レコーディング・エンジニア、大野進氏のことに関して・・
先の記述に誤りがございました
赤塚不二夫さんの作品 『もーれつア太郎』
ニャロメというネコの声優をつとめていらしたのは
大竹宏さんという方だったのですね。
大野進さんは・・・
『ニャロメのうた』
という曲の歌唱を担当なさっていたとのこと。
読者のみなさま。
ご指摘いただき、ありがとうございました
検索してみたところ、大野進さんは、
『おれと結婚しろニャロメ』
という曲も歌っていらっしゃったみたいです。
かつてスタッフの方が、
『大野さんってニャロメの・・・』
そう言いかけた際、いつも温和な大野さんが、いつになく冷淡な口調で
『その話は・・]
遮られてしまったことを鮮明に記憶しておりましたので。
てっきり、意にそわないまま、その特徴的な声でスカウトされてしまったのかな
そう思い込んでおりました
以降、大野さんに直接、その件について伺うことはございませんでした。
これは言い訳ですが。
もしかしたら、アニメは再放送されていたのかもしれませんが、
『テレビは週に1時間のみ』父の厳しい管理のもとに育った幼い私は
ニャロメという奇妙なネコの存在は知っていたものの
その声を聴いたことはなかったのです
いずれにしても、きちんと調べもせず、誤った記載をしてしまい、
本当に申し訳ありませんでした
・・PART1のその間違い箇所は、後日訂正させていただきますね・・
大野進氏は、
Kitty Recording Studio 通称[KRS]
そのスタジオ設立に関わり、
チーフとして後進の育成に尽力なさっていらっしゃいました。
また、日本ではじめてのリゾートスタジオ IZUスタジオ
通称・伊豆スタの設立プロジェクトに参加し、
運営も担当なさっていらしたようです。
伊豆スタには一度だけレコーディングで訪れたことがございます。
そのスタジオは閑静な別荘地の一角にありました。
ボーカルのブースは、なんとガラス張りの窓際に設置されており、
窓越しに広がる緑の芝生や木立、そして空を感じることができる
とても素敵な空間でした
・・・残念ながら。
集中できないので、結局、暗くしていただき、
歌うことになっちゃいましたが
その際は2泊3日だったかと思います。
2日目の晩は、スタッフの方たちと一緒に
大野さん行きつけの居酒屋さんに連れていっていただきました。
翌日。
大野さんは当時の愛車にて、最寄り駅まで送ってくださいました。
その車には[無線]が搭載されておりました。
大野さんは運転しつつ、様々な方たちとお話をしていらっしゃいました。
『今、〇〇から〇〇へ向かい走っています』
『こちらは現在〇〇を〇〇方面へ向かい走行中』
そういった会話だったように記憶しております。
緊張感のある繊細な仕事終わりに、
こうして見ず知らずのドライバーさんたちとの会話を
楽しんでいらしたのかなと思いました。
その伊豆スタのあとだったでしょうか。
当時、大学生だった私は、都内にて深い時間に仕事が終わると、
終電にも間に合わず帰宅困難だったため
いつも、あらかじめひとり暮らしの女友達や
KITTYの女性スタッフにお願いして、お泊りさせていただいておりました。
大学の教材やファイル、着替えなどなど詰め込んだ大きなバッグをかつぎ、
ほとんど移動式ヤドカリ状態
そんな話を聞いたのか、
あるとき、大野さんから
『香織ちゃん、次の歌いれのあと予定がないなら、うちに泊まりにおいでよ』
そう誘っていただきました
そして。KRSでのレコ―ディン後。
大野さんの愛車にて、ご自宅に連れていっていただきました。
その際は、ご両親、奥様、まだ小学生だったご子息たちともお目にかかり、
お食事までご一緒させていただきました。
・・・恥ずかしながら。
おそらく過密スケジュールが続いておりましたため、
お片付けのお手伝い等、さほどできないまま、
きちんと整えていただいた客室にて爆睡してしまったったような・・
ご家族のみなさま。
あの折は、お世話になりありがとうございました
・・・この続きは、PART3にて書かせていただきたく存じます・・・