時間もないから、ある材料集めて今回はデッサン、パステル、コラージュで参加。朝5時におきて一日中作品づくり。ああ天国、楽しい。下手の横好き。食事の支度気にしないでどっぷりつかれる。すまん、父ちゃん、亭主元気で留守がいいってほんと。
最近、ペシミストな考えにあきちゃって、なぜかポジチヴとは行かなくても、生きてなんぼの人生、いくらでも楽しまなくちゃになった。あれこれ義理で引き受けなきゃなんないこともあるけれど、いやいやじゃなく、どっちみち引き受けるなら喜んであたろうと思うようになった。昨日二件メールがあった。ひとつはバッドニュース、以前、提出してあった展覧会企画にNOのお返事。でもめげないもんね。知人が、企画を実現するに、あっちこっちで断られ、今年夢をかなえたけど、6年かかったって聞いたばかりだから。それも、酷評とのことでがくんときてた。でもこれでいいのよ。ゆきつくまでの過程が楽しいんだから。
グッドニュースは、すっかり忘れてたけど、何年前かな、短い短編を10ヶ国語ぐらいの言語に訳してイラストつきで出版したいという翻訳家兼作家さんからメールがあり、もしかしたら出版にこぎつけるかもしれないという。あてにしてないけど、各国から参加の翻訳は皆さんボランテイア。あたったら翻訳料金いただけるというもの。せこく計算したら最低に見積もって12万円の仕事。日本からYさんという協力を得て共同で訳したのですがどうなるやら。Yさん、今後、もし良いお知らせがあれば連絡しますね。
さて、人生の一番の敵って、私にとっては無常観。小さいころから、虚しきおもいみたいなのが巣くってて、いろんなことしょっちゅう虚しくなる。でも、虚しく楽しく生きるってことあるかもね。
ガブリエル フォーレの「夢のあとに」、これがね、人生に飽いたたような憂いと、晩春の物憂さが一緒になったような曲。彼の人生にも物憂さがつきまとってたみたい。個人的にチェロでの演奏が好き。虚しいときに聴き、たっぷりひたると虚しさに飽きてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=MJZIDgHJHQc