kananagaの日記

音楽したり絵を描いたり紙芝居したりするkananagaの暮らし

P-ブロッリハ@門仲天井ホール

2008-01-31 | 日記
2月17日のコンサートのためのリハを、P-ブロッで。どえ~、大変~、でもすごく面白い!

東京です。ぜひぜひ、お越しください~。

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「Walking in Space -平石博一の空間音楽」

日時;2008年2月17日(日)18:00open, 18:30start
場所;門仲天井ホールhttp://www5f.biglobe.ne.jp/~monten/schedule.html#sono0217

出演;平石博一(作曲・サウンドインスタレーション)
    P-ブロッ/野村誠、鈴木潤、しばてつ、吉森信、林加奈
    赤羽美希、正木恵子、渡邉達弘

プログラム;
Part1 平石博一 plays 平石博一~コンピュータと映像による
     Hiroshima/少年と海/ショパンを聴いて戦争へ行こう(抜粋) 他
Part2 P-ブロッ plays 平石博一
     風光る/石は足につまづく/Walking in Space(世界初演) 他

料金;前売り2000円、当日2500円、会員1800円、学生1500円
予約・お問い合わせ(門仲天井ホール)
tel. 03-3641-8275   fax. 03-3820-8646
E-mail. acn94264@par.odn.ne.jp

門仲天井ホールのブログに、平石博一さんのインタビューが掲載されています。
http://monnakaten.exblog.jp/7169113

以下にも、そのインタビューをコピペ。
↓   ↓   ↓
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●平石博一とミニマルミュージック

野村;平石さんは、日本のミニマルミュージックの第一人者と紹介されることが多いと思うんですけど、平石さん自身はどう位置づけていますか?

平石;拒否はしないのですけど、ミニマリストと言われるのは若干違和感があるのです。たしかに70年代から、スタイルとしてはミニマルミュージックと言えるわけですけど、ミニマリストと意識して音楽を作ってるわけじゃないのです。ミニマルミュージックの範疇から外れるような音楽も実は書いているのです。

野村;70年代の作品は?

平石:習作はクセナキスのような音楽だったりしていたのですが発表はしていないのです。公表した初期の作品は完全にミニマルな作り方でした。例えば弦楽四重奏は基本がグリッサンドでできていて、グリッサンドの角度が1小節ごと変化していくというものでした。

野村;僕は90年代の半ばに平石さんの音楽に出会った。反復はいっぱいあるが、ミニマルとは感じなかった。

平石;90年代の作品では、ビートが非常に強調されるようになりました。

野村;緻密に作曲されてるが、非常に感覚的な音楽で、作曲なのに即興的な感じもしました。楽譜に最低限の情報しか書いていないという意味で、ミニマルさは貫かれていた。ただ、楽譜に書いてあることがミニマルだと、演奏者が細部まで緻密に作らないケースが多く、アバウトな演奏にいくつも出会った。もっといい演奏ができるんではと、P-ブロッで平石さんの曲をやってみようと思った。

●P-ブロッと平石博一

野村:現代音楽の演奏家よりも、ポップスを演奏している人、ビートをもっと普段から突き詰めてやってる人が演奏した方が、平石さんの音楽の魅力がもっと出るのではと、P-ブロッで取り組んだが、思った以上に難しくて(笑)。

平石;僕の音楽は練習しなくてもできそうな易しい譜面に見えるけど、演奏した結果を客観的に細部に渡って認識できるような演奏家でないと、うまくできないと感じています。肉体的にも精神的にもかなり切り詰めた状態じゃないと、上手くできないと思う。このことは、クラシックも同じだと思いますが。P-ブロッに演奏してもらって、音楽の肉体的な運動っていうか、音楽は生きてる人間が作ってるんだって実感させてくれて、かなり感激したのです。P-ブロッは音楽を体でやってる集団って印象。P-ブロッはそれぞれが独自の音楽観をもっていて、それが非常に良い結果をもたらしていると思います。メンバー構成のユニークさがあると思う。曲を書いている時、いつもP-ブロッが演奏してる姿が頭に浮かんでいます。だから、弦楽四重奏とか、ピアノ曲とは全然違う表情の曲になる。鍵盤ハーモニカはキーボードをたたくとノイズがでるんだけど、P-ブロッの演奏では楽譜に書かれていないノイズも演奏に取り入れられているっていうのが、「手の記憶は耳に届く」を作った動機。運動の記録として音楽が成り立つと思ったのです。音よりも肉体的な運動が先にあるということを念頭に作曲したという訳です。

