現代の町屋を提案する(有)インターハウス捷 伊藤捷治 住まいに係る話や・その時々の思いを綴っていきます

住まいに係る、色々な思いや、その時々に思った事を、取り留めもなく、綴ってみたい

桜が満開

2014年03月31日 21時23分47秒 | 日記
桜が満開
 
庭に一本ある桜が満開です、植えて5年になりますが、満開は初めてです(去年は少ししか咲きませんでした)、今年は花見が出来そうです。
一口に花見と言っても、花見には色々な花の花見が有りますが、なぜ、桜の花見だけが、花の下で宴会を行うのか? その一説です
「さくら」の「さ」は「早乙女」など「はやい」の意味の「早(さ)」、「くら」は「いる」「ある」の敬語の「座(くら)」ようは、「桜」は「早座(さくら)」であり、冬の間、山に帰っていた、「田の神」が、春になり、山を下りて最初に宿る依代(よりしろ)が「早座(さくら)(桜)」、だから、「早座(桜)」に花が咲いたと言う事は、そこに「田の神」が宿ったと言う事、神様がお見えになったと言う事は、春の農作業を始められると言う事、その為、神に供え物をして、その御下がりを神様と一緒に皆で飲食する、それが、花見の原型です、神事の後で神と共に飲食する、この慣わしの一つが、地鎮祭での直会(なおらい)。
でも、一般人達が、今の様に桜の下で宴会をする様になったのは、江戸幕府が庶民の娯楽の為に、各所に桜を植え、その下での飲食を奨励し、また、幕府が資金を出して、演芸や色々な演出の出し物を行って、花見を盛り上げたから、幕府(他の諸藩も)は、の庶民の娯楽や祭りに随分気を使って便宜をはかっていたようです、庶民の不平不満の転換の意味も有ったとは思いますが。同じ様に権力者が庶民の娯楽を考えるにしても、ローマの皇帝がコロセウムで行わせた人対猛獣や人対人の闘技と比べると、随分と、「のどか」なものです。

3月31日は旧暦三月一日

2014年03月29日 23時07分09秒 | 日記
3月31日は旧暦三月一日

3月31日は旧暦の三月一日です、旧暦三月の和風月名は「弥生(やよい)」その月名の由来は、古くから木草弥生い(きくさいやおい)茂る月、つまり、草木がいよいよ生い茂る月の意味で、「きくさいやおいずき」が詰まってヤヨイとなったという説が有力で、これについての異説はあまりありません。
旧暦の三月は春の終わり「晩春」です、三月には桃の節句を始め色々な行事があります、行事ではないのですが、三月二十四日は平家が壇ノ浦で源氏に大敗して滅亡した日でもあります、その時、八歳の安徳天皇は祖母の二位尼(平清盛の妻)に抱かれて「入水」したと言われています、しかし、北九州市小倉南区隠れ蓑の伝説では、「入水」したと見せかけて、九州に逃れ、一生を終えたと言われています。伝説によると、源氏の追っ手に追われた安徳天皇を村人が、藁を上から被せ急製の蓑の様にして匿い通し、天皇は村の娘と一緒になり一生を平穏に送ったと伝えています。安徳天皇陵もちゃんと有ります。
だから、今の地名を「隠れ蓑」言い、今でも12月中旬頃に「シビ掛け祭り」と言いって、幼い子供に藁を掛けて、子供の安寧を願うそんな祭りがあります。

伝説については、大分前の事なので記憶違いがあるかも?
写真は和布刈り神社から見た壇ノ浦

3月21日は「春分の日」

2014年03月19日 22時50分19秒 | 日記
3月21日は二十四節季の一つ「春分(しゅんぶん)」です

3月21日は二十四節季の一つ「春分」です。旧暦二月、卯の月の中気で新暦3月21日頃です。天文学的には、太陽が黄経0度(春分点)の点を通過する時をいいます。
皆さんもご存知の様に、この日は、太陽は真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ等しくなる日です、(しかし、実際には、光の屈折現象の為、昼のほうがやや長いようです)。この日から昼が少しずつ長くなり、夜が短くなります。
また、この日を春の彼岸の中日と言い、祝日の一つの「春分の日」となっています、因みに、彼岸は中日(春分の日)の前後3日の計7日で、今年は3月18日から3月24日です。
なお、春分点は、天球上で黄道と赤道が交わる二つの内、太陽が赤道の南から北に向かって横切る点の事で、赤経・黄経の原点となっています。

