現代の町屋を提案する(有)インターハウス捷 伊藤捷治 住まいに係る話や・その時々の思いを綴っていきます

住まいに係る、色々な思いや、その時々に思った事を、取り留めもなく、綴ってみたい

中秋の月

2015年09月26日 09時42分26秒 | 暮らし 建築に関わる事

 

  9月27日は中秋の名月(芋名月)

  

 明日、9月27日は旧暦の八月十五日、満月・十五夜・望月です。

旧暦では七月・八月・九月が秋です、八月は真ん中の月で中秋、だから八月十五日は中秋の名月(芋名月)です。晴れると良いですね!でも今年の月齢の満月は旧暦八月十六日で、新暦9月28日になります。

 十五夜には、月にまつわる物を供えて、色々な事を月に祈ります、また、地方によっては綱引きをして豊作を占う等、さまざまな行事が有る様です。

 日本では昔から月と共に生活をしていたので、月を見ると、大方の日付が解り、日付から、大方の、月の形・月の出の時間・月の位置が解りました、月に関する限り旧暦は便利です。(季節もですが)

 日本人は満月に特別な感情が有った様で、かの「西行」さんも「願はくば、花の下にて我れ死なん、時は如月望月のころ」と詠んでいます、如月は旧暦二月、望月は十五日、新暦では3月中旬です、(因みに今年、昨年に潤月が有った影響で半月ほど遅く4月3日です)西行さんの頃には今より桜の開花時期が早かったのでしょう、と言う事は、今と同じ位、または、それ以上暖かかったのかもしれません、因みに桃山時代までの内法高は六尺(1820㎜)だった様です。昔の日本は暖かかったですね。[イギリスの学者さんがCO2が温暖化の原因説をでっち上げる為に1000年前の温暖期のデーターをどう消すか、メールでやりとりしていたのを、ハッカーにすっぱ抜かれて、データーの改竄とCO2原因説を捏造したと公表したのに、メディアは一度新聞の隅に小さな記事を掲載しただけで、その後この件についての記事を見る事はありません。(もうCO2削減がビジネスになっているからか?)]

 月見に関しては満月だけでなく、その前後で、十三夜、十六夜、その他、月の出を待つ楽しみ(遊び)が有った様です、満月は日没と同時刻が月の出です、その後、月の出は毎日50分ずつ遅くなります、それで、「立待」「居待」「寝待」等、月の出を待つのにも名前が有り、当時の人々(特に女性)は月の出を「月待」として楽しんだようで、浮世絵に「二十六夜待ちの図」として、女の子が三人で遊んで居る絵があります、二十六夜と言えば月の出は早朝です、女の子同士で夜通し遊ぶ事が、それはほど珍しい事では無かったようです、昔は今より、もっと、もっと、おおらかだったようですね。


秋分の日

2015年09月22日 17時18分38秒 | 暮らし 建築に関わる事

      9月23日は秋分の日です

 

   明日9月23日は二十四節気の一つ秋分です、旧暦八月、酉(とり)の月の正節で、新暦の9月23日頃です、天文学的には、太陽が黄経180度の秋分点を通過する時を言います、秋分点とは黄道と赤道が交わる点の内、太陽が赤道の北から南へ横切る点を言います。

太陽は真東から昇り、真西に沈みます、春分と同じで、昼と夜の長さがほぼ等しく、ただ、秋分の日と春分の日の気温を比べてみると、平均気温は秋分の日の方が10度以上も高くなっています、夏の暑さがまだ残っているからです。

この日は、秋の彼岸(9月20日~26日)の中日で先祖を敬い、亡くなった人の御霊を偲ぶ日です。本来、彼岸とは七日間にわたって行われる法会(彼岸会)のことで、平安時代に始まったと言われ、日本独自の風習に仏教行事が結びついたものと言われます。

また、この日は、太陽が真西に沈むので、仏教の西方浄土説と関係が有ると言われたり、昼と夜の長さが同じになる日なので、仏教で尊ぶ中道の精神に合うからだとか言われたりします。

彼岸の頃になると、暑さ、寒さもようやく峠を越えて、「暑さ、寒さも彼岸まで」言われる言葉どおり、随分しのぎやすくなります。

なお、「彼岸」と言う名称は、仏典の「波羅蜜多(はらみつた)」と言う梵語を漢訳した「到彼岸」と言う語に由来するそうです。

 

草叢で集く(すだく)虫の音(ね)に秋の深まりを感じ、聞き入る日々ですが、玄関ドアから、かすかに聞こえる虫の音が、寝室の片引き戸の下のスリット(24時間換気用)を通して入って来る、その虫の音が気になって眠れないと言う方が居られます、音に限らず、光(明るさ)、気温(暑さ寒さ)、匂い(自分には良い香りで癒しになっても、その匂いを地獄と感じる誰かが居ます)等、五感に係る事でも、気になるか、気にならないか、耐えられるか、耐えられないか、人それぞれ皆、感じ方は違います。


やまと絵と水墨画展

2015年09月21日 22時30分48秒 | 暮らし 建築に関わる事
出光美術館(門司)のご案内です、現在「出光美術館」は改築中なので、「旧大阪商船の2階 特別展示室」 にて開催中です。
今回は「やまと絵と水墨画」で、9月18日~11月8日です。
門司港レトロの観光と兼ねてぜひどうぞ。

明日は八朔です

2015年09月12日 22時14分40秒 | 日記

    9月13日は旧暦八月一日 八朔(はっさく)です

 

