明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

牡蠣ツアー&お知らせ

2012-02-13 01:01:52 | 生活
昨日はこの3年ほど恒例になっている「牡蠣ツアー」へ行った。
参加はあやとふみことうちの3家族。
場所はもうちょっとで岡山という兵庫県の西の果て、坂越。

これが、まあ遠い
うちの最寄り駅からちょうど2時間。
駅でふみこ夫妻と待ち合わせて、芦屋からあや夫婦が乗り込んだ。
坂越からはタクシー。

お店に着いてみると、今年で3年目だが、今までにないほど込んでいた。
なんと2時間待ち!
ここまで2時間かけて来ているので、帰るわけにもいかず、ひたすら待つ。

そうして、食べた牡蠣がこれだ。




↑こんなふうに炭火で焼く


身はふっくら




↑穴子も美味しかった

しかし、2時間かけて行って、2時間待って、食べたのは1時間ちょっと
なんか淋しかったなぁ。
でも、すごい行列ができているので、のんびりおしゃべりをするムードでもない。
食べるだけ食べたら、早々に引き上げた。
残念・・・

朝9時前に家を出たというのに、帰りはもう夕方。
芦屋に着いたのが6時だった。

この後、二次会で、ふみこ夫妻は帰ったが、4人でおいしい焼き鳥やさんに連れて行ってもらった

狭い店だと聞いていたので、勝手にオッサンのたまり場みたいな店を想像していたら・・・
さすが芦屋!!
カフェと見まがうような、おしゃれ~なお店。
そしてグルメな二人が言うだけあって、めっちゃ美味しいし、少数精鋭でいいお酒も置いている

焼き鳥だけじゃなく、サラダを頼んだら温野菜だった!


こういうのもオサレ~

夫と二人、田舎者丸出しで、「おしゃれやなぁ、さすが芦屋!」と興奮する(笑)

その後、4時間くらい飲んでしゃべった。
私は、中学時代の辛い思い出を話して泣いた(笑)

牡蠣ツアーもそうだけど、楽しい時間だった。
こうやって、夫婦が集まって遊べるのはいいなぁ。

帰るともう酔っ払ってしんどくて、そのまま寝てしまった。
でも、楽しい1日だった。

最近、夫が私によく「かおり、大丈夫か?弱ってるなぁ」という。
夫が言うには、私が有山じゅんじのCDを聴き、「くよくよするな」的なポジティブシンキングを薦めるみたいな本を読み出すと、「あー、かおりは今元気がない」と思うらしい

確かに、元気ないかなぁ・・・

そういう時に、四半世紀を共にしてきた友達と会うのはいいな。
ああ、今日も生き延びたと、大げさだけどそんな感じで、眠りについた。

なぜ自分がこんなふうなのか、何を悩んでいるのか、なんで苦しんでいるのか
そんな話ができればもっと楽になれたのかもしれないけど、
やっぱりうまく話はできない(隠しているとかじゃなくて)

※突然ですが、今日でこのブログを閉鎖しようと思っています。
 でも、別に始めます。もう少し書きたいことを書きたいので。

 新しいブログを読んでみたいという方はメールください。
 URLをお伝えします。(名乗ったり、感想を書いたりする必要ないです)
 kaopi2004@nifty.com
 ↑こちらまで(友達は携帯でも何か連絡くれたらOKです)

お金愛好者への道

2012-02-08 16:17:55 | 生活
最近、ブログをあまり更新していないのは、忙しいからではない。
書くほどの話題がないのだ

こんなしょうもない私の日常など披露しても、何の興味ももたれないだろうと思うような平穏な日々。

よく言えば、平穏。
何よりじゃないか!

悪く言えば、ツマラナイ。
なんで?

つまり、私は「平穏な毎日」=「ツマラナイ」と考える人間なのだな、ということがわかった。

毎日退屈であくびが出そうだ。(出ないけど)

かといって睡眠時間が増えるわけでもなく。(だいたい5時間前後)

毎日ひたすら料理をしているので、食べるものだけは豊富にある。
「もったいない運動」も続けている。
禁酒も私にしてはかなり頑張っている。

お金があれば、パーッと飲みに行くんだが、またもや底をついてきた。
一時期うるおっても、すぐ使ってしまうから、収入が減ると急に心細くなる。
今日はJCBカードのたまっていたポイントを5000円分のギフトカードに交換した。
これで少しは足しになるだろう・・・

なのに、さっきアマゾンで本を買ってしまった・・・ああ・・・
最近編み物をしていて、家には山ほど毛糸があるのに、毛糸もちょこっと買ったよ・・・
ああ・・・セールに負けた・・・
売り手の思うツボである。
こういうお金の遣い方は若い時からまったく変わらない

「お金がたまらない人は、お金が入っても出て行く流れがあるからダメなんだ」
ということを本で読んで、なるほどな、と思った。
「あと100万くれ!」といつも思っているが、あと100万あったらそれも流れていくんだろうな、私みたいなタイプは。

前にも書いたけど、お金持ちになるには「お金」を好きにならないといけないという。
紙幣の匂いを嗅ぐのが好きとか、手触りが飽きないとか、見ているだけで幸せとか・・・
そんな変人レベルで愛さなければいけないらしい

私はその正反対で、お金を持っているとなぜか早く遣いたくて仕方がなくなる。
なんとかお金を愛そうと思うのだが、どうしても興味がもてない。
何か秘策はないかと考えていたところ・・・

今朝、まだ寝ている夫を見てギョッとした

枕にこんなタオルを敷いて、その上に頭を乗せていたからだ。




どこに売ってるねん!

私は夫が前からこのタオルを持っていることは知っていたが、イヤなのでタオル棚の奥のほうにしまっていた。
それなのに、引っ張り出してきて、なぜか枕に敷いてるよ・・・

きっと億万長者になる夢でも見たことだろう・・・

いやいや、バカにしてはいけない。
もしかしたら、こういうことが大事なのではないか?
今日からこのタオルを借りて、毎日使っていれば、私もお金が好きになるかも?!

