KAZのアルバム

「KAZのおさんぽ」で掲載した写真のアルバムです
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*現在の蝶の掲載種数:153種

ヒオドシチョウ

2018年06月27日 | タテハチョウの仲間
以前はオオムラサキやゴマダラチョウと並んで里山の雑木林の代表的なタテハチョウでした。
その後里山が少なくなるとともにだんだん姿を消し、今では平地ではあまり見られない蝶になってしまいました。
幼虫はエノキやヤナギ類の葉を食べて育ち、年1回平地では6月頃に姿を見せ樹液や果物などにやって来ます。
夏から秋はあまり見かけませんが、翌春越冬から覚めてボロボロになった姿を桜の咲く頃によく見かけます。


(ヒオドシチョウ 2018/5/27 千葉県千葉市)


(ヒオドシチョウ 2015/6/7 千葉県千葉市)


(ヒオドシチョウ 2015/6/7 千葉県千葉市)


(ヒオドシチョウ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(ヒオドシチョウ裏面 2013/7/20 群馬県長野原町)


(ヒオドシチョウ 2010/7/18 長野県上高地)


(ヒオドシチョウ 2008/7/15 長野県東御市)


(越冬明けのヒオドシチョウ 2007/4/27 群馬県赤城山)


(ヒオドシチョウ 2006/7/26 栃木県日光市)

ヒカゲチョウ

2018年06月26日 | ジャノメ・ヒカゲ類
蝶と言うと綺麗な翅を連想しますが、ジャノメチョウやヒカゲチョウの仲間はいたって地味な存在。
その中でもこのヒカゲチョウは表は薄茶色一色というおおよそ美しいと言う言葉は当てはまらない蝶です。
しかし裏面には目玉模様を幾つも並べ、うっすらと紫色のアイシャドウまで施してこれはこれでなかなか美しいもの。
キマダラヒカゲと並んで平地に多い蝶で本州・四国・九州に棲み、幼虫は笹や竹の葉を食べて育ちます。
発生は関東付近では年に2回、6月と9月頃に姿を見せます。


(ヒカゲチョウ♂ 2018/6/12 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♀ 2014/9/21 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♂ 2014/6/10 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♂ 2013/6/16 千葉県千葉市)


(樹液に集まるヒカゲチョウ 2012/6/23 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♂ 2011/9/18 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♀ 2011/7/30 長野県上高地)


(ヒカゲチョウ♂ 2009/6/5 千葉県千葉市)

ミヤマチャバネセセリ

2018年06月26日 | セセリチョウの仲間2
イチモンジセセリなどによく似た茶色い小さなセセリですが、一般的に個体数の少ないセセリチョウです。
本州・四国・九州の平地から山地の川原など自然状態の良い草地で年2~3回姿を見せます。
特徴は後翅裏面中央に大きな白斑がある事と、後翅白斑列の上から2番目だけが大きくて不ぞろいな事。
小型セセリでは珍しく蛹で越冬する為、4月頃には姿を見せてタンポポやカラスノエンドウなどで吸蜜します。


(ミヤマチャバネセセリ♂ 2018/6/24 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ♂ 2015/8/30 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ交尾 2015/8/30 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ♂ 2015/4/18 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ♀ 2014/8/30 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ交尾 左♂右♀ 2014/8/30 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ♂ 2014/8/16 山梨県南都留郡)


(ミヤマチャバネセセリ 2012/5/13 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ♀ 2011/8/20 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ♂ 2011/7/5 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ♂ 2011/4/16 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ♂ 2011/4/16 千葉市)


(ミヤマチャバネセセリ♂ 2009/4/19 千葉市)

ジャノメチョウ

2018年06月26日 | ジャノメ・ヒカゲ類
年1回平地では6月末~7月上旬、高原等では7月~8月に姿を現すやや大型のジャノメチョウ科の蝶。
平地から山地までのススキなどの草原に広く分布し、各種の花に吸蜜に訪れます。
♂は黒に近いこげ茶色ですが、♀は色が薄くより大型になる傾向があります。
8月頃の炎天下では多くの蝶は姿を見せなくなりますが、この蝶は暑さに強く元気に飛び回っています。


(ジャノメチョウ♂ 2018/6/23 千葉県千葉市)


(ジャノメチョウ♂ 2018/6/23 千葉県千葉市)


(ジャノメチョウ♂ 2017/7/22 群馬県榛名山)


