マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

2016-08-17 16:31:41 | 映画ー劇場鑑賞

ーアリス・イン・ワンダーランド/時間の旅ーALICE THROUGH THE LOOKING GLASS

2016年 アメリカ 113

監督=ジェームズ・ボビン キャスト=ジョニー・デップ (マッドハッター) アン・ハサウェイ (白の女王(ミラーナ)) ミア・ワシコウスカ (アリス) リス・エヴァンス (ザニック) ヘレナ・ボナム・カーター(赤の女王(イラスベス)) サシャ・バロン・コーエン(タイム) アラン・リックマン(アブソレム) スティーブン・フライ(チェシャ猫) マイケル・シーン(白ウサギ) ティモシー・スポール(ベイヤード) マット・ルーカス(トウィードルダム/トウィードルディー)

 

【解説】

「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をモチーフにした前作の続編で、アリスが時間の旅に出るファンタジーアドベンチャー。帰らぬ家族をひたすら待っているマッドハッターを助けるべく、アリスが時をさかのぼり奮闘する姿を活写。前作の監督ティム・バートンが製作を務め、『ザ・マペッツ』シリーズなどのジェームズ・ボビンがメガホンを取る。ミア・ワシコウスカやジョニー・デップなど前作のキャストが続投し、時間を司るタイムを、『ブルーノ』などのサシャ・バロン・コーエンが演じる。アリスをはじめチェシャ猫など人気キャラクターによる新しい物語に期待。

 

【あらすじ】

ワンダー号での3年に及ぶ船旅からロンドンに帰郷した後、青い蝶アブソレムにマッドハッター(ジョニー・デップ)のことを聞いたアリス(ミア・ワシコウスカ)。マッドハッターは、ワンダーランドで死んだ家族の帰りを待っていたのだ。ワンダーランドに着いたアリスは、白の女王(アン・ハサウェイ)たちから頼まれ、マッドハッターの家族をよみがえらせるべく、過去を変えようとする。時間の番人タイム(サシャ・バロン・コーエン)から時間をコントロールできるクロノスフィアを盗み、時間をさかのぼったアリスだったが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「鏡の国のアリス」をモチーフにしているようですが、内容は前回同様全く違います。

前回の続編。

登場人物が同じなので説明部分が省かれて、ストーリーの進み方がスビーディーで、面白かったですよ。

私は前作よりもかなり面白かったです。

 

アリス、前作の終わりに貿易船で世界の海に出て行くと啖呵を切っていて、私はそれは無理だろうと呆れていましたが、本当に彼女、貿易船の船長になっていました。

これはすごい!!

  アリスの勇ましい船長姿

しかし、陸に上がってみると、船を売らないと屋敷をとられる事態に。

母にも説得され、船を売る決心をしたところに、不思議の国から蝶になったアブソレム(アラン・リックマン)が来て、マッドハッター(ジョニー・デップ)が危篤だとの知らせた。

アリスは鏡を通って、再び不思議の国へと導かれていった。

 

ハッターが苦しんでいるのはジャバウォーキーの日に亡くなった家族のこと。

家族はきっと生きているので探して欲しいと言う。

  不思議の国の時を司るタイム

アリスは時を司るタイムの屋敷に忍び込み、時を操るクロノスフィアを手に入れてジャバウォーキーの日に戻ると、ハッターの家族は死んではおらず、赤の女王に囚われていることがわかった。

  赤の女王

赤の女王と白の女王の確執の原因もわかり、最後にはアリスの活躍でめでしめでたしとなります。

  白の女王(左)

タイムパラドックスのお話で、このアリスの冒険物語は家族みんなで楽しめると思います。

 

アラン・リックマンの最後の作品になってしまったようです。

惜しい俳優さんが、また一人いなくなりましたね。

残念です。

「ハリー・ポッターシリーズ」見直したくなりました。

 

ジョニー・デップのマッドハッター、一段と強力な出で立ちでした。

  マッドハッター

ジョニーといえば、アンバーとの離婚のめどが立ったとのニュース。

よかったですね。

これ以上泥沼になっても、誰も得をしないものね。

 

さあ問題が解決して、心機一転のジョニーのこれからに期待しましょう。

 