とりあえず、私のツマラナイ毎日に、天然の笑いを運んでくれる夫に感謝

真夜中のおばんざい屋

2012-01-31 17:40:09 | 生活
今日は寒いけれど、太陽の光が暖かい。
南のベランダに洗濯物を干しに出たら、風もなく、日向ぼっこでもしたいくらい暖かかった。
むしろ、陰になる家の中のほうが冷える。

朝日を浴びながら、ゴスペルを聴く。
なんだか心が洗われる。

仕事があまり忙しくないので、最近は主婦業をきちんとできている。
それは精神的にかなりいい。

今年は、自分ひとりで「もったいない運動」をやっていて、
当たり前のことなんだけど、とにかく食べ物のムダを出さないよう気を配っている。
昨年は野菜を腐らせたり、賞味期限切れのものをゴミにしてしまったりということが多かったので、今年は徹底してムダを出さないようにしているのだ。
そのためには、まず「買わない」こと。
できる限り、家にあるものを使うことを考えている。
だから、冷蔵庫がすごくスッキリ。
でも、こまめに料理はするから、すぐに食べられるおかずは何品か入っていて。

夫が夜中に帰宅して、小腹がすいていると冷蔵庫や鍋の蓋を開け、「おいしそうなものがいっぱいある」といつも喜んでいる。
(だいたいはお弁当のおかずなのだが)

昨晩も、真夜中1時過ぎて帰宅。
「夜ゴハン何も食べてない・・・」と買ってきたプレミアムモルツを片手にふらふら。

サゴシの塩焼き、白菜の卵とじ、かぶとお揚げさんの炊いたん、きんぴらごぼう、菜花のおひたし、ハンバーグ・・・
キッチンにおかずがいくつも並んでいるのを見て、「ちょっとずつ食べたい」というから
3品ほど選んで少しずつ盛り付けて出してあげた。

「あれとこれちょうだい、って選べるのがおばんざい屋さんみたい~」と喜ぶ夫。
ビールを飲んで、温かいおかずを口に入れた。

「・・・うまい・・・」

いつも私の作るものを美味しいと言ってくれる夫だけれど、昨日はしみじみと、思わずこぼれたようなその一言が、なぜか自分の心にもしみた。

「あー、うまい、『かおり亭』最高!あー、なんか元気になってきた」
と一口食べるたびに幸せそうな顔をしている夫を見ていたら、涙が出そうになった。

私のほうが幸せすぎて。

夫は毎日12時過ぎないと帰宅しないので、結婚してから、平日に一緒に夜ゴハンを食べたことなんて記憶にない。
私は1人暮らしが長いから、それを淋しいとは思わない。週末は一緒に食べられるし。
たまにこうやって、帰宅してから少しつまむときがあるけど、私は食べ終わっているから、夫の横で控えるようにして食べるのをじっと見ている。

そんなとき、人のおいしい顔を見るのって、幸せだなぁといつも思う。
それが自分の作ったものなら、なおさら。

普段、自分が忙しいと、夫にもあまり美味しいものを食べさせてあげられないけど、
夫が一年で一番忙しい時期の今、私は少し余裕があって、毎日ちゃんと家事をできることがすごくうれしい

いつも仕事のこと、自分の人生のことで頭がいっぱいだけど、
最近はちょっと余裕をもって、暮らせているように思う。

保険の見直し

2012-01-26 15:32:28 | 生活
昨日は保険の人が来た。

飛び込み営業ではない。
母からの紹介だ。

定職にもつかず、貯金もせず、飲んだくれている私の人生を、とても心配している母。
そんな母からの指令を受け、保険会社のファイナンシャルプランナーの人がやってきた

「とてもいい人なのよ~。すごく感じいいの~」とすっかりこの人に信頼を寄せてしまい、
「だからお母さんも保険見直しちゃった」とのこと。(←親子だけあってカモられやすい
そして、私にも「一度話を聞いてみて~」と言うのだ。

今日、その人がやって来るまで、母とはこの件でかなりのバトルがあったのだが、
最終的には「私が頼りないからいつまでも心配してくれてるんだなー」とありがたく思い、来てもらうことにした。

実際、その人は、とても感じがよかった。
二人来たのだが、どちらも穏やかで(それが営業顔であったとしても)、話もスマート。
ライターとして学ぶところがあるくらい、私の話を聞き出すのも上手だった。
いつもインタビューする側なので、いろいろ聞かれるのは恥ずかしかったが・・・

「いいおうちですねー」とか
「ライターってかっこいいですねー」とか
「お若く見えますねー」とか
さんざん褒められたからではないが、母同様、「うん、保険を見直そう」という気持ちになった。

この日は特に契約するわけでもなく、今の私の保険を見て、より良いプランを立ててまた来てくれるとのこと。
(決してカモられていません!)

実は、母に言われる前から保険の見直しは考えていたのだ。
私の入っている保険は、若いときに母が家族で入ってくれて、それを独立したときに個人用に切り替えてくれたもの。
金額の更新などもないので、ただそれをずっと守り続けてきた。

でも、保険会社を取材することなどもあり、「保険も家電のように数年ごとに見直していくべきもの」という話を聞き、
見直したほうがいいかなと思っていたところだった。

また、年金は払ってはいるけれど、自分の老後はあてにしていないので、個人年金的なものも必要だなと考えていた。
保険と兼ねて積み立てるタイプのものも資料を取り寄せて検討していた。

そんなこともあったので、プロの人の話を聞けたのはよかったと思う。
友達にも「どんな保険に入ってる?」と聞くことはあるが、扶養か、会社員か、家族構成等で変わってくるので、あまり参考にはならなかったし。

こうやって保険とか、ローンとか、そういうことを決めるときって、「あー、私も大人だ~」と思う(笑)
貯金もないくせに、個人年金を考えている自分もどうかと思うが・・・

大人は楽しいけど、大変だ。

待ちわびる

2012-01-24 23:47:53 | 生活
今週は寒いらしい

先週、花壇の植え替えをした。
落ち葉を拾い、伸びきった枝を切り、枯れた花を引っこ抜き、芝を刈った。
3袋分もごみが出た。
そして、ジュリアン、デージー、ビオラなど、いくつか花を植えた。
なぜかピンク系で統一してしまい、植えた後で「黄色い花が欲しいな」と思った。
ピンクは可愛いけど、黄色は元気になるから。

花を植えたら春が近づいてきたような気がしたけれど、寒さが厳しくなって、また春が遠ざかったような気分。
毎日、花が寒そうに震えているのを見て、枯れてしまわないか心配になる。

春が待ち遠しくなると、日本に生まれてよかったなとしみじみ思う。
四季がない国の人は、知らないのだ。
「早く春が来ないかな」と待ちわびる気持ちを。
風や緑の変化に心を躍らせる、あの感じを。
それは、とても淋しいことのように思う。

大雪はまだ各地で続くようだ。
どうぞ、お気をつけて

今日はもう少し仕事。
コピーが・・・
何時間考えてもひらめかない。

夫もまだ帰らず




遊びをせんとや生まれけむ

2012-01-16 15:53:05 | 生活
今回のNHK大河ドラマ「平清盛」が面白い。
とりあえず、松ケンが出てるから、こりゃー見ないと・・・と思って見始めたのだが(松ケン好き)、予想以上に面白かった。

このドラマの中でテーマになっているらしく、何度も流れてくるのが、
「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん 遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそゆるがるれ」という今様。

後白河法皇が編纂した今様集『梁塵秘抄』の代表的な歌だ。
(今様とは、平安時代に流行った歌謡曲で、白拍子や傀儡、遊女などが歌い伝えてきたもの)

