12月22日は「冬至」で「旧暦十一月一日」です
明後日12月22日は二十四節気の一つ「冬至」で、そして、旧暦十一月一日です。
昔から、冬至を祝う風習がありましたが、とくに、旧暦十一月一日に当たると、「朔旦(さくたん)冬至」と言い、瑞祥(ずいしょう)(めでたいしるし)、とされ、宮中では祝宴が行われたといいます。
旧暦十一月は和風月名では「霜月(しもつき)」
名の由来については、字義どおり霜が降る月であるからとする説が有力ですが、異説もあり、「凋む(しぼむ)月」または「末の月(すえのつき)」が訛ったものと言う説もあり、
現代では「新嘗祭(にいなめさい)を初めとして民間にても新饗(にいあえ)す」とする説から、「食物月(おしものづき)」の略だとも言われます。
冬至については、毎年、新暦の12月22日頃で、天文学的には、太陽が黄経270度の点を通過する時をいいます。
太陽が南半球の最も遠い点(南緯23度27分)に行くので、北半球では太陽の高度が一年の内で一番低くなり、その為、昼が一年の内で一番短く、夜が一番長くなる日です、でも、「日の出」が最も遅い日は冬至の半月ほど後で、「日の入り」が最も早い日は冬至の半月ほど前です。
冬至は冬の季節の中間点で、旧暦(太陰太陽暦)の時代には、暦の計算の起算点として、最も重視されていたのですが、現在の太陽暦では春分点の方が重視されています。[現在の太陽暦がなぜ春分点を重視するのかについては、春分の日の項で、でも。(忘れなければ)]
この頃から、寒さもしだいに厳しくなり、年末にかけて本格的な冬が訪れるようになります。
粥を作ったり、こんにゃくやかぼちゃを食べたり、冷酒を飲む等、特定の食べ物を食べる風習が残されていたり、また、湯に柚子を入れて入浴すると、その冬は風邪もひかず、無病息災で過ごせるとも、言われています。