野村;運動を意識した音符が曲が進むにつれて出てくる。最初は音として始まっていくんですが、必ず曲が進むにつれて演奏するほうも、身体的になっていくことが多い。

●風光る

野村;「緑色のガラスを抜けて」は本当に美しい曲ですね。

平石;「風光る」と「緑色のガラスを抜けて」は共通点があって、緑色は教会のステンドグラスのイメージがあって。「風光る時」というピアノ曲は、僕の妻が亡くなったときのレクイエムとして書いた曲で、思い入れがあって、それをアレンジした「風光る」にも思い入れがあります。「緑色のガラスを抜けて」はその兄弟みたいな曲。

野村:「風光る」は、「風光る時」と同じ音型が出てくるが、全く違った印象に仕上がっている。P-ブロッのために書かれた他のどの作品とも全く違う。

平石;「風光る時」の別バージョンをいろいろ作ったのですが、原型から一番離れてるのは、この曲かもしれない。モアレ効果というか、同じフレーズが16分音符で全部ずれていって、響きを作る。ピアノソロではできなくて、アンサンブルだからできることです。

●空間音楽

野村;「石は足につまづく」とか「緑色のガラスを抜けて」っていうのは、左と右に分かれたステレオの音楽なんですけど。

平石;音を空間的に配置するっていうのは、長年のテーマです。アンサンブルの場合、空間的に音を配置したいっていう欲求が強くて、70年代に全員が聴衆を囲んで演奏する吹奏楽曲を書いたり、太鼓がたくさん回りにならんで、真ん中にキーボード、その間に弦、という風に聴衆の中に演奏家がいるっていうのを書いたりしたのです。90年代になって、生演奏じゃなくてコンピュータでも空間音楽ができるようになり、最近はそれを追及しています。「Hiroshima」っていう8chのインスタレーションでは、空間的に音がまわる。でも、生演奏でも空間的な音楽をやりたいっていう欲求は常にあって、今回の新曲は、ハーモニーが4chで空間的に移動するというものです。8人で4箇所に分かれて演奏する。ビートがない、空間的なものにしようと思っています。

野村;タイトルは?

平石;まだ仮だけど、「Walking in space」(=「空間を歩く」、「宇宙遊泳」)。空間に音が歩き回る。配置ではないんだよね。やっぱり動きというか。

野村;音が動き回るんですね。今回は映像もあるんですよね。

平石:あと、ダンスと映像と音楽というコラボレーションをかなりやるようになって、自分でも映像をやりたいっていう欲求が出てきて、音が先にあって映像をつけるってのをやってもらったのが、「少年と海」。「GREEN」は自分で映像を作って、音をあとからつけている。視覚と音の実験をやりたいと思っていて、その一貫です。

野村:「ショパンを聴いて戦争に行こう」は?

平石:タイトルは松井さんの詩からきています、基本的に声だけで作ってるんです。声が空間的に配置される。今回のプログラムではこれだけ異質なんだけど、、、。朗読を切り取って、ピッチとリズムを入れるというよりは、時系列をバラバラにして組み合わせ直すということもやっている。

野村;やっぱり平石さんはコンセプトが貫かれているという意味で、ミニマルというか、シンプルで、作られてくる音楽はとても多様で複雑だと思うんです。コンサート全体を通すと、平石博一とは何をやっているのかが浮き彫りにできると思います。みなさん是非、お越しください。

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■profile
平石博一 http://cat.zero.ad.jp/hiraishi/作品を初めて発表した72年から一貫してミニマル・ミュージック的な作風を追求。
Hiroshima Art Document 2002で8chによるサウンドインスタレーションを実現。
それ以来空間音楽パフォーマンスの展開に力を入れている。

