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県大会壮行 遠的大会

2011-10-16 | 弓道、騎射、スポーツ


 土曜日、人生二度目の遠的大会で、なんと6位でした。
だって、参加者少なかったもの。
総勢7人、しかも女子は私だけ。おかしいなー、会員は100人はいるはずなんだけどなー。


 遠的では、60m先にある直径100cmの大的に向けて矢を放ちます。
的は中心から黄、赤、青、黒、白と色分けされており、中った場所により 10点、9点、7点、5点、3点が
つけられています。
24射 5中と的中数こそ少ないものの、9点、7点、5点2回、あと1本は忘れましたが中った場所としては
そう悪くないようでした。



 初めて遠的にチャレンジしたのは2年前。
狙いも引き方もすっかりリセットされており、まず狙いの高さを試行錯誤することからはじまったけれど、
飛んでけ~とばかりに全身が伸びる感覚があったのは、あれから少しは実力をつけてもらったということ
なのでしょうか。
低すぎて矢は落ちてばかりだった前半から休憩を挟み、後半で『ここやで!』というポイントを見つけた
ことで続けて3中。その後はスタミナ切れにより、伸びられなくなってしまって外れの連続、これは悔しい。
ちなみに、60mは遠すぎて私の視力では矢所が見えません。
残身で矢の方向がなんとなくわかる程度でしかなく、先輩が後ろで『9時、6時、あっ、惜しい!』と双眼鏡を
片手に実況してくれるのだけが頼りです。


  
 大会後はそのまま、打上げと言う名の飲み会へ。
串焼きうまい! 
ここで某先輩がおっしゃっていたことと併せ考えた結果、今の私に足りないものは根性。
つらくなっても引き続ける根性を、今後は養って行こうと思ってます。



 と言うことで、今朝は弓道稽古。
朝にいらっしゃる先生や先輩方への参段合格のご報告もしたかったので早起きして弓道場へ。

 伸びるためには、それなりのゆとりが必要なのだと思います。
土曜に引きすぎたせいですっかり伸びきってしまったゴム紐状態の筋肉では、そのゆとりがない。
当然理想的な伸びも得られず、馬手で離してしまい、矢は後ろに飛ぶばかり。 
参段合格のご報告をしたその場での、情けない射をお見せして恥ずかしい限りですが、2,3本はまともな
射をできたので、つまるところ気合が足りなかったのですね。
大三をとれない程に疲労してしまった時点で、的前稽古を自己終了し、それでもまだ時間があったので、
体配の稽古に切り替えです。



 またもや全身筋肉痛の週明けとなりそうですな。
温泉でのんびりしたいもんです。

腰痛を味方に付けた、弓道審査

2011-10-04 | 弓道、騎射、スポーツ

 ~遠征用の弓道バッグ。
 すっかり三毛猫にあ様のベッドと化していたのを借り受けて行ってきました。
 荷物をほどく間もなく、床に置いた瞬間飛び乗ってくる にあ様。
 貸してくれてありがとう、すぐ中身出しますから~



 日曜日に弓道の段級審査があり、参段認許いただきました(参段合格)。
こりゃもう周りの方々のおかげです。
ありがとうございます。
  


 週末は腰痛弓道。
実はとっくに慢性化していたらしい、1ヵ月前からの本格的な腰痛のせいで矢数はかけられず、
的前での稽古もままならず。
が、かえってそれが良質な稽古となっていたようです。

土曜の仕事が思いのほか長引き、みんなで行う体配稽古には間に合わなかったものの、残って
稽古していたら指導部長がマンツーでダメ出しくださり、これでかなり安心。
審査では特に見られるという、入退場・矢番え動作を重点的にみていただき、その後、五段の
先輩方からは射付節の位置についてもアドバイスいただきました。
カーボン矢を私は使っているので節がなく、マニキュアで印を付けているのです。

この日は6射3中もしくは8射4中。
何本引いたか忘れてしまいましたが、すべて乙矢(一度に2本引くうちの後の1本)が的中した半分け。
焦りも不安もない、平穏な審査前夜。



 日曜は早朝から審査会場へドライブ。
やけに和やかな開会式を終え、私の立順は5立目の大後(おち)。
一度に5人で入場して引くうちの、最後尾のポジションで、大後だけ退場時の足さばきが違うのです。
おもしろいもので、木曜、先生に『身体の固い人向け退場』を教わっているとき冗談で『大後なら
身体が固くても負担はかからないよね、よし、大後ってことにしよう』とおっしゃっていたのが本当に
そうなってしまった。
言ってみるもんです。



 そして今までの参段受審と決定的に違っていたのは、気持ちのあり方です。
これまでは焦り・不安が目だっていたのに対し、今回はなぜか落ち着いていて時間がゆっくり
感じられ、いざ入場してからも周りを感じる余裕があった。
2本の矢を射るうちの1本目、甲矢を11時方向に外しても『あれは離れでベタ押しになってしまった
からだ、次もこのままでいい』とそれが当たり前であるよう思えていた。



 多分、的中した乙矢はいわゆる良い出来だったのでしょう。
なぜなら私の場合、
1.引き分けがしんどい(弓はその時、矢を飛ばすエネルギーをためているから)
2.的は狙うけれど狙っていない
3.いつ矢が弓から離れていったか、はっきりわからない
4.矢が放たれた反動で身体が動かず(放心状態)、残身をとらざるをえない
と後で思い起こした時にはまず中っており、すごくいい感じだそうだから。
『だそう』というのは、自分でもどう引いていたかはっきり覚えていないからです。



 要である腰の使い方について、今回の腰痛がヒントになったかも。
災い転じて福となってくれたようです。
さて、11月は明治神宮の奉納射会。
流鏑馬見られるといいな。