  明日9月13日は旧暦八月一日(八朔)です。

八月の和風月名は「葉月(はづき)」葉月の由来ついては木の葉が黄葉して落ちる月、「葉落ち月」が「葉月」に訛ったものであると言う説、また、稲穂の「発月(はりづき)」の意からきたと言う説もあります、また、南方より吹く「ぐ風」(台風のこと)の多い月と言うことから、「南風月(はえずき)」の転化ではと言う説もあり、日本書紀にこの言葉を記した一例があると言う説があるようです。

 旧暦では、七月・八月・九月が秋です、八月は真ん中なので「仲秋」です、だから、八月十五日(新暦9月27日)は「仲秋の名月」です、また、別名「芋名月」とも言われます。今年は月齢の十五夜(満月)は八月十六日です、でも、暦の上の「仲秋の名月」は八月十五日(新暦9月13日)です。

 「八朔(はっさく)」とは旧暦八月朔日(ついたち)の呼び名で(朔は“ついたち”の意味)古くは、稲の取り入れに因んで、この日に身分の上下なく、それぞれ贈り物をする風習があったようです。江戸時代には、徳川家康の江戸入城が天正十八年八月朔日(勿論、旧暦です)だったことから、幕府の重要な式日となり、諸大名や直参旗本が正装して、将軍家へ祝いの詞を申し述べる行事が行われたそうです。

 また、「八朔」は旧暦八月一日頃に吹く強い風の事も言い、農家にとって、二百十日・二百二十日と共に、三大厄日として、収穫前の稲の大敵として、恐れられたと云います。

 旧暦の上では、いよいよ秋のなかばですが、今年は日本各地の神様が非常にお怒りの様です、はやく、怒りを収めて頂きたいものです。


三木さま「文台」の件

2015年09月08日 20時43分47秒 | 日記

三木様

お尋ねの「文台」は個人の所有です、このブログを投稿する時に所在を出して良いか確認したのですが、

いろいろ訪ねてこられても、対応に困るので、どこかは、伏せておいて欲しいと言われています。

 

 

 


二十四節気 お白露

2015年09月07日 11時32分23秒 | 日記

 

    9月8日は二十四節気の一つ「白露(はくろ)」です

  明日9月8日は二十四節気の一つ「白露」で、「白露」は旧暦七月、申(さる)の月の節気で、新暦の9月7日か8日頃です、天文学的には、太陽が黄経165度の点を通過する時をいいます。あと十五日すると、「秋分の日」です。

  白露は「しらつゆ」の意味で、この頃になると、秋気が本格的に加わり、草の葉に宿る“しらつゆ”に、秋の趣を感じる頃です。晴れていれば、露天の駐車場に止めている、車には朝びっしり朝露(しらつゆ)が付いています。

  秋の草の葉に宿る露を、なぜ「“白”露」と言うのか? 陰陽五行説では、秋は「木・火・土・金・水」の「金」に当たり色は「白」、だから、秋は「白秋」秋の草の葉に宿る露は“しらつゆ”「白露」です。

色々な行事・物・事・言葉に五行説との係わりが深いものが、多くあります。因みに、「木が春」「火が夏」「金が秋」「水が冬」色については「木が青(緑)」「火が赤」「土が黄」「金が白」「水が黒」(色の三原色に無彩色の白と黒を加えた五色です)。

季節の色は、青春・朱夏・白秋・玄冬(朱は赤、玄は黒の意味)残りの黄色は、各季節の終わりに割り振られている18日間の「土用(土)」の色になりますが、「土用」に色名を付けて呼ぶことはないようです。


9月5日は下弦の月

2015年09月02日 22時36分06秒 | 暮らし 建築に関わる事

  9月5日は旧暦七月二十三日、下弦の月です

 

 新暦9月5日は旧暦の七月二十二日「下弦の月」に当たります、朝早ければ、西の空に、有明月が薄っすらと、浮かんでいると思います、弦を斜め下にした月「下弦の月」が。

 「下弦の月」の二日前(9月3日)は、交通事故(人身事故で被害者がケガはしたけれど、死亡には至らなかった事故)の発生のピーク現れる日です。これは、全国の高速道路警察隊から集めた、10年間、600万件のデーターを、事故の発生日と月齢との関係を調査した結果です。学術的根拠とは言えないかもしれませんが、データー解析の結果です。

 月の引力が最も小さくなる「下弦の月」(半月)には、緊張状態が緩み、精神的に弛緩して、注意力が散漫になるのではないかと言われ、それにより、うっかり運転による人身事故が多くなるのだと、思われます。26日は意識的に緊張感を持って、運転しましょう。車に限らず、何事にも緊張感を。

  毎度になりますが、満月(8月30日)から新月(9月13日)までが、ダイエットの効果が高い時だといわれます。


二百十日

2015年09月01日 22時07分25秒 | 暮らし 建築に関わる事

 

     9月1日は二百十日です

 今日9月1日は「二百十日」です、「二百十日」は立春から数えて二百十日目に当たる日を言い、新暦の9月1日頃です。

台風の襲来を警戒しなければならない日として、旧暦の暦には暦注として書かれています、昔から八朔(旧暦八月一日)や二百二十日と共に三大「荒日(あれび)(天候の悪い日)」として恐れられてきました。(今年は大丈夫そうですが)

八十八夜・入梅と共に永年の経験に基づいて貞享暦から暦注として記載されています(八十八夜・入梅と共に日本独特の雑節です)。