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蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
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「その他」がメインのブログ。

【WH】謎を解きながら

2010年07月11日 | テレビ

 なぜ、遊牧民が岩を穿いて
巨大な建造物を作ったのか。

 なぜ、商隊はぺトラを目指すのか。

 なぜ、水利システムがここまで
発達しているのか。



 今回の「THE世界遺産」(TBS)
ヨルダンのぺトラでした。
 恥ずかしながら知らなかったのですが、
有名な表門の奥には、
ローマの競技場などいろんな建造物が
立ち並んでいたのですね。
 至れり尽くせりな場所だったのですね。

 そして冒頭の3つの疑問ですが。
 この番組はまず「3つの謎」を挙げて、
視聴者に考えさせてくれますね。
 そしてそれは同時に、その世界遺産の
観るポイントでもあり、認められた価値の
ポイントでもありますね。

 世界遺産を観に行って、
ただただ、あぁ美しいなぁとか
凄いなぁ程度の感想でもって
満足してしまうなどもったいない。
 それは世界遺産の価値というものを
全く解していない。
 極端にいえば、世界遺産を
観たことにはならない、と思うのです。

 それは物事の本質を見ようとする目であり、
事象の原因や仕組みについてを洞察する
目でもあるのではないかと思うのです。
 世界遺産に限らず、何にでも言えることだと
思うわけです。

 究極的には、なぜこれが世界遺産と
なりえたのか。
 世界遺産を前に、そういったことを
考えられるようになると、目の前にある
モノがもっとよく見えるようになる
やもしれません。



 冒頭の謎を端的にいいますと。

 ぺトラの奇岩群は遊牧民の聖地
であったといいます。

 奇岩ゆえ自然の砦となり治安が好いので
商隊にとっては安心できる場所ともなった
といいます。

 そんな安心な場所を提供するため
(というか高い通行料に見合うべく)、
水の確保は戦略上重要なものだったから
水利技術が磨かれたようです。

 謎が提示されて、それが解かれていく
のは実に爽快なものです。
 砂漠の中に忽然と現れた、という
夢のような話に満足しないで、
なぜそこにあるんだ、の謎を解く快感。


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