最初は、清盛の生みの母(舞子)が白拍子だという設定だから、この歌を歌わせたのかなぁと思っていたのだが、
ドラマのHPを見てみたら、演出家の言葉にこう書いてあった。

この歌をわれわれは、
「生きていればいろいろ大変なことはあるけど、子どもが遊ぶように夢中になって生きようよ」
という意味にとらえ、ドラマの節々に登場させています。
この今様は、今回のドラマを企画する上の大きな原動力であったし、
作品のキャッチフレーズであり、テーマです。


なるほど。

でも、私としてはどうにもしっくりこない。
たぶん、この今様の解釈が違うからだと思う。

確かに、この今様を最初に作った人は、純粋に子供の遊ぶ声を聞いて歌ったのだろう。
でも、白拍子や遊女たちが歌うようになり、広まってきたときには、そんな純粋な意味ではなかったと思う。

これも諸説あるけれど、「遊び」や「戯れ」は子供たちのそれではなく、遊女たちの「遊び」であり、
「私はこのような遊びをするために生まれてきたんだろうか?子供たちの声を聞くと、自分の罪深さに身が震えるようだ」
という遊女の嘆きの歌と、私は解釈している。
少なくとも、白拍子や遊女が歌うときには、そんな想いを含めて歌っていたはずだと。
だから、この歌を子守唄としているのを聞いて、変な違和感があった。

また、節の付け方が、自分が20年も心の中で思っていたものと違ったので、それもがっくりきた。
好きな漫画を読んでいて、それがアニメになったとき、声優の声が自分の想像と違ったときのような感じ・・・

私も正しい節は知らないのだけど、勝手に自分の中で歌っていたものだから、
「え?これ?」と思った。
横でテレビを見ていた夫に言ってみたが、どうでもいいやん?的な顔をされた。

・・・と、平安時代の遊女を研究していた私は、こんなところで引っかかってしまったのだが、
とりあえずドラマは面白く見ている。
次回も楽しみだ。

ドラマといえば・・・

小泉今日子のドラマを見ている。
40代の淋しい大人の恋愛ドラマ。

最近、こういうアラフォー狙いのものに、まんまと乗せられてしまう傾向が・・・

あと、いつも見ないけど、今回は月9を見るつもり。(今日からだ!)
なぜって・・・松潤が出てるから(←嵐好き

暇すぎて、ドラマに生活の潤いを求めてしまう今日この頃。

「はじめの一歩」も全巻読み終わってしまったし。
ふらふらーっと飲みに行きたいけど、お金もないし。
家で飲むと堕落しそうなので、今日から禁酒しているし。

お金のかからない暇つぶしにと、いよいよ編み物を始めた
まあ、毎年冬になるとちょいちょいやるんだけど・・・
昨日はコースターを2枚編んだ。
次は鍋敷きと、ポットウォーマーを編むつもりだ。
一体何を目指しているのやら・・・

2012年のはじまり、はじまり~

2012-01-04 15:15:06 | 生活
年が明けた。
2012年だ。

年末最後の1週間は葬儀があったり、急な仕事が入ったり、来客があったりと、結局バタバタと過ごした
30日の午前中にようやく原稿をアップして、それから大掃除と買出し。
31日は朝からおせちなどお正月料理の準備。
夕方になって年賀状の宛名印刷をして(本来喪中だが、既に用意しかけていたので出した)、
「こんなの大晦日らしくない!」と嘆きながらもパソコンに向かって、テレビでボクシングの試合見て、
しばらくしたら年が明けた。

年末にバタバタするのは嫌だなぁ。
大晦日は夕方くらいには落ち着いて年越し蕎麦でも食べて、くだらないテレビでも見て過ごしたいものだ

しかし、正月三箇日はゆっくり過ごした。


私が「次世代のおせち」と呼んでいる、オリジナルおせちを食べ、お酒を飲む。


伝統的な黒豆や数の子などはあるけど、酢の物やお煮しめなど夫が食べたがらないものは入れない。
肉巻きや筑前煮だと喜んで食べてくれる。


毎年恒例、びりけんのローストビーフ!


鮭といくらの親子ちらし。
酢飯の中に、生姜と大葉のみじん切りとゴマを混ぜている。
これが旨いんだなぁ・・・


おめでたい日本酒。

2日目は、夫の実家へ行って挨拶。
3日目は、一日中、漫画を読んで過ごして、夜はうちの実家へ行って焼肉。

そんなこんなで・・・怒涛の忘年会でたまった脂肪も含め、3キロ増!!

今日からまたダイエットか・・・
なんの進歩もない

いつも太らないようにお腹をすかせているので、お正月は自分を解放して食べたいだけ食べさせてやる。
3キロくらい太るのはあっと言う間。
なんだか悲しいなぁ

でも、私はお正月が大好き。
昼間からお酒飲んでも怒られないし、料理しなくてもおせちがあるし。
何より、「この3日間はだらけてもいいよ」と自分を許してやっているので、だらだら過ごしても自己嫌悪に陥らない。
昨日は昼間からビール飲んで、15冊も(!)漫画を読んだけど、ただ楽しいだけだった
すごくリラックスしている自分を感じる。
「~せねばならない」からの解放。
お正月だけは、だらけていても「堕落する!」と思わないので、本当にリラックスできる。
日常でももう少しだけ「~せねばならない」を緩めてやれたら、もっとラクに生きられるのかなぁ。

2012年。
今年はいろいろと目標を立てて、それに向かって努力する年にしたいと思っている。
確か去年は、ちゃんと実現できる具体的な目標を立てようと思って、結局、目標自体が立てられずに終わったのだった

今年は思った。
もちろん実現しなければいけないけれど、目標自体がなければ、ちょっとも上に行かない。
とりあえず、目標を設定することだ、と。

夫には発表したが、大まかに言えば、
プライベートでは「規則正しい生活をする」で、
仕事では「新しいことを始める」だ。
ここに書くほどのものでもないので、詳細はナイショ
少しでも進んだときには、ここでも報告できればいいなと思う。

去年も書いたけど、「新年」というのはいい。
新しい年を迎えたというだけで、すべてがリセットされる気分になるから。
ダメだった自分も、何も進まなかったことも、とりあえずもう一度ゼロからスタートできる。

この2、3年は、人生のターニングポイントだと思う。
何が何でも前に進んで、人生前半で遣り残したことを少しずつ埋めていきたいと思っている。
後半をより楽しく、充実して生きるために!