(ジャノメチョウ♂ 2016/7/6 千葉県千葉市)


(ジャノメチョウ♀ 2013/8/10 長野県岡谷市)


(ジャノメチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(ジャノメチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)

スジボソヤマキチョウ

2018年06月26日 | シロチョウの仲間
標高1000m前後の山地に多いやや大型のシロチョウの仲間で7月頃に良く見られます。
ヤマキチョウに良く似ていますが前翅の突出がヤマキチョウより強く、ヤマキチョウで見られる赤い縁取りはありません。
やや敏感な蝶ですが花を良く訪れる為、訪花中は撮影も難しくはありません。
成虫で越冬する為に秋や翌春も見かけますが、盛夏は夏眠すると言われています。


(スジボソヤマキチョウ♂吸水 2018/6/17 山梨県北杜市)


(スジボソヤマキチョウ♀ 2013/8/10 長野県塩尻市)


(スジボソヤマキチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♀ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♀ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♀ 2013/7/20 群馬県長野原町)

 
(スジボソヤマキチョウ♀ 2008/9/9 栃木県日光市)

ウラギンスジヒョウモン

2018年06月26日 | ヒョウモンチョウ類
夏の高原などで見られる草原性のヒョウモンで、草原の花を訪れるほか地面での吸水も見られます。
他のヒョウモンに比べてやや遅めに出て来る傾向があり、高原などでは8月始め頃に見かけます。
裏面はオオウラギンスジヒョウモンとそっくりですが、前翅裏面の黒斑列の間に白斑紋列があるのが特徴です。
ミドリヒョウモンやオオウラギンスジヒョウモン等他の大型ヒョウモンに比べ前翅先端の突出が弱く丸みを持った印象を受けます。


(ウラギンスジヒョウモン♂ 2018/6/17 山梨県北杜市)


(ウラギンスジヒョウモン♂ 2014/7/6 山梨県北杜市)


(ウラギンスジヒョウモン♂ 2013/8/10 長野県岡谷市)


(ウラギンスジヒョウモン♂ 2013/8/10 長野県塩尻市)


(ウラギンスジヒョウモン♂吸水 2013/8/10 長野県塩尻市)


(ウラギンスジヒョウモン♂裏面 2013/8/10 長野県塩尻市)


(ウラギンスジヒョウモン♂崖での吸水 2013/8/10 長野県塩尻市)


(ウラギンスジヒョウモン交尾(上2頭) 2013/8/10 長野県岡谷市)
※一番下の個体の前翅裏面に本種の特徴の白斑が少し見えています

ホシミスジ

2018年06月26日 | イチモンジ・ミスジ類
中型のミスジチョウの仲間で、東日本では山地のシモツケの自生する高原などで年1回夏に見られます。
一方西日本では平地のユキヤナギやコデマリで年数回発生する地域もあるようです。
他のミスジ類に比べ小さな白点が多く、特に前翅の1本目のラインが点線状になるのが特徴です。


(ホシミスジ 2018/6/17 山梨県北杜市)


(ホシミスジ♂ 2015/7/19 群馬県榛名山)


(ホシミスジ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(ホシミスジ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(ホシミスジ♂ 2010/7/10 群馬県榛名山)

 
(ホシミスジ♀ 2007/7/27 群馬県榛名山)

 
(ホシミスジ♀ 2007/7/27 群馬県榛名山)

ヘリグロチャバネセセリ

2018年06月26日 | セセリチョウの仲間2
スジグロチャバネセセリと並んで1000m前後の山地に棲む小型の黄色いセセリチョウです。
スジグロチャバネに比べて表の黒い縁取りの幅が広いことから名が付いたようです。
山地の道沿いの草原などで良く見かけ、草の上などで縄張りを見張る♂の姿も時折見かけます。


(ヘリグロチャバネセセリ 2018/6/17 山梨県北杜市)


(ヘリグロチャバネセセリ 2014/7/6 山梨県北杜市)


(ヘリグロチャバネセセリ 2009/7/27 岐阜県奥飛騨温泉)

 
(ヘリグロチャバネセセリ 2008/8/7 群馬県吾妻郡)

 
(ヘリグロチャバネセセリ 2007/7/27 群馬県榛名山)

 
(ヘリグロチャバネセセリ 2007/7/27 群馬県榛名山)