参考にした文献
 現代こよみ読み解き事典
 太陰太陽暦カレンダー

海岸が汚れる季節

2014年03月16日 22時20分06秒 | 日記
海岸の汚れる季節

また海岸の汚れる季節が来ました、釣り上げられた甲イカの墨です、一年かけて雨がやっと洗い流して、きれいになっていたのに、こんな汚れでいっぱいになります、一度も洗い流しているのを見た事が有りません、(洗った跡も) 自分が楽しむ為に他の生き物の命を、縮めるのだから、後始末と「殺生をしている」、の気持ちくらいは持って欲しいものです。
ここは、遊歩道で「迷惑行為防止活動推進地区」で「つり禁止」です、時々、高学年の小学生を連れた、お父さんが、「つり禁止」看板の前で釣って居ます、この子はどんな人に育つのですかね!

菜の花にはまだ間が有りますが「月は東に陽は西に」でも、本当は、月の出は日没の15分くらい、後です。月は旧暦十七日ですが、月齢は満月です。



門司の歴史遺産

2014年03月14日 20時25分28秒 | 日記
門司の歴史遺産

門司の歴史遺産、「猿喰新田(さるはみしんでん)の潮抜き穴跡」です。
江戸時代中期(1757~1759年)に猿喰湾を閉め切り、33ha(330.000㎡)の新田を開作した、堤防の水抜き穴の遺跡です、詳しくは、1枚目の説明板をお読み下さい。
2枚目 潮抜き穴の新田側、水の入り口 ・3枚目 右は現在の水門 ・4枚目 堤防海側の水門の構造物 ・5枚目 右側水門 6枚目 左側水門(左向うの水面は現在の海面です、撮影した時は、小潮とは言え満潮です、水門より3m以上下です、と言う事は、江戸時代は海面が今よりずいぶん高かった様です、江戸時代は今よりずっと寒かったはずですが) ・7枚目 水門からの暗渠の出口 ・8枚目 左側出口 ・9枚目 右側出口 ・10枚目 右側暗渠の内部 ・11枚目 現在の猿喰新田



公開フォラム「伝統的木造住宅と省エネルギー」

2014年03月13日 21時20分18秒 | 日記
明後日の15日(土)に東京大学で「伝統的木造住宅と省エネルギー」の公開フォラムがあります。250席が満席の様で、錚々たる人達のお話しが楽しみです、交流会も、また、A4で100枚を超える資料も頂ける様なので、少しずつ書いていきたいと思います、時間がかかるとは思いますが。

ヒートショックについて考える

2014年03月09日 22時44分55秒 | 日記
浴室のヒートショックについて考える

だいぶ前になりますが、朝のテレビをちらっと見ていたら、浴室での一年間の死者が14000人を超える事を話題にしていました。(因みに交通事故での死者は、4000人台)お医者さん?が出てきて、浴室の暖め方や色々な注意事項を説明していました。
浴室での一年間の死者が14000人と聞いて、おや、と思った人も居るかとおもいますがそうです、2010年の厚労省の人口動態統計の「家庭内の(家庭は文字通り、家と庭です)不慮の事故死」によると、不慮の事故死の数が14249人、その中で「浴槽内での溺死、溺水、その他の溺死、溺水」の数が4340人(30.5パーセント)となっています。
しかし、浴室での不慮の死の内、かなりの数が病死となっているのではと、東京消防庁と東京都監察医務局による実態調査で、入浴に起因した救急隊の出動では、「急病」と分類されたものが「事故死」とされたものより多い、そこで、浴槽での「溺死」と言う概念では、実態を必ずしも正確にはとらえられず、「病死」に扱われるものも含め「入浴中の急死」と言う概念で捉えるべきとし、その概念で推定すると、1990年の全国の「入浴中の急死」の数は「浴槽内での溺死」(2972人)の4.8倍に相当する1万4千人にもなる言うことです。この推定で計算すると、2010年では全国でおよそ1万9千人が入浴中に急死しているものと見積もられるとのことです。
そこで、「高齢者の浴槽内での溺死率の高い(低い)都道府県を見てみると(男女では多少の差があるが、どちらかが順位の高い(低い)方を採用しています)。
高い方からでは、・福岡県・富山県・福井県・和歌山県・兵庫県・神奈川県・新潟県・
秋田県・山形県 低い方からでは、・沖縄県・京都府・青森県・山口県・埼玉県・栃木県・千葉県・北海道・宮崎県(これは、人口動態統計の数値に色々な数、割合を勘案して、推測値を算出した、2003~2005年の平均値だそうです)。
 これからおおざっぱに言えるのは、暖かい地域が低く、寒い地域が高いと言う事だと思います、福岡がなぜだか一番たかいのですが、北海道・青森が低いのは外気温が非常低いので、室温を高くしているからかと思われます、(全国でも北海道の室温が一番高いと言われています)。
 一例の調査結果として、山形県の庄内保健所が調査した、平成21年11月から22年10月の一年間に管内で発生した入浴事故の件数は194件で、内、死亡は42件だったそうですが、11月から4月の半年間では128件(66%)、死亡30名(71%)で冬場に多く起こっています。11月から4月の日平均気温(酒田市)が10℃以下で、5月から10月は14.7℃以上であり、実際に入浴事故の起こった日の最低気温を調べると、最低気温が10℃以上だった日(171日)の内、事故が発生したのは48日(28%)なのに対して、最低気温10℃未満の日(194日)で事故の発生した日数は95日(49%)でした。外気温が即、室温と言う事では無いとはお思いますが、一つの指標かと思います。            「浴室内での不慮の事故」の一番の外的要因は「寒い浴室・熱いお湯」、と言う事です、その温度差による影響(ヒートショック)により、内的要因よる意識障害が起き、事故に至ると考えられます。
[ 上記は、国立保健医療科学院 統括研究官 鈴木 晃氏の「建築と健康(6)」を参考(要約?)にしたものです。]