P-ブロッ http://www7a.biglobe.ne.jp/~nomu104/p-blot.index.html
'96年作曲家野村誠の呼びかけで結成された鍵盤ハーモニカのみのアンサンブル。

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ところで、テトテト本番や防災EXPOのことが、藤浩志さんのブログ1月20日のとこにアップされてます。kananaga、ほめられている、じーん。。。うっとり。。。

賃貸人格さんと

2008-01-29 | 日記
1月26日のライブに来てくれた賃貸人格さんと、今日はいっぱいおしゃべりを。実はkananaga、「トマトの花と雪の国」に使うマトリョミンを東京に持ってくるのを忘れてしまって、あの日、賃貸さんにひとつ貸してもらったのだ。そのシーンは、ほんのちょっとなんだけど、やっぱり、ないと物足りない。大事、そういうの大事。

賃貸人格さんのページhttp://chintaijinkak.ninpou.jp/

賃貸人格さんが観れるYou Tube
http://jp.youtube.com/watch?v=7cn5rNUzLrw(上手側、テルミンと声)
http://jp.youtube.com/watch?v=9XH71AJUwBE(リョンリョンズ⇒マトリョミンを演奏しながら歌う)
http://jp.youtube.com/watch?v=LeOsXpNGnb8(テルミンでクラシック演奏)

即興に強く、小芝居系もいけて、正統派もいけて、いい音を出すひとだ。出会いの場は宇治の小倉小学校で、賃貸さんのパフォーマンスに子どもたちが大喜びしていたことは、ひじょーに印象的だった。その演奏を観ていた糸井先生の娘さんは、しばらくずっと、賃貸さんのモノマネをしていたらしいし。

賃貸人格さんと、今までに見えてなかったところに共通点を見つけ出したのをキッカケに、今年は、一緒に新たなことに挑戦することになった。それがなんだかは、もうしばし内緒にするけど、今年の終わりまでには、それでライブをしようと思う。た、楽しみ。。。

前野原温泉さやの湯処

2008-01-28 | 日記
作曲家の樅山智子さんとおでかけ。モミちゃんは、第2期エイブルアート・オンステージ支援先として、「マイノリマジョリテ東京境界線紀行」というプロジェクトをおこしたひとでもある。そのコンセプトは、kananagaがめくるめく紙芝居を始めるということに、大きな影響を与えた。ひじょうに、興味のつきないお友達なんである。モミちゃんのサイトは、もう少ししたらできるらしいので、できあがったら紹介しますです。

マイノリマジョリテのページはこちら
http://www.mimajo.net/
マイノリマジョリテのブログはこちら
http://blog.mimajo.net/

モミちゃんと、板橋区の温泉、前野原温泉さやの湯処http://www.sayanoyudokoro.co.jp/index.htmlに行ってきた。車で行くと、そんなに遠くない。鉄分塩分をひじょうに感じるよかよかな泉質で、肌すべすべ~。また来たい。モミちゃんに、東京にはいっぱい温泉があるってことを、教えてもらった。普通の銭湯が、温泉だったりもするそうな。東京の風呂も、色々開拓したい。

モミちゃんと、実のつまったお話をいっぱいした~。

蛙の会

2008-01-27 | 日記
話芸研究・練習会の蛙の会へ。今年最初なので、皆さん、まだ今年の発表会に向けてなんの演目をするのかが、決まっていない。自分からやりたいものを言ったり、お互い相談にのったり、演目の全体のバランスをみて、会長の意見を聞いたりして、決めていくらしい。kananagaは、まだ本番に出れたことがない。なぜなら、本番の日が、先に仕事が入ってる日だったりしちゃうからだ。仕事、土日から埋まるけん。。。

