ぬかが和子の想い

区議会議員ぬかがかずこ(額賀和子)の日々の活動や出来事、感じたことを綴るページ

生徒数1851人の新田学園 学校設置基準にも違反

2019年05月20日 | 自己紹介

選挙戦は2日目。大変激しい1票を争う激烈な選挙になっています。

今日も一日元気に頑張りました。

大島よしえ区長候補とぬかが和子、プライス前でコラボして訴えました。

 

東京民報に記事が掲載されました。吉良よし子参院議員も現地調査のうえで国会で質問しています。

写真は吉良よし子参院議員とともに新田学園を調査しているところ

新田学園の投稿風景はまるで「銀座のスクランブル交差点」のようでした。

足立区の姿勢が問われます。

東京の動きがよくわかる「東京民報」は、住民の視点で都内の記事を掲載。私にとってマストアイテムです!以下、東京民報の記事をご紹介します

生徒数1851人の新田学園 学校設置基準にも違反

異常な過大規模校の解消を 問われる近藤区政と自民・公明

 児童・生徒数が増え、1851人の過大規模校となった足立区立新田学園(小中一貫校)。6年前に、約150㍍離れた場所に、校庭のない第2校舎を建設するなど、「学校設置基準」違反として大問題になっています。異常なマンモス化をどう解消するのか、区長・区議選挙(19日告示、26日投票)でも争点の一つとなっています。

 新田学園は、2008年に旧新田小学校と旧新田中学校を一体化して設立。区がすすめる教育費削減のための「学校統廃合」でした。工場跡地のハートアイランド・マンション群の中にあり生徒数が激増。児童数の推移を見誤った区は、約150㍍離れた場所に校庭のない第2校舎を建設。14年以降、1~4年生までの児童(約千人)が学校生活を送っています。

第1校舎の5~9年生までの児童・生徒数を合わせると、全校で55学級。1学年200人を超え、教職員は約140人。小中一貫校としては全国一の過大規模校です。

区は、22年が児童・生徒数のピークで2210人、62学級になると予測。文科省が「速やかに解消すべき」とする過大規模校31学級の2倍の数にも。区は「その後、減少する」として、子どもたちに犠牲を強いる無責任な姿勢です。

問題が次つぎに

保護者など学校関係者の話から、〝校庭のない第2校舎〟の安全、教育上の問題が明らかになっています。

 ―集団下校時、入学直後の200人を超える1年生を並ばせ、靴を履き替えさせ、中庭で全員を確認してから校門へ。45分かかり、不安になり泣き出す子も。

―避難訓練で全校児童が集まれる場所がなく、災害時に児童の安全が確保できるのかどうかわからない。

 ―校庭がないため休み時間に過ごす場所として、子どもたちは体育館、2階屋上、4階屋上、玄関前の中庭を割り当てられる。しかし、子どもの人数が多すぎてケガが多く、のびのびと遊ぶことができない。

 ―1学年全員がステージに立てず、音楽会は2つに分け2日間開催。プールも2つに分けて指導。

 ―朝会などでは、養護教員がおう吐用のバケツを抱えて常に待機。

 ―運動会の徒競走に時間がかかり審判が困難。保護者の参観は3千人を超え応援する場所が確保できず。

 第2校庭つくる

 文部科学相が定める「小学校設置基準」によると、校舎や運動場は「同一の敷地内又は隣接する位置に設ける」ことに。ただし特別の事情で「教育上及び、安全上支障がない場合、その他の適当な位置に設けることができる」としています。

 しかし、校庭がある第1校舎から約150㍍離れた場所にある〝校庭のない第2校舎〟の建設そのものが「設置基準法」違反。これまでの共産党区議団の追及にも、教育長は「支障がない」「問題がない」と答弁するだけ。その根拠を示すことができません。

 区は、第2校舎から500㍍以上離れた旧新田小学校跡地に校庭をつくり、児童をバスで移送することを検討中。しかし、教員からは「子どもたちをトイレに行かせ準備するだけでも大変」と猛反発です。

保護者や地元住民などでつくる「新田学園を考える会」は、教育長に公開質問状を出し、4月に懇談しました。世話人の一人、佐藤洋史さんは「教育長は、校舎と校庭が大きく離れた設置に、『教育上、安全上支障がない』とする根拠を、最後まで言わなかった」とのべ、子どもたちに寄り添おうとしない区教委の姿勢を批判しました。

 分離・新設できる

「考える会」や都教組足立支部は、新田学園の大規模化をどう解消するか、区民と共に検討・解決することを呼びかけています。大島よしえ区長予定候補と共産党区議団は、強引な学校統廃合計画を見直し、分離・分割を含む新田学園の異常なマンモス化の解消を区民に訴えています。

 新田学園について、文科省は「判断は設置者の自治体が行うもの」とのべ、過大規模校の解消については「(小中一貫校でも)分離・新設はオプションの一つ」(弓岡美菜・義務教育改革係長)と答えています。

「無謀な計画」止めよ

東京総合教育センター長、元都教組委員長の児玉洋介さんの話 本来、学校というのは、校舎と校庭が隣接していなければ、授業などに支障をきたします。災害の際の避難場所でもあり、離れたところに想定していません。

最大の問題は、第1と第2校舎があり、1~4年生に〝校庭のない校舎〟での4年間の学校生活を押し付けていることです。現場で安全や教育に気を配っている教職員の苦労は、大変なものです。

1学年200人を超える子どもたちを、バスで移動しなければならない場所に校庭をつくるというのは「無謀な計画」です。区は最低限守らなければならない設置基準を逸脱しており、〝異常な状況〟を改善する姿勢が全く感じられない。


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1 コメント

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Unknown (校舎分離型の小中一貫教育に疑問を持つ区民です)
2021-04-11 17:11:18
こんにちは。親類が小中一貫校の興本小学校に通っているため、新田小学校の問題が他人事と思えず、記事を大変興味深く拝読しました。興本学園では校長先生が中学校舎にしかいないし、学園運営も中学校主体です。そのため、校長先生は小学校校舎の現状を把握しずらいし、校長先生の管理やサポートが小学生や先生に行き届いていない様で、言葉遣いの悪い先生や、乱暴な生徒が見られる様になっています。生徒、先生をまとめる校長が不在で先生も疲労感が漂い、そのしわ寄せが幼い生徒に向かっていると感じます。教育委員会は平成27年報告書にて、「校舎分離型では小中一貫校のメリットが少ない、校長が小学校校舎の現状を把握しずらい」とズバリ指摘しているが、いまだに改善されないのは何故でしょうか。区議の皆様の活動により、新田小学校の問題が解決する様、私も見守っていきたいと思います。と同時に、ぜひ興本小学校にも関心を少しでも持って頂けたら幸いです。

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