 
(ヘリグロチャバネセセリ 2007/7/27 群馬県榛名山)

クロミドリシジミ

2018年06月20日 | ゼフィルスの仲間
平地から低山地にかけての里山の主にクヌギの大木に発生するゼフィルスで6月から7月に出現します。
ゼフィルスの仲間は種類によって活動時間帯が異なりますが、クロミドリは夜明け頃と日没時に活動します。
最も暗い時間帯に活動するゼフィルスとも言われ、暗い翅色や大きな眼はそれに対応したものとも言われます。


(クロミドリシジミ♂ 2018年6月17日 山梨県北杜市)


(クロミドリシジミ♂ 2018年6月17日 山梨県北杜市)


(クロミドリシジミ♂ 2018年6月17日 山梨県北杜市)


(クロミドリシジミ♂ 2018年6月17日 山梨県北杜市)

オオミドリシジミ

2018年06月20日 | ゼフィルスの仲間
平地から山地にかけてのコナラやミズナラなどの雑木林に生息するミドリシジミの仲間。
コナラを好む傾向が強く、山地性の傾向の強いFavoniusの中では唯一平地の雑木林でも見られます。
♂はやや青味を帯びた銀緑色に輝き、午前中に梢で占有行動が見られます。
♀の斑紋型はO型のみが知られています。
年1回平地では6月山地では7月に姿を見せます。


(オオミドリシジミ♂ 2018/6/17 山梨県北杜市)


(オオミドリシジミ♂ 2015/6/27 山梨県北杜市)


(オオミドリシジミ♂ 2015/6/20 東京都八王子市)


(オオミドリシジミ♂ 2015/6/20 東京都八王子市)


(オオミドリシジミ♂ 2015/6/20 東京都八王子市)


(オオミドリシジミ♂ 2015/6/20 東京都八王子市)


(オオミドリシジミ♂ 2015/6/20 東京都八王子市)


(オオミドリシジミ♀ 2010/6/26 千葉県千葉市)


(オオミドリシジミ♀ 2010/6/26 千葉県千葉市)


(オオミドリシジミ♀ 2010/6/26 千葉県千葉市)


(オオミドリシジミ♀ 2010/6/26 千葉県千葉市)

クモマツマキチョウ

2018年06月10日 | シロチョウの仲間
標高1500mから2500m程度の山地の沢のガレ場や雪渓周辺などに姿を見せる高山性のツマキチョウの仲間。
鮮やかなオレンジと白の配色が高山の澄んだ青空に良く映えて、見る者の心を惹きつける感じがします。
習性はツマキチョウと同じく蝶道を定期的に行き来する行動が見られ、スミレやハタザオなどで吸蜜します。
年1回1500m付近では5月から見られ、分布の上限付近では7月に入ってからの発生となるようです。


(クモマツマキチョウ♂ 2018/6/9 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2018/6/9 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)

ミドリシジミ

2018年06月06日 | ゼフィルスの仲間
平地から山地にかけてのハンノキ類に発生するゼフィルスと呼ばれる大型のシジミチョウの一種。
ハンノキ類が川沿いや湿地に多いため、この蝶の生息地も水辺である事が多いようです。
♂は緑色の金属光沢があり、活動時間帯の夕刻には枝先で美しい翅を広げて縄張りを守る行動が見られます。
本州の低地では年一回6月頃に発生しますが、山地や北海道などでは7~8月に見られます。


(ミドリシジミ♂ 2018/5/27 千葉県千葉市)


(ミドリシジミ♂ 2018/5/27 千葉県千葉市)


(ミドリシジミ♀B型 2018/5/27 千葉県千葉市)


(ミドリシジミ♀O型 2018/5/27 千葉県千葉市)


(ミドリシジミ♂ 2017/6/10 千葉県千葉市)


(ミドリシジミ♂ 2016/5/29 千葉県千葉市)


(ミドリシジミ♀ハンノキ樹幹への産卵 2015/6/30 千葉県千葉市)


(ミドリシジミ♂ 2014/6/21 千葉県千葉市)


(コウゾの果汁を吸うミドリシジミ 2013/6/22 千葉県千葉市)


(ミドリシジミ♂ 2012/6/10 千葉県千葉市)


(ミドリシジミ♂ 2010/6/12 千葉県千葉市)


(タチヤナギの樹液を吸うミドリシジミ 2006/6/24 千葉県千葉市)