最後になりましたが、皆様にとっても素晴らしい一年となりますように。
こんな私ですが、今年もよろしくお願いします

今は非常事態じゃない

2011-12-28 21:45:07 | 生活
今日は、兵頭くんがうちに遊びに来た。

彼とは10年くらい前に一緒に塾で講師をしていた。
その頃、彼はもちろん他の同年代の講師とつるんでいたわけで、特に私と仲が良かったわけではない。
でも、なんでだろう?
今は島根に住んでいるのだが、大阪に来るときは、時々思い出したように連絡をくれる。
そんなこんなで今でも続いている。

私より10歳以上年下なのだが、いつも私のことを「この人、あかんなぁ」という目で見ていて、的確に突っ込んでくれる。
重い話ではなく、ちょっとしたこと。
例えば、「ダイエットする!」と言うと、「何回目の決意ですか?」とか。
「いい人に生まれ変わる!」と言うと、「もう聞きあきました」とか。
「兵頭くんって、機嫌の波がないよね、すごい」と言うと、
「これが普通でしょ、そっちがおかしい」とか。
でも、私のことを「基本はダメ人間だけど、自分の能力を活かせる場ではちゃんとやれる人」と冷静に見てくれている気がする。
そういうのがラクなんだな、たぶん。

で、今回は「新居を見せて!」ということで、やってきた。
久しぶりに実家に帰って来た息子を迎える母のような心境で、お昼ご飯を用意した。

来ると、彼女に見せるといって、家の写真をバシバシ撮っていた。
家の中をすべて案内したが、ずっと「ほ~!」「ほ~!」と感心している様子。
私も嬉しくなって、あれこれこだわりの部分などを説明した。

すべて見終わると、兵頭くんは言った。

「あんな浪費家が、こんな家を!」

・・・そこ?感心ポイントはそこ?

そして、ずっと「いや~・・・あんな人がねぇ・・・こんな家をねぇ・・・」と言っている。
私って、そんなに家を建てるのにふさわしくない人か?!

「私だってがんばったもん!貯金もしたもん!」と反論したが、
「もしちゃんと貯めてたら、この家、キャッシュで買えたんちゃいます?」と言われ、ぐうの音も出なくなった。

そやな・・・
キャッシュで全額は無理でも、15年も働いてたら、普通に2000万くらいは貯まっててもおかしくないよね・・・
夫よ、すまない。

ちなみに兵頭くんは、私が人生で出会った人の中で、一番の倹約家である。
お金のことに関しては、私から一番遠い位置にいる人。

しかし、まあ、お金のことはともかく、久しぶりにいろんな話が聞けて楽しかった。
結局、4時間半くらい話し込んだ。
ゴハンもおいしく食べてくれたようだ。(基本、肉!)

駅まで送って、帰り道、塾のことを思い出していた。
「財産だな・・・」とつぶやいていた。
1人でもうちに来てくれたことが、本当に嬉しかった。いい時間だった。

もう二度と講師をやることはないだろうけど、あそこで働いたことは「思い出」というよりは「財産」だ。
今でもつながりのある、数人の講師。数人の生徒。
みんないい人たちばかり。

この間から、人と人がつながりを持続させるには何が必要なんだろうかと、そんなことを考えていた。

昨日は夜、うつになって、何もできなかった。
今日、兵頭くんにそう話したら、
「こんな家まで手にして、何が不満なんですか?何かあっても、この家があったらいいかって思えません?」と言われ、まあ、家があるからいいかとは思えないものの、確かに私は贅沢だな、と思った。

すぐに「足りないもの」を見てしまう。

もちろん今悩んでいるのは、そういう目に見える「物」の話ではない。
何かがなくて不満なわけでもない。
「不満」というよりは「不安」かな。

ここ数年、年末になると不安になる。
来年も仕事があるのか?
ちゃんとライターとしてやっていけるのか?

でも、考えてみたら、15年もずっとフリーでやれてきたことのほうが奇跡なんだよなぁ。
そう思えば、不安より感謝の気持ちが増えてくる。

仕事も人間関係も、今あるものを大事にしていかないといけないな。
「人生を非常事態にしないこと」
これがずっと私の目標。
ちょっとしたことで私は騒ぎすぎなのだ。

人生はそんなに非常事態は起こらない。

わかっているのだけど、すぐにイライラするし、落ち込むし、攻撃するし、悲劇のヒロインになるし・・・
白黒はっきりできないことは、「今する必要がないこと」と思わないといけないとわかっているのに、グレーが気持ち悪くて。
でも、以前よりはかなりこの思考が定着してきたように思う。

今も、まったく非常事態じゃない。

理性的な思考の兵頭くんと話していたら、そのことに思い当たった。

今年もあと3日。
結局、仕事は終わらず!!
明日なんとか仕上げて、大掃除と年賀状とおせちやるで!
(結局、今年も大慌て

黒目のカーブというコンプレックス

2011-12-27 22:00:31 | 生活
こんなはずじゃなかった!
・・・という慌しい年末を迎えている。

今日も一日取材。
この間も書いたように、美容院代を稼がなければと無理に入れた仕事。

ところが。

今朝、取材に行く前に、コンタクトレンズを入れたらうまく入らず、指にくっついたままだった。
それを知らず、いつものクセで、タオルに手を・・・

ああっ!

パリン・・・(とは音はしなかったが、そんな感じ。ハードなので)
指先には、真っ二つになったコンタクトレンズが・・・

仕方なく、取材後、コンタクトレンズを買いに。

私と実際会っている人はよくわかると思うが、私は右目をしょっちゅう痛がっている。
お店で飲みながらコンタクトをはずす姿を見たことがある人も多いはず。

もうかなり古いからかな・・・と思っていたのだが、
今日割れたのは、残念ながら左のほうだった

もうお金もないし、とりあえず割ったほうだけ作ろうと思っていたのだが、
チェックしてもらったら、「右もけっこう傷が入ってますよー」とのこと。
「今日買えなかったら、3ヶ月以内だったらいいので、とりあえず両目替える方向で、検査しませんか?」と言われ、
「あ、じゃあそうします・・・」と私。

はっ!

このパターンは、確か美容院の・・・!

しかし、後には引けず、両目を検査してもらった。
すると、右目がなんだかおかしな感じ?!

「右目、なんか変な感じしませんでしたか?」と聞かれる。
正直に、いつも右目が痛くなったことを話すと、別のテストレンズを渡された。
(検査のとき、テスト用のレンズをしている)

なんでだろう・・・と思いながら、テストレンズを目に入れ替えていると、スタッフの人が言った。

「目のカーブが小さいみたいですね」

・・・それか!