11月あたまに門仲天井ホールで行われた蛙の会の発表会のときに、飯田先生が言っていたんだけど、kananagaが即興紙芝居とかもやっている、ということを周磨さんから聞いて、「今度一緒にやろう!」と誘ってくれたのだ。なのでkananaga、今日は念のため、OHPを持参。お、重い。。。メンバーの殆どがまだ演目が決まってなくて、今日は練習を発表するひとが少なかったので、OHP即興をやらせてもらった。kananagaが主に絵、飯田先生が主に語りの、猫が黄金バットになっちゃう話を、だらだらと。ふむ、この感じだと、透明のシートは、横にずるずると長い、巻物タイプでやりたいなあ。今度、長いのを用意しよう(持ち運びしやすいように、持っているシートは、全部四角く切っちゃってたのだ)。

kananaga、「普通」の、kananagaオリジナルではない、古典街頭紙芝居を読んでみたいなあ、とお伝えした。すると、松戸会長が選んで「猫三味線」を数巻持って来てくれた。見てみると、以前、梅田佳声さんが読んでいたものとは、絵も話も違うのだった、結末がどうなんだかはわからないが。読んでみるものの、色々、迷う。この作品は特に、佳声さんのを生で観てるので、ついそれに引きずられそうになる、いかんいかん、kananagaなりに、を目指す。

何人かの方が続きをどんどん交代で読んでいくのを聞きながら、鍵ハモで即興的に音をいれてみる。やっぱ、音あったほうがいいんじゃないかなあ。紙芝居って、タンバリンとか拍子木とかたいことか三味線とか、常にあいのてが入るのが、自然、な、感じがする。

今年、kananagaが発表会に出演できるかどうかは、スケジュールの具合で、まだわからない。出れるつもりで準備するとして、kananagaは何をしようか、揺れている。kananagaは、蛙の会には、話芸の研究のために来ている。古典紙芝居をあくまでもkananagaアレンジで読むということに挑戦してみたいとも思う。でも、活弁にあえて古典的なスタイルなままで挑戦して、今までにない表現力をつける、という考え方もある。それと、kananagaの普段やっている感じをこの場に踏襲し、オリジナル作品でいく、という手もある。それと、ソロでなくてもいいんだよね、コラボ好きなんで、そっちの可能性も考えたい。他の皆さんが決まってきたら、全体の演目のバランスをみて決めても、或いは、決めてもらっても、いいのかもしれない。もうしばらく、悩むことにしよう。

練習が終わって、皆さん飲みにいかれるというので、初参加(今までは、後ろにいつも用事があったので)。まだ夕方4時すぎなんですけど、皆さん、飲む飲む。。。暖かい&熱い、素敵なひとたちだなあ、と、あらためて思った。人柄は、皆さん、ひじょーに江戸くさく、ピュアで正直で短気(?)な印象。そして、ほんとに話芸が好きで好きで、芸に関しては、超ホット。

それにしても、声がでかい!全員でかい!!日常的に腹から声出してるよ、このひとたち。。。皆さんにそう言ったら、「あんたに言われたかないよ~」と言われたが、でも、kananagaは、日常会話においては、腹から出してませんから~。話しているうちにエキサイトしてきて、どんどん声のボリュームはあがり、しまいにはお店のひとに「他のお客様もいらっしゃるんで~~。。。」と注意されてしまう。このひとたちで集まってると、電車に乗ってるときとかも、あっという間に注意されてしまうらしい。年配の方が多いんだけど、全員子どもかもしれない。。。江戸の感じが、よけいにそういう気分を醸しだしているんだな、きっと。

岡野勇仁Produce紙芝居モダン&テルミンSuper Fantastic Night本番

2008-01-26 | 日記
ところで、カテゴリからとべる、kananagaの膨大なリンク集は、ときどき、思い出して、増えたりしてます。増えたものは、各項目の一番下に、大体してあります。気が向いたとき、よろしければ、チェックしてくださいませ。

本日は、岡野勇仁Produce紙芝居モダン&テルミンSuper Fantastic Nightの本番だった。前半の演目は「ロビンソン・クルーソー」「ヘルシンキ」「虹色の花」「おやすみ」「いきものの歌」「テトテト」「マザコン」「雪の夜」「真夜中の瞳」「雪原の光」。後半の演目は、有馬純寿さんとkananagaのデュオ即興、と、「トマトの花と雪の国」。kananagaは、「ロビンソン・クルーソー」と、でみるすの「いきものの歌」「テトテト」「マザコン」と、「雪原の光」と、後半2演目。