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オデッセイ

2016-08-17 16:29:26 | 映画ーDVD

ーオデッセイーTHE MARTIAN

2015年 アメリカ 142

監督=リドリー・スコット キャスト=マット・デイモン (マーク・ワトニー) ジェシカ・チャステイン (メリッサ・ルイス) クリステン・ウィグ (アニー・モントローズ) ジェフ・ダニエルズ (テディ・サンダース) マイケル・ペーニャ(リック・マルティネス) ケイト・マーラ(ベス・ヨハンセン) ショーン・ビーン(ミッチ・ヘンダーソン) キウェテル・イジョフォー(ビンセント・カプーア)

 

【解説】

『グラディエーター』などのリドリー・スコットがメガホンを取り、『ボーン』シリーズなどのマット・デイモンが火星に取り残された宇宙飛行士を演じるSFアドベンチャー。火星で死亡したと思われた宇宙飛行士が実は生きていることが発覚、主人公の必死のサバイバルと彼を助けようとするNASAや乗組員たちの奮闘が描かれる。共演は、『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインや『LIFE!/ライフ』などのクリステン・ウィグなど。スコット監督による壮大なビジュアルや感動的なストーリーに注目。

 

【あらすじ】

火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

火星の有人探索チームは、突然嵐に襲われた。

作業していた場所から宇宙船に退避する途中でマーク・ワトニー(マット・デイモン)は壊れて飛んできた器具にぶつかり飛ばされてしまった。

生命反応もなく、嵐が益々ひどくなって、マークが死んでしまったと結論づけたチームは地球への帰途につく。

 

しかし、マークは死んでいなかった。

だが、宇宙服が破損して生命の危機に瀕していた。

なんとか自力で基地にたどり着いたが、次の火星探査計画までの食料はなく、自分が生きていることを地球に知らせる術もなかった。

 

「もう宇宙ものはいいか」という考えで、劇場で見なかったのですが、サバイバル映画としてとてもよくできていると思いました。

マット・デイモンの名演技で、あまり深刻にならずに楽しく見られました。

 

水も空気も食べ物も通信手段もない火星で、いかに生き延びるか。

絶望的な状態でも、究極のポジティブシンキングで生きる道を探すワトニーに共感しました。

水を作り、土を作り、じゃがいも畑を作っちゃうなんて、すごいです。

 

また、彼の生存を技術力で知ることができたNASAの涙ぐましい努力も良かったです。

この双方の努力が実を結ぶ時、彼の帰還が現実味を帯びてきます。

 

最後の最後に中国資本に助けられるというストーリー。

なんだかなあ、と思いましたが、ハリウッドも中国資本を頼っていることを思えば、時代の流れかなあ。

 

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君がいた夏

2016-08-17 16:26:02 | 映画ーDVD

ー君がいた夏ーSTEALING HOME

1988年 アメリカ 99

 

監督=スティーブン・カンプマン、ウィル・アルディス キャスト=ジョディ・フォスター、マーク・ハーモン、ハロルド・ライミス、ブレア・ブラウン

 

【解説】

うだつのあがらないプロ野球選手が回想する、高校時代のある夏のほろ苦い恋の物語。ちょっと大人びた年上の女性と純情な少年の心の交流が、美しく切なく描かれている。肩の力を抜いたゆったりとした演出と、年上の女性をナチュラルに表現したJ・フォスターの演技が感動的。ラストが泣ける。(allcimnema ONLINE)

 

【感想】

原題「STEALING HOME」=ホームスチールが示すように、主人公はプロ野球選手。

 

一流選手にはなれなかった。

今は酒浸りで自堕落な生活を送っている。

そこへ、幼なじみの女性が自殺したという知らせが入る。

しかも、彼女は両親の墓には入らず、彼にどこに眠るか決めて欲しいと遺言を残した。

なぜ、自分に?

