今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

湯文字レッスンがなぜか大人気・・・

2011年07月08日 12時27分37秒 | きもの

えー、居眠り大臣のカナコです。
以後お見知りおきを。

確かに比佐子さんと同伴した飯島小旅行では、
高速バスに乗っている間じゅう、
行きも帰りも寝倒していたけれど、
何も今に始まったことではなくて(せつない)。

起きていようと思っていても、
気づいたらあっちにいっているの常。
常のリフレイン。

これ、病気かも・・・とひそかに真面目に思って
気にしていたところ、ちょうど昨夜、
ふしぎな力をもつKさんと会ったので、
さり気なくきいてみたら。

元気をためるやり方は人それぞれであり、
それはたべることであったり、
自分が楽しいと思う何かをすることであったり、
ワタシのように眠ることであったりと
個人差だから、気にしなくても大丈夫だよーと。

バカバカしいと思うかもしれないけれど、
このひと言でワタシがどれだけ軽くなったか。

そんなこんなで
ありがとうの夜でした。


さて唐突に。




湯文字。
秋櫻舎の看板商品のひとつ、ゆもじ。

今年は夏物も充実していて
湯文字は絽と麻の2バージョンを揃えていたり。


http://www.kos-mos.com/kimono/org.html

で、その湯文字なのだけど、
最近、湯文字のつけ方レッスンへの
お申込みが急に増えているという現象が起きている。

なぜだろう?

思うに、おそらく需要とファンが増え、
だけどその方々は湯文字の効用を十二分に
味わっていない、生かしきっていないと思っている、
或いは、もっと引き締めるためのコツを知りたいと思っている、
ならば一度レッスンを受けてみよう、
しかも夏。
きものが薄くなる分、体のラインもよーく出るし・・・

と、ひとつこういう流れがあるんじゃないかな。
どうかな。


実際HPではその効用とつけ方を
詳しく解説させていただいている。

http://www.kos-mos.com/kimono/yumoji.html


でも、それを読んでやってみても、
はなからすぐにうまくいかないのが、
この湯文字だったりもする。
厄介なことに。

かくいうワタシも2度失敗したことがある。
皆さんもあるかもしれないけれど、
一度は道を歩いていて

「あ、あ、」 ハラリ

と腰から外れてしまったパターンだ。

何というか、泣きたい気分などはスルーして
今どうやってこの状況を収めるんだ!という思いのみ。
結局、素知らぬ顔でソレを抜き取ったけど。

夏場は無理だろう。
シースルーになってまう。


そしてつい先日のこと。
湯文字レッスンに急なお申込みがあり、
姐さんが休みだったので、比佐子さんが
担当することになった。

お客さまは佐藤さん。
KOSMOS屋でもたくさん
お買い物をしていただいており、
素敵な湯文字ラブレターをくださるほど、
湯文字のすごさを実感なさっている方だ。



愛らしいです!

佐藤さんは昔きもののかなりのコレクターでもあり、
弥生美術館で開催中の
「永遠の華宵展・・・麗し乙女のロマンチック・イラストレーション
 ~抒情画家・高畠華宵の世界~」展に自らのコレクションを
提供しているほどなのだけど、しかしこのタイトル、
そのまま佐藤さんの世界だなあ。

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

他にもいろんな顔をお持ちで、あるときは手帳の書き方講師、
またある時は大学の講師、とじつに多才な女性でもあって。
この日は『幸せおとりよせノートの作り方』という
ご自身の本をプレゼントしてくださった。

歓談のひとときに、
佐藤さんはキュートな笑顔で、しかしかなり的確な表現で、
湯文字の効用と愛について語ってくださる。
ワタシ、すごく勉強になっちゃった(笑)


佐藤さんはきものや帯は、昔きものがすきなのだけど、
購入するのは自然素材のものオンリーと決めているそうだ。
もちろん下着も自然素材派。

いろいろ下着を探求していく中で
「湯文字」という昔ながらの下着を知り、
早速着けてみようと思うも、売っているのは化繊の品ばかり。
京都で探しても、なかなか見つからない。

そんなときに比佐子さんの本を読んだら
絹や晒しというジャストミートな湯文字が載っている!
そこですぐに秋櫻舎のHPにアクセスし、
無事購入に至ったのだという。

「自然素材の湯文字って、ほんとないんですよ。
 これを見つけたときはうれしかったです」

ああ、もううれしいー!

レッスンの間も、佐藤さんには
目からウロコなことが多かったみたいで
「ええー」「うわあ」
拝見しているほうも楽しかったです(笑)

「いい? 入れる力はこのぐらい」

比佐子さんが佐藤さんの腰に
湯文字を着けながら云う。
要するに、自分の体で、力加減や締める位置を
覚えるのが一番のレッスンなのだ。

湯文字を着けることで、
さらにきゅっと引き締まった下半身に
何も説明は要らないんだと思う。
佐藤さんはじっと鏡をみながら、一連のレッスン内容を
体に落とし込んでいるようだった。

こういう光景をみるのが大すきだ。
どうかこの機会によって、ますます
きものとの関係が充実するといいなと思う。


さいごに。
今ひとつ、湯文字のコツがつかめていないという方。
一度トライアル・レッスンにいらしてください。
一度で大丈夫。
細かいところが解決すると思います。


■湯文字トライアル
7月12日(火)、20日(水)、27日(水)