人に話すと「そんな人いるの?」と言われたこともあるのだが、
私は目が小さすぎるあまり、黒目のカーブが平均より小さいらしいのだ。
きちんと調べてくれる眼科だとそういわれることがあった。
でも、いつもではなく、適当な眼科(?)だと一般人と同じ大きさのものを与えられる。
小さいとレンズは取り寄せになり、数日間は眼鏡で暮らさないといけないのがイヤなので、
あえて自分からはそのことを申告しないようにしていたら、今使っている右目のレンズは目に合っていなかったようなのだ。
(ちなみに左は何度も落として、結構替えている)

目が痛くなるのは、ずっと傷だと思っていたのだが、目のフィット感の話ね・・・

今日の眼科はちゃんとした人が見てくれたのだろう・・・「カーブが小さい」と指摘され、
結局、取り寄せレンズに・・・

でも、いつも目が痛かったし、これでよかったのかもしれない。

「黒目が一般人よりも小さい」という、屈辱的なコンプレックスをあらわにされた辛さは胸にしまいこみ、ポジティブシンキングで「良し!」とした。

友達でも目が大きい人を見ると本当に羨ましい。
私は目の検査のとき、いつも「はい!もっと目を開けて!」といわれるのだが、もうこれが精一杯なの!と悲しい気持ちになる
それも、見た目だけでなく、このようにコンタクトレンズ特注みたいなことを言われると、心も折れるね・・・

そして、コンタクトレンズ両目で2万円也。
今日、せっかく美容院代を稼ぐために頑張って仕事してきたのに、全部なくなった・・・。

怒涛の忘年会で散財し、美容院でカモられ、葬儀で徳島まで行き、コンタクトレンズを買い替え・・・
もう破産寸前!

たーすーけーてー

ジングルベルとお経

2011-12-26 11:32:47 | 生活
今年は早々と仕事を切り上げ、年賀状に大掃除、いろんなたまっていることなどを片付けて、
ゆっくりと年末を迎えようと思っていた。

昔の講師で今は島根にいる人が、年末に大阪へ来るからうちの新居へ寄りたい・・・とメールをくれたときも、
「めっちゃ暇やし、いつでもOK!」
みたいな返事をして、今週来ることになった。
旨いご飯でも食べさせてやろうと思っていた。
そこまでは、余裕だった。

ところが。

もう仕事はないと思っていたのに、27日に取材が入った。
原稿も年内に書かないといけないので、断ろうかな・・・と思いつつ、
この間のカモられた美容院のことが頭をよぎり・・・
結局、引き受けた
美容院代くらいにはなると思えば、なかなか断る勇気がない私。
もう1件、小さい仕事も入り、なんだか忙しい最終週になりそうだ。

そんなことになると思っていなかったので、まだ余裕があった頃に、23・24日の夫との1泊近場旅行を決めた。
でも、これも数日前に決まり、あかん、年賀状いつやるねん・・・もう25日しかないで!と思っていたら・・・

訃報。

それは23日の旅行中の出来事。
夫へ1本のメール。
夫の母方の祖母が亡くなったという。

旅先でどうにもできず、とりあえず次の知らせを待つ。
その後、25日の午後からが告別式と知り、徳島へ行くことに。

旅先でもなんとなく暗い気持ちで過ごした。
いろんなことが間に合うのかな・・・という不安もあり、少し気持ちが重かった。
それでも、今はどうにもならないんやし、せっかくやから楽しもうということで、2日間は楽しく過ごした。

そして、昨日、朝早くからバスで徳島へ。
夫の両親とお兄さんは前日から車で来ており、お通夜、いろんな準備と追われていたようだ。
そのうえ、ひどい雪!!
山奥なので、かなり積もり、雪かきまで必要だったとのこと。
仕方ないことだが、そんなときに旅行で楽しんでいたことに、なんとなく罪悪感・・・。

告別式は、広い式場で滞りなく行われた。
親族席に座り、たくさんの花の向こうに掲げられたお祖母さんの遺影を見上げる。
生前、お会いしたのはたったの2回。
それもご病気と認知症が進み、会話らしいものはできなかった。
夫もこれまで祖母の思い出を語ったことがなく、全くどんな人なのか知らない。

結婚って、不思議だなぁと思った。
故人と何の思い出もないのに、親族席に座っている。
全く知らないような人だけれど、その遺影の笑顔を見ると、夫のお母さんにそっくりで、
ああ、きっと穏やかでいつもニコニコしていて、周りから慕われていたんだろうな、と容易に想像ができた。
故人の半生を紹介するようなナレーションで、この印象と同じようなことが話されたので、やっぱりそうなんだなと思い、このとき初めておばあさんを近くに感じた。

お棺の蓋を開け、花を供えるときが来た。
係りの人が生花をその場でどんどん切って、順番に渡してくれる。
それを皆がお棺に入れ、おばあさんの顔を見てお別れを言う。

それが始まると、一気に悲しみのオーラが式場に充満し始めて、胸が押しつぶされそうだった。
故人との思い出があって悲しいわけではないのに、涙があふれてくる。
もうこうなってくると、私の「感情移入」も悪癖だ!と思う。
他の親戚が見たら、「変人」か「偽善者」にしか見えないので、絶対泣いてはいけないと歯をギリギリと食いしばっていた。
とにかく、お母さんを見ないように見ないようにと努めていた。
目に入った瞬間、もうお母さんに感情移入して、自分のことじゃないのに涙がどっとあふれてくる。
もうほんまに、この悪癖よ、勘弁してくれ!!と思った。
まとわりつくような悲しみのオーラを振り切って、逃げ出したいような気持ちだった。

なるべく心を無にして、おばあさんの顔を見る。
小さく、でも、きれいなお顔だった。
ただ、「ありがとうございました」と心の中で頭を下げた。

90歳。
天寿を全うしたとか、大往生という言葉にふさわしい年齢。
大正、昭和、平成と生きてこられた。

夫のいとこ夫婦がまだ生まれたばかりの小さな赤ちゃんを抱いているのが後ろの席から見えた。
大人たちの悲しみなど知る由もなく、ただ笑顔できゃあきゃあと小さく声を上げる。
それを見ていたら、「生」と「死」の尊さをただ感じた。

逝く者がいて、生まれてくる者がいる。
こうやって、脈々と受け継がれていく命。

なんのために?どうして?
そんな想いを抱えながら、赤ちゃんと遺影のおばあさんを交互に見つめていた。
そして、改めて思った。
今、私が夫と幸せに暮らしているのは、夫のご両親のおかげ。
そのご両親を育てたのは、おじいさん・おばあさんたち。
そして、その方たちを生み育てたのは、もっと昔からのご先祖様・・・
自分の中から自然に感謝の気持ちがあふれてくるのを感じた。

告別式の後、焼き場へ行って、近代的なエレベーターの入口みたいな中に、おばあさんが消えていくのを見送って帰ることにした。
まだ親族の集まりがあったけれど、バスの最終だったので仕方なく、途中退席した。
すっかり親しくなった親戚のおばさんたち(お母さんの姉妹)が、いつも通り、気さくに笑顔で見送ってくれたことにホッとした。