衝撃を受けた彼は、ホームスチールから始まった自分の野球人生を振り返る。

人生の分岐点となった彼女と過ごした青春の一夏を思い出し、思い出の海を訪ねる。

そして、彼女の気持ちがわかった時、人生を再び建て直して1歩踏み出す勇気を蘇らせた。

 

アメリカお得意の青春映画。

若いジョディ・フォスターがまぶしいくらいキラキラした女性を演じています。

 

夏の終わりに、こんな映画もいいですね。

 

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レジェンド狂気の美学

2016-08-08 10:25:24 | 映画ー劇場鑑賞

ーレジェンド狂気の美学ーLEGEND

2015年 イギリス/フランス 131

監督=ブライアン・ヘルゲランド キャスト=トム・ハーディ (レジー・クレイ/ロン・クレイ) エミリー・ブラウニング (フランシス・シェイ) デヴィッド・シューリス (レズリー・ペイン) ダフィー (ティミ・ユーロ)

 

【解説】

1960年代のイギリス・ロンドンで暗躍した実在の双子のギャングを、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのトム・ハーディが一人二役で演じるクライムサスペンス。裏社会のみならず有力者ともつながりを持ったクレイ兄弟が、その名をとどろかせながらも次第に破たんしていくさまを映し出す。メガホンを取るのは、『L.A.コンフィデンシャル』の脚本などを手掛けたブライアン・ヘルゲランド。共演はエミリー・ブラウニングやのタロン・エガートン。伝説の双子ギャングを演じ分けるトムの演技力に脱帽。

 

【あらすじ】

1960年代初頭のロンドン。双子のギャング、レジー・クレイ(トム・ハーディ)とロン・クレイ(トム・ハーディ)は暴力で街を支配し、有力者やセレブリティーとも親しく、権力をほしいままにしていた。やがてレジーはフランシス(エミリー・ブラウニング)と結婚し、ナイトクラブの経営に重点を置くようになる。しかし、組織内の争いやロニーの破滅的な行動により彼らの栄華に陰りが見え始める。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

クレイ兄弟のことは知らなかったけど、実在したイギリス・ロンドンのギャングだそうです。

その双子を、脂ののった俳優のトム・ハーディが演じています。

頭がよくスマートで明るいレジーと、情緒不安定でゲイのロン。

 

警察に目をつけられながらも、着々と勢力を拡大し、ロンドンの裏社会を牛耳っていく双子の兄弟。

 

レジーは部下の姉であるフランシス(エミリー・ブラウニング)が好きになり、結婚します。

「君のためならギャングはやめる」なんて永遠の愛を使いながら、本心はまるで違っています。

 

温和に見えるレジーと、見るからに凶悪なロン。

でも、実際はどちらが怖いか…。

いえいえ、二人は一人。

まるでドッペルゲンガーのようでした。

 

一昨年は「オン・ザ・ハイウェイ」で一人芝居に挑戦したトム、今年は一人二役。

「レヴェナント」でも強烈な悪役を演じ、ディカプリオの主人公を引き立てましたが、まだまだ彼の演技から目が離せまんね。

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ハッピーエンドの選び方

2016-08-08 10:20:27 | 映画ーDVD

ーハッピーエンドの選び方ーMITA TOVA/THE FAREWELL PARTY

2014年 イスラエル 93

監督・脚本=シャロン・マイモン、タル・グラニット キャスト=ゼーヴ・リヴァシュ (ヨヘスケル) レヴァーナ・フィンケルシュタイン (レバーナ)  アリサ・ローゼン (ヤナ) イラン・ダール (ドクター・ダニエル)

 

【解説】

71回ベネチア国際映画祭ベニス・デイズ BNL観客賞などを受賞した、人生の終盤に差し掛かった老人たちの最期の選択に迫るヒューマンドラマ。監督の実体験をベースに、命尽きる瞬間まで自分らしく生きようとする人々の姿をユーモアを交えて映す。ベテラン俳優のゼーブ・リバシュとレバーナ・フィンケルシュタインが夫婦役で出演。死に直面しながらもポジティブに生きる主人公たちの姿に勇気と元気をもらう。

 

【感想】

発明が好きなヨヘスケル(ゼーブ・リバシュ)は、妻のレバーナ(レバーナ・フィンケルシュタイン)と共にエルサレムの老人ホームに住んでいる。ある日、彼は死の床にある親友マックスに、何とか自らの意志で穏やかな最期を迎えられる装置を発明してほしいと頼み込まれる。人のいいヨヘスケルはレバーナの反対にも耳を貸さず、新たな発明に挑む。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

