皆様、こんばんは。
事務局です。
5日の一宮市内は、曇りの天気でしたが、昨日に引き続き、空気が暖かい1日でした。
本日の私(寺西)は、終日、縫製作業でした。
前回の続きになります。
相談会の体験からです。
仕訳の間違いの1つに、12月に入ってからの、収入金額と必要経費の計上間違いがあります。
「複式簿記講座」で勉強したことを、忘れていませんか?
ここで、再勉強をしてみましょう。
(番外6)収入金額のあらまし――――――――――
その年(平成27年)の各種所得の収入金額は、その年(平成27年)において収入すべき金額になります。
収入すべき金額とは、以下の金額になります。
1.権利が確定していること。
2.事実が発生していること。
3.金額が確定していること。
以上3つの要件をまとめて別の表現にしますと。
1.現実に現金等で受け取った収入。
2.未収の収入。
になりますね。
間違えが多いのは、12月に商品を販売し、翌年1月に、商品代金を受け取る場合です。
商品を販売した時点で、必ず「売上げ」として、収入金額を計上してください。
振替伝票には、売上げと同額の「売掛金」を計上してください。
12月の振替伝票に起票します。
・売掛金〇〇円/売上〇〇円
翌年1月入って、商品代金が入金しましたら、同額の売掛金を減らしてください。
翌年1月の振替伝票に起票します。
・現金※〇〇円/売掛金〇〇円
※普通預金口座に振り込まれ場合は「普通預金」になります。
上記の処理がなされていませんと、試算表や精算表などの、貸方と借方が合わなくなります。
(番外7)必要経費のあらまし――――――――――
その年(平成27年)の事業所得の金額、不動産所得の金額、雑所得の金額などの計算上、
総収入金額から差し引くことができる必要経費は以下の金額になります。
(1)必要経費―――――――――――
1.収入金額に対応する必要経費
・売上原価。
・総収入金額を得るために直接かかった費用。
2.期間に対応する必要経費
・その年にかかった販売費、一般管理費、その他の業務上の費用。
加えて、必要経費には、その年(平成27年)に支払った金額だけでなく、その年に確定した債務(減価償却費※など)も含まれます。
※当会ブログ「複式簿記の再勉強(22)」(2016年2月25日)をご覧ください。
(2)支払うべき債務の確定した金額―
1.債務が成立していること。
2.事実が発生していること。
3.金額が確定していること。
以上3つの要件をまとめて別の表現にしますと。
1.現実に現金等で支払った費用(前払費用等を除く)。
2.未払いの費用。
になりますね。
こちらも、間違えが多いのは、12月に消耗品を購入し、翌年1月に、代金を支払う場合等です。
消耗品を購入した時点で、必ず「消耗品費」として、必要経費に計上してください。
振替伝票には、消耗品費と同額の「未払金」を計上してください。
12月の振替伝票に起票します。
・消耗品費〇〇円/未払金〇〇円
翌年1月入って、消耗品代金を支払いましたら、同額の未払金を減らしてください。
翌年1月の振替伝票に起票します。
・未払金〇〇円/現金※〇〇円
※普通預金口座から支払った場合は「普通預金」になります。
上記の処理がなされていませんと、試算表や精算表などの、貸方と借方が合わなくなります。
参考に、勘定科目の位置は以下です。
勘定科目 借方 貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
資本グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
次回に続きます。
ブログに関するご感想・ご意見・クレーム等は、ブログのコメントや携帯電話にお願いします。
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5日の一宮市内は、曇りの天気でしたが、昨日に引き続き、空気が暖かい1日でした。
本日の私(寺西)は、終日、縫製作業でした。
前回の続きになります。
相談会の体験からです。
仕訳の間違いの1つに、12月に入ってからの、収入金額と必要経費の計上間違いがあります。
「複式簿記講座」で勉強したことを、忘れていませんか?
ここで、再勉強をしてみましょう。
(番外6)収入金額のあらまし――――――――――
その年(平成27年)の各種所得の収入金額は、その年(平成27年)において収入すべき金額になります。
収入すべき金額とは、以下の金額になります。
1.権利が確定していること。
2.事実が発生していること。
3.金額が確定していること。
以上3つの要件をまとめて別の表現にしますと。
1.現実に現金等で受け取った収入。
2.未収の収入。
になりますね。
間違えが多いのは、12月に商品を販売し、翌年1月に、商品代金を受け取る場合です。
商品を販売した時点で、必ず「売上げ」として、収入金額を計上してください。
振替伝票には、売上げと同額の「売掛金」を計上してください。
12月の振替伝票に起票します。
・売掛金〇〇円/売上〇〇円
翌年1月入って、商品代金が入金しましたら、同額の売掛金を減らしてください。
翌年1月の振替伝票に起票します。
・現金※〇〇円/売掛金〇〇円
※普通預金口座に振り込まれ場合は「普通預金」になります。
上記の処理がなされていませんと、試算表や精算表などの、貸方と借方が合わなくなります。
(番外7)必要経費のあらまし――――――――――
その年(平成27年)の事業所得の金額、不動産所得の金額、雑所得の金額などの計算上、
総収入金額から差し引くことができる必要経費は以下の金額になります。
(1)必要経費―――――――――――
1.収入金額に対応する必要経費
・売上原価。
・総収入金額を得るために直接かかった費用。
2.期間に対応する必要経費
・その年にかかった販売費、一般管理費、その他の業務上の費用。
加えて、必要経費には、その年(平成27年)に支払った金額だけでなく、その年に確定した債務(減価償却費※など)も含まれます。
※当会ブログ「複式簿記の再勉強(22)」(2016年2月25日)をご覧ください。
(2)支払うべき債務の確定した金額―
1.債務が成立していること。
2.事実が発生していること。
3.金額が確定していること。
以上3つの要件をまとめて別の表現にしますと。
1.現実に現金等で支払った費用(前払費用等を除く)。
2.未払いの費用。
になりますね。
こちらも、間違えが多いのは、12月に消耗品を購入し、翌年1月に、代金を支払う場合等です。
消耗品を購入した時点で、必ず「消耗品費」として、必要経費に計上してください。
振替伝票には、消耗品費と同額の「未払金」を計上してください。
12月の振替伝票に起票します。
・消耗品費〇〇円/未払金〇〇円
翌年1月入って、消耗品代金を支払いましたら、同額の未払金を減らしてください。
翌年1月の振替伝票に起票します。
・未払金〇〇円/現金※〇〇円
※普通預金口座から支払った場合は「普通預金」になります。
上記の処理がなされていませんと、試算表や精算表などの、貸方と借方が合わなくなります。
参考に、勘定科目の位置は以下です。
勘定科目 借方 貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
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資本グループ 減少(ー) 増加(+)
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次回に続きます。
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