会場 秋櫻舎  
料金 30分で3,000円→今なら2,500円

時間 13:30~17:00の間で

他の曜日も承りますので、
お気軽にご相談くださいね。




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4 コメント

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細身が多いコスモスモデル (Sra.Akane)
2011-07-09 23:08:34
 湯文字・・・私はまだつけられないな。 微に花には憧れ、 そのうち自前で染めて「お腰」を作ろうとは思っていますが・・・。最近古くなった錦紗や、絹の絽など全て長襦袢・お腰にリメイク・・・絹はやはりいいわ。
 いつも感じるのですが、補正をしない着付けを推奨しておられますが、コスモスのモデルさんはいつも細身で・・・・私には相当しないのです。いつも感じるのは、和紙で作った姉様人形の様な着方だなと・・・それはそれでいいのですが・・・・。私や こちらのセクシーさんは、補正なしだと、帯がスカートベルト状になって格好が悪いのです。まあお尻が大きいということです。
体型アップル友達、・・・・腰は太いのにお尻が小さいと、着物の後ろ姿はとってもスマートに見える・・・・。私は腰のタオル推奨です・・・なぜならば、先ず、汗取りになる、2)長襦袢や帯に汗を通さない、3)腰紐を強くウエストで締めてもクッションになる。また、コーリンベルトを使っても、肌に違和感がない。4)お腹いっぱい食べても腰紐が苦しくなることはない・・・・ こんな風にメキシコでは説明し、円筒状になる補正を工夫しています。ですから万人には無理じゃないかしら・・・・タオルは汗取りもいいし、・・・・これが、補正なしの着付けの感想です。他に、鎖骨の辺りにクッション入れたり、お尻のあたりに腰パットも入れないとさまにならない方もあるようですね。
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ちょっと修正 (Sra.Akane )
2011-07-09 23:17:23
初め部分の「微に花」紅花の誤打ちです。
 居眠りですが・・・・私は、乗り物に乗るとすぐ熟睡派・・・居眠りってもんじゃないのです。 これを特技・・・・電車だって座れば5分でもぐっすり・・・。これは長年の電車通勤で培った?もの。 夜行長距離高速バスだって苦にならない・・・・長い飛行機移動だって、食べて寝るだけ・・・時差ぼけもなし・・・これって特技でしょう?!
返信する
Unknown (かなこ)
2011-07-10 11:03:46
アカネさま

コメントありがとうございます。

ええと、まず誤解のないようにいいますと、細く着ることはその人にとっての細さであって、平均的な、あるいは絶対的な細さを推奨したり目指したりするものではないということです。

ふっくらした方も、ちょうどいい方も、また痩せすぎな方も。全体のバランスとしてみたときに「おおっ美しい」と思えるようなバランスを探し出すお手伝いをしますよ、というのが秋櫻舎の着つけです。

結局は自分の体を知り、対話し、なかよしになる、好きになるというところが根本で、あとは枝葉かなとさえ思っています。

グラマラスな体型、上半身と下半身のボリュームに差がある体型、とこちらにもさまざまな体型の方がいらっしゃいますが、帯の位置やお太鼓の大きさ、衿合わせ、ひもや伊達〆の位置、ひいてはきものの柄つけ、大きさ、それから地色などでも、個人の体型にまつわる諸々を足したり、引いたりしていきます。

例えば、きものをよーく着ている呉服屋の女将たちや、花柳界の女性たちでも、やはり年配の方は決して(いわゆる世でいうところの)理想の体型をしているわけではなありません。でもぴりっと、あるいはやさしい風情で、いずれにしても「かっこよく」着ていらっしゃるのは、やはり彼女たちは自分の体をよく知っていて、長年きものと付き合っていくなかで、自分の黄金律を見つけ出していったからだと思うのです。そういう意味で、あの着姿はその賜物です(一般的には、上をゆーったり下はきゅっとすぼまるように着ると、きもの的に美しいバランスといわれています)。中谷なども、盛夏になると、ひもを使っては前のヒモを抜いていくので、結果としてひも1本で着ているときがありますが、それも賜物のひとつでしょう(傍目にはそうは見えない上に着ている本人は楽チンで仕方がないはずです)。

それと「しぐさ」や体のさばき方。これも着姿を美しくみせる大事な要素で、大きくはトータルバランスなのだと思います。

もちろん、中には補正をしている方もいらっしゃるでしょう。ただそれは人それぞれで。秋櫻舎では、体が健康になり、着ていて楽で、そしてきもちいい、そんなきものとの関係を結ぶところに重きを置いているので、うーん、なんというか、多くの選択肢の中のひとつであるということでしょうか。個性というか。こちらの主旨に共感していただいたり、または、興味や魅力を感じていただいたなら来ていただくという感じでしょうか。

汗、腰ひもの位置、食事の後の圧迫感の問題などは、ご賛同いただけるか分かりませんが、もしよろしければ今度いらしたときにお話しさせていただきますよ。

あと正装時、例えば成人式の振り袖、花嫁衣装、式典への参列の際の色留、黒留などを着るときは、補正もします。またハレの場では着るものや着方もちょっと違ってきますし、基本的に多くは動きませんから、絵画のように美しく着せることが主眼となってきます。要するに目的によりけりと。

長々と書き連ねましたが、ワタシもまだまだ学ぶことは多々ある身。後学のためにもまたコメントいただければなと思います。

そうそう、東京はきのう梅雨があけました!
本格的に夏です!
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Unknown (かなこ)
2011-07-10 12:05:17
大事なことが抜けました・・・!

アカネさんの熟睡ぶりは特技だと思いますというか、時差ボケなしってすごいです。
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