 「ヒートショック(温度差による影響)」とは、どのくらいの温度差だと起こるのですか、それとも、日平均気温が何度か以下なら起こるのですか、「寒い浴室」とは何度より低いと「寒い浴室」なのでしょうか、それとも、「寒い浴室」とは「浴室・脱衣室」と「居間等の他部屋」との温度差が大きいと「寒い浴室」ですか、もしそうなら、「大きい温度差」とは何度以上ですか、浴槽のお湯の温度は、38℃~42℃位だから、「浴室・脱衣室」の「室温は何度」以上必要なのでしょうか、その「温度」は季節に関係は無いのでしょうか、その危険範囲が解れば対処の方法はいくつか有ると思います。ただ対処にしても、新築か、既存か、既存にしても、5年前の建物か、10年前か、20年前か、40年前か、60年前か、建物全体を暖かくするか、浴室・脱衣室だけを暖かくするか、そのための暖房方式はなににするか、既存建物の断熱は? 許容範囲の性能なら良いが、断熱性能が劣っている時に、ヒートショックを軽減する為に、そして、なにより、省エネの為に、一度、家を裸にしてまで断熱性能を上げるのか、それとも、何もしないで少しの時間だけ暖房するか、それぞれに適した考え方は、あると思うのですが。




3月6日は「啓蟄」

2014年03月04日 16時41分02秒 | 日記
3月6日は二十四節季の一つ「啓蟄(けいちつ)」

3月6日は二十四節季の一つ「啓蟄」です。*二十四節季は太陽暦です
旧暦正月、寅の月の中気で、新暦3月の5日か6日頃で、立春から15日目に当たります。天文学的には、太陽が黄経345度の点を通過する時をいいます。
この頃になると、土の中で冬ごもりをしていた、色々な虫が穴を啓(ひら)いて地上に這い出してくると言うところから「啓蟄」と言われます。因みに、「蟄(ちつ)」は「ちゅう」の慣用読みで、虫などが土の中に隠れていると言う意味です。まだまだ、寒さは続いていますが、陽の光のなかに春を強く感じる様になるころです。




門司港の建物 [ 11 ]

2014年03月03日 21時49分55秒 | 日記
門司港の建物  その11

門司港の建物11棟目は「旧門司税関」です。明治45年に二代目の庁舎として建設され、昭和2年まで使われて、その後民間に売却されて倉庫として使用されていました。
平成7年にレトロ事業の一つとして改修され、建設当時の姿を取り戻しています。
1階には税関広報展示室(入場無料)が有り、税関業務の概要や過去の麻薬・覚醒剤などの密輸手口、コピー商品やワシントン条約該当物品等、輸入してはいけない物品や、輸入規制のある物品の常設展示などをしています。
「門司港の建物」は、取り敢えず、めぼしい建物は終わった様に思うので、これで、一段落とします
1枚目 全景 ・2枚目 説明板 ・3枚目 正面 ・4枚目 正面玄関 ・5枚目 北東角 ・6枚目 西側 ・7枚目 裏側(南) ・8枚目 南西角 ・9枚目~12枚目 南側
13枚目~15枚目 西側