夫はかなり疲労していた。
私は疲れよりも、安堵のほうが大きかった。

街にはジングルベルが流れているのに、真言宗のお経を聞くことになるとは思わなかったが、なんとかお別れに間に合ってよかったと思った。
三宮で適当な居酒屋に入り、ビールと熱燗を飲んで帰って来た。
寒い、寒い夜だった。
夫はなぜか意地になったように、コンビニでクリスマスケーキを探していた。

そんな2011年クリスマスの夜。


2011年は、お葬式に始まって、お葬式に終わった。
1月には高校時代の先生、間にうちの親戚のおばさん、そして、最後の最後におばあさん。

家の中は大掃除どころか荒れ放題で、年賀状もまだできていない。
今週は仕事も詰まった。
結局、慌しい年末になってしまった

そして、なんとなく淋しい。
自分では何が原因なのかわからないのだけれど、人とうまくいかないことがあって。
でも、もう自分から動く気力も失われた。

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい」

漱石の一説がふとよぎる。

兎角に人の世は住みにくい。
でも、なんとか少しでもマシな人間になって、今日も生きていかなければ。

いいカモ?!

2011-12-21 11:26:20 | 生活
仕事が一段落してまずやったのは、美容院へ行くこと。

子供の頃から直毛で、ふわふわウェーブに憧れて止まない私は、
この夏、5年ぶりくらいにパーマをかけて大失敗した
行った美容院も悪かったと思うのだが、「ただの髪の傷んだクセ毛の人」みたいになってしまった。

かけ直したら髪が傷むと思い、とりあえず1ヶ月以上は我慢したが、
9月に別の美容院で元のストレートに戻した。
元がストレートなら、縮毛矯正としてのストレートパーマはかけなくても、
薬を塗って水蒸気みたいなのを当てるやつでウェーブがとれるという。
髪の傷みも少なそうだったので、それでお願いしたら元に戻った

あれから3ヶ月・・・

ストレートだと手入れが全くいらないので、本当にラクだ。
「ラク」を基準にして髪形や服装を決めてはいけないといわれるが、私にはそこまでおしゃれにかける意欲がない。
だから人生のほとんどをこの伸びっぱなしの髪形で過ごしてきた。
これだと大嫌いな美容院もあまり行かなくて済むし。

ただ、それは若い時の話で・・・
今は美容院に行く目的は「カット」ではなく「白髪染め」になっている。
私はとにかく白髪が多いので(同年代の周りの人よりも)、
本当なら1ヶ月半とか2ヶ月に1回くらいは染めに行かないときれいに保てない。
とはいえ、そんな金銭的な余裕はなく・・・
3ヶ月~4ヶ月に1回美容院へ行き、その間に1回か2回、自分で根元だけ染めるというようにしている。

前回はそのパーマをとるのだけでもお金がかかり、根元だけしかカラーを入れなかったので、
伸びっぱなしの髪はなんだか赤茶けて色もまだらになって、かなり汚かった。
もちろん、白髪も目立ってきていたし・・・

それでようやく美容院へ!
今回はカットとカラーだけでいいので、カラーも根元だけでなく全体を黒っぽくしてもらった。
洗うのと乾かすのもかなり面倒なので、思い切って10センチ以上切った。

前回から行っているこの美容院は、実は20代から10年近く通っていたところ。
他店に浮気してしまったので戻りにくかったのだが、やはり戻ってきて正解だったと思う。
高いけど、技術は確か。

担当は前に行っていたときとは変わったが、今度の人も昔からいる人で感じがいい。
でも、私のことをいつも笑う

たぶん、こんな適当な人、あまりいないんだろうな・・・
「とりあえず、ラクな髪型で!」
みたいな注文するし。
まるで居酒屋に入って「とりあえずすぐできるやつ!」みたいなノリ?
私がそういうと、くすくす笑う。

今回も「思い切って切っちゃってください!」と言うと、
「いいんですか~?どうして?」と言うから、
「冬はガス代と水道代もバカにならなくて・・・。短いほうが早いんで!」と言ったら、笑われた。

そして、何の意志もなく、美容師さんの言いなり。
せっかくカラーのサンプルを見せてもらっても、
「うーん・・・どれでもいいので、お任せで」とか言う始末。
またクスクス笑われて、「じゃあ、こういうのは?」とすすめられるがまま。
「はい、じゃ、それで」となる。

しかし、途中で気づいたことがあった。
私が言いなりなので、「こいつはいいカモだ」と思われたのかもしれない・・・

「色が保てるように、マニキュアもしときましょうか。プラス2000円ですけど」
「はい、じゃあお願いします」

「色の落ち方が表面とで変わるので、部分的に色を変えておくといいんですけど。どうします?1500円ですけど」
「はい、お願いします」

「この間、買われたシャンプー、今日はどうします?今なら10%オフなんですけど」
「はい、買います」

この辺りで気づいた。以下、心の声。

ヤバイ・・・今いくらになっとるんや?!
あのシャンプーもほんまにいいけど、めっちゃ高いねんなぁ。(シャンプー&トリートメントで6000円!!)
つい10%オフに惹かれて買うって言ってしまったで・・・!

そんな私の心の声には気づかず、美容師さんがまた攻撃をしかけてきた。
「前回は根元だけだったけど、今日は全体を染めたので、髪のためにはトリートメントしといたほうがいいですね。
どうします?」

ここで初めて私は「うーん・・・」とうなった。
「いくらですか?」
「3000円と5000円のがありますよー」
「うーん・・・」

私がうんうんうなっているので、美容師さんはトリートメントの説明用紙を持って来てくれた。
丁寧にどう違うかを説明してくれる。

「うーん・・・」
ついに聞いた。
「あの・・・今、いくらになってます?」

美容師さんは優しく、「じゃあ、計算してみましょうか」と向こうへ行ってしまった。
あかん!また笑われた

しばらくして、計算した用紙を持って来てくれた。
見ると、5000円のトリートメントだと、全部で24990円!!
今、割引があるらしく、3000円でも23390円だった・・・

ここで、私の悪い丼勘定のクセが出る。
「あ、そんな変わらないですねー。もうここまできたら一緒か~」

誰も私の目を覚ましてくれる人はいない。
完全にお金のマジックにはまっている。
なんや、1600円しか変わらんやん、と。

「この1600円の差って、かなり出ますかー?」と聞くと、「そりゃあ、もう!」と自信ありげ。
「じゃ、5000円で」
「はい」(クスクス)

待っている間、ぼんやり考えていた。
今日、美容院に来るとき、カット(4000円)とカラー(8000円)で12000円の予算で来たんだっけ・・・
シャンプーも高いからもう買わないって決めてたっけ・・・
それが今の私はどうだ?
すっかり相手の言いなりになって、あっという間に予算を2倍オーバー。
途中で計算までしてもらってるのに、結局一番高いコースを選んでるって・・・
一体どうしてこうなったんだ?