老人ホームで暮しているヨヘスケル(ゼーブ・リバシュ)と妻のレバーナ(レバーナ・フィンケルシュタイン)。

一人娘の孫を預かったり、ホームの友達に神様のマネをして電話で励ましたり、明るく暮らしている。

しかし、親友のヤナ(アリサ・ローゼン)の夫マックスに死が間近に訪れていた。

苦しむマックスと、それを見るのが耐えられないヤナ。

 

ヨヘスケルとレバーナはヤナが自殺しようとしているのを止める。

苦しみを打ち明けるヤナ。

マックスも安楽死を願っていた。

 

ヨヘスケルは同じホームに暮す医師(医師は医師でも獣医師)から安楽死に必要な薬をもらい、安楽死装置を発明した。

 

反対するレバーナには内緒で、元警官も仲間に加えてマックスにその装置を使わせた。

秘密のはずが、ホームでも噂になり、ある男につきまとわれる。

男は癌末期の妻に安楽死装置を使いたいと言う。

 

☆ネタバレ

イスラエルでも、安楽死は殺人になります。

ヨヘスケルが発明した装置は、死にたい人が自分でスイッチを入れるものですが、それでも自殺幇助になるでしょう。

 

レバーナは激しく反対しますが、レバーナ自身は思い認知症にかかっていて、ついには安楽死装置を望むようになります。

そうなると、一番抵抗するのがヨヘスケル。

愛する妻を失いたくはありません。

 

生きるのも死ぬのも、人生の大問題です。

私はレバーナの結論に絶対反対ですが、当人になればどんな判断をするか、難しいと思いました。

 

老いと死、人類永遠のテーマを、ハートウォーミングに描いて秀作です。

 
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完全なるチェックメイト

2016-08-08 10:16:55 | 映画ーDVD

ー完全なるチェックメイトーPAWN SACRIFICE

2015年 アメリカ 115

監督=エドワード・ズウィック キャスト=トビー・マグワイア (ボビー・フィッシャー) ピーター・サースガード (神父ビル・ロンバーディ) リーヴ・シュレイバー (ボリス・スパスキー) マイケル・スタールバーグ (ポール・マーシャル)

 

【解説】

『マイ・ブラザー』などのトビー・マグワイアが実在の天才チェスプレイヤー、故ボビー・フィッシャーを怪演した白熱の心理ドラマ。米ソの冷戦時代、盤上での代理戦争を死にものぐるいで戦ったアメリカの奇才対ソ連チャンピオンの手に汗握る対戦を活写する。貫録ある世紀のライバルを『ラスト・デイズ・オン・マーズ』などのリーヴ・シュレイバーが熱演。変わり者の奇才の波瀾(はらん)万丈の人生と、緊張感あふれる頭脳戦に手に汗握る。

 

【あらすじ】

1972年、アイスランドで行われたチェス世界選手権で、ボビー・フィッシャー(トビー・マグワイア)とボリス・スパスキー(リーヴ・シュレイバー)が対戦する。長きにわたりソ連がタイトルを持ち続けてきたが、史上初のアメリカ人挑戦者が誕生。若き天才の登場に世界中が注目する中、ボビーは第2局に出現することなく不戦敗となり……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

これは実話らしいです。

映画の最後にご本人の映像が出てきました。

それにしても変人ですよ、このボビー・フィッシャー(トビー・マグワイア)。

 

幼いときからチェスに夢中で、チェスに心血を注いで精進してきたボビー・フィッシャー。

チェス界に彗星のごとく現れ、当時冷戦状態だったソ連の選手ボリス・スパスキー(リーヴ・シュレイバー)と対戦する。

 

1972年、アイスランドで行われたこの試合の第1戦に、ボビーは現れず不戦敗。

さらに第2戦以降について、場所や環境にクレームをつけ、会場も替えさせて行った。

対戦相手のスパスキーの人格者ぶりが対照的です。

果たして、この世紀の勝負の行方やいかに。

 

この作品、冷戦時代のピリピリ感もさることながら、ボビーの稀代の変人ぶりが際立っている作品でした。

トビー・マグワイヤの演技が素晴らしいです。

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二ツ星の料理人

2016-07-26 12:09:55 | 映画ー劇場鑑賞

ー二ツ星の料理人ーBURNT

2015年 アメリカ 101

監督=ジョン・ウェルズ キャスト=ブラッドリー・クーパー (アダム・ジョーンズ)  シエナ・ミラー (エレーヌ)  オマール・シー (ミシェル) ダニエル・ブリュール (トニー)

