コンサートの翌日モントリオールぶらつきました。メインストリートでも貸し店舗が増え、街は汚く、歩けば必ず浮浪者に出会う。スラム化してるような印象さえ受けた。ケベックも格差社会が忍び寄ってるという。先日の新聞特集で路上生活者のインタヴューが載っていた。ドラッグ患者や精神病者の浮浪者が増え、昔のように安全でなくなっていると。
時々、こんなに税金が高くなければコンサートにたくさん行けるなと思う(中産階級クラスはお給料のほぼ半分、消費税15パーセント。私が臨時アルバイトで18万の収入を得たときですら6万円税金で持ってかれた)。
税金が、例えば癌で8回の手術をうけた一人暮らしで低所得者友達のシンシアの治療に使われたり、母子家庭のリーヌの子供さんの教育費に使われてるかと思うと、文句言わないでむしろ生活を工夫しようと思う。それに義弟の一人が、高額税金払っても、家族でスキー旅行に行ったり、外国旅行する余裕があるのなら、それで足るを知るをしってもいいのではないかと。退職して外国旅行に明け暮れてるお金持ちの知人もいるが、高税払ってもそれだけの暮らしができるのなら、足るを知ってもいいのではと。
国庫の40パーセントが福祉に使われている。だから今のところ病気してもぼけても国がめんどうみる。各種学校含むセジェップまで学費無料。私は夫にたよって暮らしてる身ゆえ、もしこれが一人でほっぽりだされたら、年齢、能力からいって正直言って生活保護を受ける身。夫は、家族のメンバーが困ったら皆で助け合うだろう、それを国レベルでしてる事さという。人間の能力にはどうしても差がある。
私が働く学校のデイレクターは、ハイパーアクテイヴという一種の活動病だそうで、2つの修士号をもち、さらにカナダ空軍のパイロットでもあり、毎年、健康状態、精神状態、体力状態の試験を受けている。毎朝走ってる。すごいですね、というと、エネルギーが余って活動しないと病気になるそうです。
できる人の世界観が価値基準になったら辛いな。人はいろいろだから。
モントリオール散歩風景。
光の祭典で、アート広場と呼ばれるメインストリートのど真ん中に観覧車を持ち込んでました。
下段は路上の写真展で、インデイアンの村に石油会社が乗り込み、君達金持ちになるよとまるめ込み、石油がなくなると、汚れた川、貧困を残して立ち去ったストーリーが語られていた。これを展示したのはONFという政府機関。
YOU TUBE 光の祭典、貧乏でも楽しむエスプリだけは貪欲でありたい
http://www.youtube.com/watch?v=lLBXMYDRHzU