~ちょびひげが特徴的なハンサムくん。
とても懐っこく、甘ったれで賢いのです~
『猫を飼いたいんだけど、どっかにいないかねぇ』
と、弓道でお世話になっている方からお話があったのが、18日の土曜日。
犬猫ボランティアをしている叔母に問い合わせたら、オスが一匹、里親さんを探している
という。
そして24日金曜日の今日、無事にお婿入りが決まりました。
そのオス猫くん、実は問題がありました。
去年の暮れ、とある公立の施設の敷地内。
車の事故に遭ったのか、シッポと左足先がありません。
やせこけてガリガリ、体重はたったの2.8キロ。
3本足で、必死な顔をして『たすけてー!』と、他にも人はたくさん居たのに、ボランティア
さんたちの所へまっすぐ走りよってきたのだそうです。
即保護、獣医さんへ連れて行き、現在に至るまでにボランティアさんの手にかかって完了した
ものは、怪我の手術とその後のケア・ワクチン接種・猫エイズ白血病などの検査・去勢・トイレ
しつけなどなど。
しかもアレルギーを持っていることが判明したため、症状が出れば通院。
当然出費もかさみ、ただ『かわいそう』だけではとてもそこまではできないレベルの保護、
さらりと『自分の子供みたいなものよね。ひどい怪我してたし放っておけなかった』と。
なんというか・・・・・・頭が下がります。
その猫を飼いたがっている方には、こういう状態の子がいますが、と一応連絡はさせていただき
ました。
『かわいそうだねぇ、何とかしてやりたいから、こちらの主治医さんと相談してみるよ』と。私
以上の猫好きでいらっしゃる、ついには『キャリーバッグを持っていくよ、早いうちに引き取って
やりたい』ということで急遽今日、ご対面&獣医さんによる診断となりました。
じっくり皆で話し合い、その足で猫くんはお引越し。
その方の御宅までお送りし、無事にお婿入りしたところでお別れです。
余談ながら、診察台の上で香箱組む猫って初めて見た・・・・・・(たいてい暴れるんですよね)。
玄関で、大切そうに抱っこされてリラックスしている猫くんと、満面の笑みのご夫婦。
幸せにしてもらえー。
世の中、こんなにいい人たちがいるんだ。
にゃんよ、幸せになれるなあ、良かったなあ。
ボランティアさんたちも、猫くんとの別れがつらく、帰宅してからも泣きどおしだったそうです。
また、獣医さんは『今回は打ち合わせだけですからと、診察費すら請求しませんでした。
世の中、捨てたもんじゃないにゃぁ。