 

【解説】

一流の腕を持ちながらトラブルを起こして転落した元二ツ星シェフが、新天地ロンドンで三ツ星獲得を目指して奮闘する人間ドラマ。再起を図るワケありの天才シェフを、『世界にひとつのプレイブック』などのブラッドリー・クーパーが熱演する。共演には『アメリカン・スナイパー』などのシエナ・ミラー、『最強のふたり』などのオマール・シー、『ラッシュ/プライドと友情』などのダニエル・ブリュールら実力派が集結。『8月の家族たち』などのジョン・ウェルズがメガホンを取る。

 

【あらすじ】

腕は確かなもののトラブルを起こし、キャリアを台なしにした人気シェフのアダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)。パリの二ツ星レストランから姿を消して3年後、起死回生を狙いロンドンの友人トニー(ダニエル・ブリュール)のレストランに乗り込む。世界一を目指してかつての同僚ら最高のスタッフを集め、華々しく新店をオープンさせるアダムだったが、過去のトラブルの代償が立ちはだかり……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

イギリスのEU離脱の国民投票のときに、ニュースがこんなことを言っていました。

「せっかく、イギリスの料理がEUで人も素材も豊かになって美味しくなったのに、また逆戻りか?!」って。

最近、ロンドンを旅行した人たちも「イギリスは料理がひどいと聞いていたれけど、おいしかったよ」と言っていますよね。

 

この映画を見て、そんなことを思い出しました。

パリの二ツ星レストランでしくじって、アメリカで牡蠣をむきながら3年過ごし、ほとぼりが冷めたところでロンドンにやってきたアダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)のお話。

 

まず、ロンドンの友人トニー(ダニエル・ブリュール)のレストランに乗り込み、かつての同僚や才能のある料理人を集め、お店をオープンした。

目指すはミシュランの星。

でも、パリから追いかけてきた借金取りや、アダムを恨んでいる人たちがいて、なかなか思うようにはいきません。

アダムも、成長したのかと言えば、まだまだ。

独善的でわがままでひとりよがりの性格は治っていないようです。

 

またまた、大失敗に終わるのかと思いきや、今度はライバルや一緒に働いている料理人たちが味方に!!

天才シェフでも一人の人間、おいしいお料理もチームワークのなせる技。

そういうことに気づいたとき、アダムは変わり始め、新しい世界が開けていくですね。

 

お料理もレストランも人が主役。

その気付きが素晴らしい作品でした。

 

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サンドラの週末

2016-07-26 11:42:21 | 映画ーTV

ーサンドラの週末ーDEUX JOURS, UNE NUIT/TWO DAYS, ONE NIGHT

2014年 ベルギー/フランス/イタリア 95

監督・脚本=ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ

キャスト=マリオン・コティヤール (サンドラ) ファブリツィオ・ロンジョーネ (マニュ) クリステル・コルニル (アンヌ) オリヴィエ・グルメ (ジャン=マルク)

 

【解説】

カンヌ国際映画祭パルムドールを2度受賞したベルギーのジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ兄弟による社会派ドラマ。従業員のボーナス支給のため上司から解雇を言い渡された女性が自身の解雇撤回のため奮闘する姿を描き、数多くの映画祭で話題となった。主演は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』などのオスカー女優マリオン・コティヤール、ダルデンヌ兄弟作品常連のファブリツィオ・ロンジョーネやオリヴィエ・グルメらが共演。

 

【あらすじ】

体調が思わしくなく休職していたサンドラ(マリオン・コティヤール)は、復帰のめどが立った矢先の金曜日、ボーナス支給のため一人のクビを切らなくてはならないと解雇を通告される。ところが、同僚の計らいで週明けに職員たちが投票を行い、サンドラのためボーナス返上を受け入れる者が半分以上になればクビを回避できるという。その週末、月曜日の投票に向けサンドラは同僚たちの説得するため奔走するが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

