今日、3月4日は、ミシンの日、サッシの日、三線(さんしん)の日だとか。
でも、長者ヶ原廃寺跡というお寺の遺跡の調査と整備を担当しているkaneurikichiji としては平等院鳳凰堂の日です。
というのも、扶桑略記(ふそうりゃっき)という書物の、天喜元年(1053)3月4日の記事にはこう記されているからです。
関白左大臣(藤原頼通のことです)、平等院の内に大堂を建立し、丈六の弥陀像を安置す。
百口の高僧を?し、その供養を設く。御斎会に准ずるなり。仏像・荘厳は古今無双なり。
つまり、今から961年前の今日、平等院鳳凰堂が完成し、本尊が安置されたので、百人の高僧が招かれ、それらを供養したというのです。
文末には「仏像・荘厳は古今無双なり」、つまり仏像や建物やその飾り昔も今も並ぶものがないとあります。
そして、それは現代でもそのまま当てはまります。
というのも、国宝の建造物に国宝の仏像が安置されているのは、たくさんあるわけではないですが、それなりに例があります。
しかし、建物の壁画や、仏像のまわりの飾りまでも国宝なのは、ひとり平等院鳳凰堂だけなのです。
これぞ国宝のなかの国宝。
現在は、屋根の修復中ですが、そろそ完了するようで、来月からまた素晴らしい姿を、目にすることができます。
でも、長者ヶ原廃寺跡というお寺の遺跡の調査と整備を担当しているkaneurikichiji としては平等院鳳凰堂の日です。
というのも、扶桑略記(ふそうりゃっき)という書物の、天喜元年(1053)3月4日の記事にはこう記されているからです。
関白左大臣(藤原頼通のことです)、平等院の内に大堂を建立し、丈六の弥陀像を安置す。
百口の高僧を?し、その供養を設く。御斎会に准ずるなり。仏像・荘厳は古今無双なり。
つまり、今から961年前の今日、平等院鳳凰堂が完成し、本尊が安置されたので、百人の高僧が招かれ、それらを供養したというのです。
文末には「仏像・荘厳は古今無双なり」、つまり仏像や建物やその飾り昔も今も並ぶものがないとあります。
そして、それは現代でもそのまま当てはまります。
というのも、国宝の建造物に国宝の仏像が安置されているのは、たくさんあるわけではないですが、それなりに例があります。
しかし、建物の壁画や、仏像のまわりの飾りまでも国宝なのは、ひとり平等院鳳凰堂だけなのです。
これぞ国宝のなかの国宝。
現在は、屋根の修復中ですが、そろそ完了するようで、来月からまた素晴らしい姿を、目にすることができます。