私って、いいカモ・・・?

クスクスと笑われながら、お金をどんどん出してしまった。
ヤバイ。
ホストクラブとか行ったら(行かないけど)、高いシャンパンとか入れちゃうタイプやな~

しかし、仕上がった髪を見て、かなり満足した。
5000円のトリートメント効果は絶大で、20代の頃の髪のツヤとハリ!!
色も、前はまだらに赤茶けて汚かったけど、ほぼ黒に近いブラウンになった。
白髪もきれいに染まってる。
かなり短く切ったし、内側をすいてもらったので、軽い。

ただ、前髪はものすごいことになっているが・・・

「前髪どうします?」と聞かれたときに、
「すぐ伸びて自分で切るのがうまくいかないんで、とりあえず眉毛が見えない程度の一番切れるところまで切っちゃって!」
と言ったのだ。
クスクス笑いながら、その通りにしてくれた。

家に帰ると、夫に「ゆきんこ?」と言われた。
子供の頃のおかっぱみたいな髪型で、前髪はパッツン。
そういえば、子供の頃、おかっぱの人形があると、周りの人に「かおりちゃんみたい」と言われたものだ。
日本人形ならまだいいが、ある時、学校で「座敷わらし」の話が出た。
すると、その挿絵を見たクラスメイトがいっせいに私のほうを振り返った
それ以来、クラスの男の子に「座敷わらし」といじめられること多数・・・

最近は、夫に「ヘルメットかぶってる?」と言われている
でもいいんだー。
手触りサラサラだし、洗うのも乾かすのもめっちゃラクだし、何も手入れしなくていいし。
ストレスがまったくない。
あと3ヶ月はなんとかこれでいきたいものだ。

「I must・・・」の人生

2011-12-10 20:38:44 | 生活
昨日からどうも精神状態が不安定で。
すぐイライラして怒鳴ってしまい、夫は私の顔色を伺ってビクビクし、
「怖い・・・トラウマになる・・・」と言いだす始末。

昨日の朝、起きたとき、なぜか「・・・喪失感」とつぶやいてしまった

何を失ったというのか。

ただ、変な喪失感が心にあった。

ホルモンバランスが悪く、本気で規則正しい生活とストレスフリーを目指さなくてはならないと感じている。
更年期障害とかなるのもイヤだし。(このイライラは既に?!)

私はストレスをためないタイプだと自分では思っている。
ストレスをためる人って、自分の中にしまいこんで発散しない人だと思うから。
私はすぐ人に言うし、書くし、酒飲むし、暴れるし、吐き出すのが上手い(?)ほうだとずっと思っていた。
でも、ストレス発散って、そういうことじゃないのかな?
夢にうなされる回数がどんどん増えているのも、ストレス?と思ったり・・・

じゃあ、自分のストレスって何?と考えてみた。
1コしか思いつかない。
「きちんと生活できないこと」

規則正しく生活したいのに、それができない。
その状況と、豆腐のように柔らかい意志の自分にイライラして、「ストレス!!」といつも感じている。
寝る前に「今日もダメだった」「今日もあれができなかった」「今日はあれを明日に残した」と、
毎晩そんなふうに反省し、「明日はあれやって、これやって・・・」と考えながら寝る。
「リラックス」とはかけ離れた精神状態で、ただ疲労だけで眠りにつく。
そりゃ、怖い夢も見るわな・・・

私に「心の闇」があるとすれば、
「きちんと生きたい」という理想の自分と、それができない現実のダメ人間の自分との葛藤。
人と比べてではない。
そんなことを言うと、よく「私と比べたら、きちんとしてる」といわれることがあるが、人と比べても仕方がないのだ。
世界の中で「きちんとできている人」の順位を競って、一位になれないことを嘆いているわけではないのだ。

いわば、理想の自分との闘い。

そんな理想、なくしたほうがいいと思う人もいるだろう。
だけど、この理想があるから、とりあえず努力できるし、自分をこれ以上は落とさなくて済んでいるのだとも思う。
理想をなくした瞬間に、堕落の一途を辿るような恐怖がいつも心にある。
理想なんて捨てて楽になりたい自分との葛藤。

ヘンかな?ヘンか。

のんびりこぶたの夫と暮らすようになって、よけいにこの葛藤が激しくなってきたようにも思う。

メリハリ。
バランス。
良い加減。

これらはすべて、私から縁遠いもの。

夫は、私が見てきた6年間、ほぼ毎晩12時まで仕事をしている。
土日もたびたびメールチェックしている。

でも、遊ぶときはパーッと遊ぶ。
自分に何かを科すということがない。(科すはこの字か?)
「~なければならない」がほぼ存在しない人なのだ。
嫌なこともわりとすぐ忘れるし、だいたいが上機嫌。

朝のNHK連ドラの「カーネーション」に出てくる糸子の夫、まさるさん。
あの人を見ていると、いつも夫のようだと思う。

とにかく家にいるときは上機嫌
私に「これをしろ」も「これはするな」もない。
自由な個人の共存を求める。

私は全く逆で、「これして」「これしないで」ばかりだし、
不機嫌でイライラしていることも多いし
とにかく常に自分に対して「~しなければならない」ばかり。

しんどい。
最近、本当にしんどい。
自分で自分を苦しめている。

上機嫌になる方法ってないのかな。

絶対にイヤなこと

2011-12-07 00:23:31 | 生活
家政婦が流行っているのはドラマの中だけではないようで。

「家事代行サービス」の需要が増えているらしい。
それも、掃除をするのは男性スタッフが多く、あえて「男性だから頼む」という主婦もいる。
女同士だと「サボっている」と思われるのが嫌だということだ。
(ワールドビジネスサテライトより)

「絶対イヤ!自分の部屋の掃除をされるなんて、恥部を見せているようなもんだ!

テレビを見ていた私が言うと、夫が「古風やなー」と言った。

誤解しないでほしいが、そういう職業がダメなわけでもないし、利用する人も別に構わない。
ただ、自分は絶対無理だ・・・
他人に自分が汚したものを見せるなんて、考えるだけで恥ずかしい。
ましてやそれが男性だと思ったら、あー、もう絶対無理!と思った。
(老人になって体が動かなくなれば、またそれは別の話だけど。)

古風なのかどうかわからないが、私は男の人に汚いものを見せることにすごく抵抗がある。
例えば、シンクの排水溝の生ゴミとか、私は夫がお風呂に入っている間や、とにかくいない間を狙って、そっと捨てる。
洗い物をしていて、そのついでに捨てたいときでも、夫が近づいてくる可能性があると思うと、やめる。
夫にそんな汚いものを見せたくないし、自分の手でそんなものを触っているところも見せたくないのだ。
・・・ヘン?!