どこの国でも小さな会社の労働者は大変です。

サンドラも鬱症でしばらく会社を休み、ようやく回復して職場復帰をしようと思ったら、社長からの命令で「サンドラを雇い続けてボーナスなしか、サンドラを解雇してボーナスを支給するか」の投票が行われ、サンドラの解雇が決まった。

しかし、同僚の尽力で、副所長の圧力があったということが社長に認められて、週明けにもう一度無記名投票が行われることになった。

 

それで原題の通り、2日と1夜でサンドラは同僚たちを訪ね、自分が解雇されないようにお願いに行く。

 

不本意ながらサンドラの解雇に投票して泣くほど後悔してくれている人もいるけれど、たいていは生活が苦しく、ボーナスが欲しい。

居留守を使う人もいる。

それはそうだよね。

サンドラだって、共働きでやっと一家が暮らせる借家を借りているし、その家賃のために辞められないんだから。

 

サンドラの夫も必死で励まし協力する。

でも、お願いする方も辛い。

サンドラは薬に頼り、めげてすぐに泣いてしまう。

ほんと、辛い作品でした。

 

日本ではこんな場合どうだろう。

小さな会社は経営者の力が強いから、弱いサンドラはすぐにクビになるのでしょうか?

なんにしても投票はあり得ないでしょうね。

 

こんなことをして、投票の後の職場はぎすぎすしないのかしら?といろいろ心配になります。

 

実際、夫婦でもめて離婚した人もいました。

親子でもめて、流血騒ぎも。

 

大変でした。

 

結果はサンドラの1票差負け。

でも社長はサンドラの頑張りに解雇を取り止め、しかもみんなにボーナスを支給すると提案してきました。

ただし、契約社員は契約が終われば解雇すると言う。

 

社員ひとりひとりに会い、いろんなことを考えたサンドラ。

「私の変わりに他の人を解雇するなら、私は辞めます」ときっぱり言って、会社を後にしました。

 

このラスト、清々しかったですね。

この出来事でパワーを付けたサンドラ、もっとよい仕事が見つかると思うな。

サンドラ、頑張れ。

 

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ディーン、君がいた瞬間(とき)

2016-07-26 10:56:34 | 映画ーDVD

ーディーン、君がいた瞬間(とき)LIFE

2015年 カナダ/ドイツ/オーストラリア 112

監督=アントン・コービン キャスト=デイン・デハーン(ジェームズ・ディーン) ロバート・パティンソン(デニス・ストック) ジョエル・エドガートン ベン・キングズレー アレッサンドラ・マストロナルディ

 

【解説】

ハリウッドの伝説的スターであるジェームズ・ディーンと天才写真家デニス・ストックの若き日の友情を描く青春ドラマ。初主演作『エデンの東』の試写を観たデニスがジェームズに密着し、刺激を受け合い友情を築き、歴史に残る写真が生まれる瞬間を映す。『誰よりも狙われた男』などの監督兼写真家のアントン・コービンがメガホンを取り、ジェームズを『クロニクル』などのデイン・デハーン、デニスを『トワイライト』シリーズなどのロバート・パティンソンが演じる。才能ある若者たちの奇跡的な出会いに驚かされる。

 

【あらすじ】

1955年、写真家のデニス・ストック(ロバート・パティンソン)は映画監督のニコラス・レイ(ピーター・ルーカス)主催のパーティーで、ジミーことジェームズ・ディーン(デイン・デハーン)に出会う。ジミーの出演作『エデンの東』を観てその演技に衝撃を受けたデニスは、フォトエッセイを撮ることを決意。最初は警戒していたジミーだったが、デニスが写真を撮り始めたきっかけを聞いたことで……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

これは鏡に装飾したジェームス・ディーンの写真です。

昔、ガラス関係のバラエティグッズを作っていた友達からいただいて、大切に飾っています。

この写真にまつわるお話。

 

なんといってもジェームズ・ディーンの活動は1955年の「エデンの東」で認められてから、自身3本目の出演となる「ジャイアンツ」の撮影後1週間後の1955年9月30日に交通事故で亡くなるまでのたった1年間です。

 

この作品は、「エデンの東」のあと、「理由なき犯行」の主役に決まるまでの、ジェームズ・ディーンのもやもやしている期間に出会った新進気鋭の写真家との交流を描いたもの。

