今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

寺子屋3

2012年10月22日 21時13分48秒 | きもの

先週10月20日(土)、
青山ゑり華さんでの「寺子屋3」へ行って来ました!



比佐子さん、文久小紋にロウケツ染の紅葉の染め帯。
腰に手をやって

「骨盤!」

さらに今回は

「大腰筋!!」

と云っているところ。
大腰筋はニューワード。




今回も満員御礼。
たくさんのお客さまに来ていただき、感謝一杯。

キャンセル待ちのお客さまがなかなか終わらないので、
年内はその方たち全員が受講なさるまで
湯文字レッスンが続きそうです。

すごいなー。
うれしいなー!




今回もえいやっとお肉を動かし、骨盤を整える湯文字の力を
皆さまに体感していただきました。
この表情、かなり物語ってる




後半はバストの大きな方と、反対に
上半身の華奢な方のための「胸元すっきり講座」。

写真はバストが大きな方なのですが、
どうですか?

半衿のつけ方と着つけ方の工夫で、こんなにすっきり。
しかもタオルやクッションなどの補正は一切なし。
ご本人の驚き様とそのうれしそうなことと云ったら。

それを拝見するのも、ほんとうれしい。




湯文字で整えたお尻には、
裾つぼまりの着つけがすっきりと決まる。




ゑり華さんのお客様の帯でとってもすてきだったやつ。
モティーフが河童なの。
漫画すぎず、リアルすぎず、色が美しい河童たち。
糸目で輪郭をとりすぎずに少しゆらぐ感じがいい。

河童がもっているのは鯉かしら。



ハスの葉を傘にして、花を頭に、いや皿に
飾っているのは河童の花嫁?それとも姫?


そしてそして。
休憩時間に社長がものすごいお宝を見せてくださった。

じゃじゃん!!!



もうどうしよう!

初代、由水十久先生の比較的初期の頃の作品ときた!
きたーーー!

十久先生の作品は今や、童子ひとり幾らでしめて合計・・・
というかなり世知辛い勘定をするようになっているのだけど、
我々は当然、値段ではなくて、作品のすばらしさをやはり味わいたい。

それにしても、どきどきしっぱなし。
し放題。




このぷくぷく感。躍動感。
手足の指のすばらしさよ。




社長はこの子の頭のフォルムに心酔していて
ものすごく熱く語ってくださった。



正面の構図の童子はかなりレアだ。



これも愛らしいが、さらに突っ込もうと思う。
この子を見て思ったこと。



代々、歌舞伎役者の市川団十郎のお家芸の伝統として
荒事では「童(わらべ)の心」でやることというのがある。

そして最も無垢な赤ちゃんはお乳をのみたいとか
お母さんにかまってほしいとか、何らかの気もちを
力の限り、全身でみなぎるように訴えるとき「足の指が立つ」、
だから荒事のときは童のごとく心で演じ、且つ
足の指をおっ立てろという口伝がある。

そう、十久先生は見事にそこを捉えてる。
この童子は一生懸命あそんでるのだ。




右のきものは、後期の頃の十久作品。

比べてみると分かるけれど、初期の作品は
童子のサイズが小さいのだそうだ。

もともと十久先生にとっては初期作品の大きさで
描くのがベストなのだという。
ただ、大ブレークしてからはお弟子さんたちを
総動員して作品をつくっていかねばならなかった、
という背景もサイズアップの裏にはあるみたい。


さいごは恒例の全員で記念撮影。



満面の笑み。

でもって、カメラマンのワタシはこの構図がおかしくて、おかしくて。
だからブレないようにと懸命にシャッターを押したのだった。

2整列で、正座してポーズってなかなかないよ!




仕事が終わると、ワタシは友人の送別会へいざ。
表参道から六本木へダッシュ。

お客様のたくさんのうれし顔を見ているから充電不要。
きれいごとじゃなくて。
ほんとにそういうものだから。




途中参加。
でも間に合って感謝。



ここのお店の大人気メニュー。
ポテトサラダ。



その日の主役本人が、集まったみんなのためにと
地元から取り寄せてくれた三田牛。
これをステーキに。
塩やワサビでたべるのだけど、おいしかった・・・。
何もつけなくても十分おいしかった。




この日は大島に紅型の帯。
お別れの大切な時間だから一張羅で臨んだ。
みんな盛り上がってくれたのでよかった。

きもの率は高かった。
みな思うところは同じだったんだろう。
きものってそういうものなのだと思う。

いいね。


加えて。

本日は、来年の課外授業のためにと、
八丈島へ事前取材に行っている比佐子さんと田中さん。

比佐子さんから現地の写真が送られてきたので、
どうぞー。



八丈島も石垣なのだった。
パンフレットの写真にキャプションが
ついていなかったら、沖縄とほとんど区別がつかない。




これ、露天温泉だって。
この眺め!
気もちよさそーーーー。




ラストは夕日。太平洋に沈む夕日。
電話で話している最中に送られてきたのだけど、
ワタシは同じ夕日を都庁の窓に映るかたちでみていた。

太陽はひとつ。


それではまた。







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