他人でもそれは同じで・・・
この心理、なんなんだろう?
時代と逆行しているような気がするのだが



せかせかうさぎ

2011-12-04 23:05:34 | 生活
先週末から怒涛の忘年会がスタート。
トップバッター(?)は中野。
金曜の夜、一緒に京都へゴハンを食べに行ってきた。(詳しくはまた)

そして、昨日は忘年会ではないが、夫の友達が二人やってきた。
酒のアテを作っておもてなし。
17時に来たのにあっという間に24時になり、結局泊まって昼前に帰った。
朝も2時間くらい話していて、合計12時間くらいしゃべっていたなと気づいて驚いた。
朝っぱらから「モノマネ芸人」の需要と生活の安定性について語るのは、なかなかにシュールでよかった。

私は朝から自治会の掃除があって、夜中3時に寝て7時半に起きて掃除してきた。
二日酔いでもなく、元気だった。
昼前に二人が帰って、夫も英会話に出かけた後、お昼ご飯のときに調子に乗ってビールを飲んだ。
これが悪かった。
その後、なぜかグッタリ・・・(不思議でもないか)

たかじんの委員会を観ながらうたた寝。
でもこれでスッキリ回復したので、夜ごはんの用意して、鍋(うどんすき)を食べた。
この鍋がおいしくて食べすぎ、お腹が痛くなってまたグッタリ・・・

さっき、ようやく起きてお風呂に入ったところ。

仕事をせねばならん。
先週から原稿が思うように進まず焦っている。
修正が入ったりして、少しずつ予定が狂ってきている。
別に締め切りに間に合わないわけじゃないのに、気持ちばかり焦って、
寝ていても原稿の事を考えると冷や汗が出ることがある。
いつも頭の中で、「えーと、次はあれをして、あれに2時間かかって、それから夜はあの原稿書いて・・・」とか考えている。
ひたすら予定を立てる。
そうしているだけで、背中が冷たくなる感じ。

自分の、こういう神経質なところ(小心者?)が私は好きじゃない。しんどく感じている。
それに対して私の夫はのんびりやだ。
自分のことものんびりしているし、相手をせかすということもない。
夫は一言も私をせかしていないのに、私はすぐ「ごめんな、すぐやるし」とか、
「ごめんな、もうちょっと待って」とか、勝手によく謝っている。
夫はいつも「全然いいよー、ゆっくりやって」と言う。
自分も相手もせかさないっていいなと思う。

夫と自分のこの違いのことを考えるとき、いつも子供の頃に読んだ本のことを思い出す。

『のんびりこぶたとせかせかうさぎ』


どんな話だったか細かいことは忘れたけど、のんびりこぶたはキャベツの夢ばかり見ていて、
うさぎが夢を覗く機械でそれを見て怒る・・・というようなストーリーだったような?
また本屋で見つけたら読んでみよう。

もちろん、夫が「のんびりこぶた」で(キャベツも大好きやし!)、私が「せかせかうさぎ」。
私ものんびりこぶたに・・・いや、のんびりうさぎになりたいなぁ(笑)

そういえば、8月の後半くらいからずーっと忙しい。
仕事だけでなく、遊びも含めて。
シンガポールと新潟も行ったし、飲み会多いし。
自分ひとりでのんびり過ごす時間がなく、それが若干ストレスになってきているのを感じている。
いつも焦っていて、背中が冷たくなる感じがしんどい。

でも、あと少し!!
今週頑張れば12月後半はのんびりできる。
自分にそう言い聞かせて、毎日をなんとかやり過ごしている。
せかせかうさぎ、がんばる!

ときめかない「ツッコミ整理収納法」

2011-11-28 23:08:21 | 生活
今年はなかなか寒くならないのをいいことに、昨日の日曜日、ようやく衣替えをした

思い切って20着くらい捨てた。

この夏、一度も袖を通さなかったワンピース、
「いつか着るかも!」と思って残しておいたスーツ、
「痩せたら着る!」と思って毎年はけないスカート、
可愛くて大好きだけど、40歳には厳しいフリフリのワンピース、
何年も着ていないのに、高かったので捨てられなかったスカート、
家着にしていたチュニックやワンピース・・・

もう来年の夏は着ないであろう服と、
昨年の冬にしまうときに「一応とっておいた」けど、たぶんこの冬着ない服。
それらを思い切って収納せずに、紐でくくった。

かなりすっきりしたが、そうすると、この冬に着る服があまりに少なくてびっくりした
2、3着買おう・・・

そういえば、「片付け」の本って、いつも何か流行ってるなぁと思う。

ちょっと前なら「断捨離」。
今は「こんまり流 ときめき整理収納法」?
近藤さんという女性が書いた『人生がときめく片づけの魔法』という本がベストセラーらしい。
この間、テレビでも見た。
「捨てられない女」なんてのも流行ってたなぁ・・・

そう考えると、世の中には「片付け」のことで悩んでいる人が多いんだなぁと思う。
「片付けのリバウンド」なんてこともあるらしい。

このときめき整理収納法を編み出した「こんまり」さんがサイトの中でこう書いていた。

『こんまり流ときめき整理収納法』は、 片づけのリバウンドに悩み続けた末に失神、
15歳のときからあらゆる片づけ方法を実践し、 片づけの研究に半生を捧げた近藤麻理恵が編み出した、
「一度片づけたら二度と散らからない片づけ法」です。


「片づけのリバウンドに悩み続けた末に失神」って・・・

世の中にはこういう人も結構いるのかな?
私も、「意外!」と言われるが、片付けは苦手なほうだ。
「掃除」は好きなんだけど・・・

「片付け」と「掃除」って、似ているようで違う。

じゃあ、なんであんなに部屋がスッキリしてるの?!と言われるが、
それこそ「かおり流ツッコミ整理収納法」があるからだ。

箱や入れ物を用意する
⇒突っ込む
⇒隠す

以上!

これでいつも部屋はスッキリ。
今の家なんて「納戸」があるので、箱や入れ物もいらない。
とにかく納戸に「突っ込む」。
以上!

そして、年に2回くらい、箱や引き出しを開けて、いるものといらないものを分けて捨てるのだ。
その時は、ゴミ袋2つくらいになる。

いつも整理整頓ができている人をうらやましいなぁとは思う。
引き出しの中とか、最初はきれいなのに、すぐにぐちゃぐちゃになるし・・・
でも、生活に支障はないし、私は「かおり流」で十分(笑)

ただ、確か今年の誕生日のときに書いたかもしれないけど、
これからは「本当にいいものを少しだけ」持つような生活に変えていきたいと思っている。
「捨てていい」と思える服が20着もあるような生活ではなくて。
(いかにしょうもない服を着てたかってことやもんね)

例えば、器みたいに、何でも心から惚れ込んだものを妥協せずに買って、大事に使っていきたいと思う。
そういう「豊か」なライフスタイルは憧れやね