私も大好きなタイムズスクエアで撮られたこの写真も、そのときのものだそうです。

 

演じているデイン・デハーンも最近私のお気に入り俳優さん。

似てるとか似せていると感じることはなく、デインがディーンになり切っているところが見所です。

 

一方の写真家はロバート・パティンソン。

 

二人の相性がよくて、こんなふうにうち解け合ったのかなあという感じはしました。

映画の中のように鬱屈した青年ではなく、故郷に帰ったディーンはくつろいで、ほんと、普通の青年だったんだなあと、あらためて早世したカリスマ俳優を忍びました。

 

こういう映画が作られるなんて、いまだにディーンは大スターなんだなあって思います。

ジェームズ・ディーンファンはぜひ!!

 
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マネーモンスター

2016-07-11 11:51:04 | 映画ー劇場鑑賞

ーマネーモンスターーMONEY MONSTER

2016年 アメリカ 95

 

監督=ジョディ・フォスター キャスト=ジョージ・クルーニー (リー・ゲイツ) ジュリア・ロバーツ (パティ) ジャック・オコンネル (カイル) ドミニク・ウェスト (ウォルト)

 

【解説】

『リトルマン・テイト』『それでも、愛してる』で、監督としても高い評価を得ているジョディ・フォスターがメガホンを取ったサスペンス。拳銃を手にした男による財テク番組占拠事件の行方と、その裏に隠された驚がくの真実を活写していく。『マイレージ、マイライフ』などのジョージ・クルーニー、『エリン・ブロコビッチ』などのジュリア・ロバーツ、『不屈の男 アンブロークン』などのジャック・オコンネルらが顔をそろえる。彼らが織り成す濃密なストーリー展開が観る人を引き付ける。

 

【あらすじ】

リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)が司会を務め、その巧みな話術で株価予想や視聴者への助言を行う高視聴率財テク番組「マネーモンスター」。番組ディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)の指示を聞かず、アドリブ全開でリーが生放送に臨む中、拳銃を手にした男カイル(ジャック・オコンネル)がスタジオに乱入してくる。彼は番組の株式情報によって財産を全て失くしたと憤慨し、リーを人質に番組をジャック。さらに放送中に自分を陥れた株取引のからくりを白日のもとにさらすようパティに迫るが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

アメリカの財テクがテーマのバラエティショー「マネーモンスター」。

司会はリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)。

アドリブが多く、番組の進行が滞ることを恐れるプロデューサーのパティ(ジュリア・ロバーツ)は、他の局から引き抜きの話が進行中。

 

今日も番組が始まった。

ゲイツの軽口が絶好調。

今日の特集は株が暴落したある企業。

オーナーに生中継を依頼していたが、海外に行ったまま音信不通に。

代理の幹部がスタンバイしていた。

 

そこにへ、拳銃と爆発物で武装した男カイル(ジャック・オコンネル)が生放送中のスタジオをジャック。

ゲイツに爆弾チョッキを着せて人質にし、ゲイツとその企業を糾弾し始めた。

つい先日、ゲイツがこの株をテレビで進めたばかりだったのだ。

カイルは自分の損失分だけではなく、全損失分8億円を要求した。

 

☆ネタバレ

カイルはしがない労働者で、妊娠している恋人からこっぴどくののしられるような人。

しかし、その会社の株の暴落は確かにひどく、パティの調べにより韓国のシステムエンジニアや、アイスランドのハッカーなどが暗躍し、その真相が次第に明らかになっていく。

 

そこには、株価操作の闇が広がり、それは生放送のカメラの前で次第に明らかになっていく。

 

この作品、女優としても有名なジョディ・フォスターの監督です。

とてもスピーディな物語の流れやカメラワークなどに彼女の才能を感じました。

 

さらにジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツのかけあいの面白さ。

平和なときには反目しあっていて、有事となればタッグが組めるという信頼感。

その阿吽の呼吸がとても面白かったです。

 

カイルの愚かさ、カメラマンの実直さ、企業論理で動く経営者の狡猾さ、得体の知れない人が動いているネット社会、いろいろな人々の個性が詰まっていました。

 

お薦めです。

 
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