「ロビンソン・クルーソー」「雪原の光」には主におもちゃ楽器類で。気持ちよい、楽しい。でみるすでは、「いきものの歌」はやはり、つかみにぴったりな気がする。「テトテト」であんだけハートウォーミングにしたあとに、「マザコン」でがつんとハート熱ぃ~。今日は、「マザコン」も、なかなかよく歌えた気がする、ちょっと、つかんだな。デュオ即興は、kananagaが元来持ち合わせていたシュールでストイックな気分満載で。OHP使いのある即興は、なんだろう、OHPで描く絵も、音楽的に展開できるというか。だから、もっと長い時間かけてやるのに向いてるな。有馬さんと、もっとじっくり向き合いたい。「トマトの花と雪の国」、2回目だし、落ち着いてできた。音楽も充実してきて、作品が成長してきたと思う。前回より、お客さんに、しっかり話の筋が入っていた。

共演者の皆さんの音が、いくつもいく場面も、印象に残っている。いい音をたくさん聴いた。

なんか、今日、リラックスして、というか、落ち着いて、やれたなあ、よかったなあ。お客さんたちからも嬉しい反応をもらえた。ほんと、ありがとうございます!ひとり、kananagaの(特に歌の)大ファンだと言って、話しかけるのが恥ずかしいくらいな女性がいてくれて、kananaga、じーん。。。一緒にお写真を。

今後につながる、今日思ったことを、色々メモ。

kananagaは、音楽に比重がある、音楽が充実している紙芝居に関心があるんである。というか、kananagaの語りは、やけに音楽的であることに気づく、及び、kananagaの語りは音楽であるべきだというか、それが自然だ、と思う。そういえば、浪曲とかねえ、音楽じゃないか。音楽であるのなら、音楽のつもりでいるのなら、今現在kananagaが持っている音楽的語彙に限ったとしても(まだまだ広がり、増えるけどね)、語りの表現の幅は、まーだまだ広がれるなあ。

またSuper Fantastic Nightのリハ

2008-01-25 | 日記
初台のスタジオで今日もリハ。今日は、全員でリハ。

「ヘルシンキ」「ロビンソン・クルーソー」「雪原の光」などを練習。休憩中に、デュオの曲なんかをそれぞれさらう、音が混ざって変なの~。ザウルスとのデュオは、「生き物のうた」「マザコン」「テトテト」にした。ザウルスの作った「マザコン」、あらためて、変な歌だなあ、ははは。どう歌うのがいいんだろうなあ、と色々思案。

「トマトの花と雪の国」をようやく全員で。最近ボソボソ語りを開拓しているkananaga、この作品も、ボソボソ路線でいってみる。ちょっと色っぽい感じにしたいなあ。

全員リハのあと、有馬さんとのデュオのリハを軽く。試してみた結果、今回はたぶんシンプルめに。絵や字をかいて、演奏もして、語りも少し。

OHPに透明シートをひいて、ホワイトボード用のペンやポスカなどで、描いたり消したり、文字も書いたりしていくと、これまでの紙芝居系パフォーマンスではあんまりない、ストイックな気分になってくる。この「作業」は、kananagaの美術家ごころを、超・動かす。大学生の頃よくやっていた作品で、わら半紙にボールペンで絵を描き、なにかしら文字もコメントみたいな感じで入る、っていうのを、すごくすごく思い出した。あれじゃん、これ。あれが、ストイックで抽象的で(ときに具象的で)個人的な感じはそのままで、語りや音楽の要素がにじんで、立体的になった。明日、どんな風になるんだろう、自分の脳みその中の、或いは、こころの中の、どの部分がどれくらい優勢になってくるのか、やってみないとわからない。しかもたぶん、やるたびに、その出具合も違う。ドキドキする、楽しみ。


1月26日、東京・渋谷です。ぜひぜひ、お越しくださいませ~。

岡野勇仁Produce
紙芝居モダン&テルミン
Super Fantastic Night

岡野勇仁(Pf)
林加奈(紙芝居・歌他)
赤羽美希(紙芝居・歌他)
有馬純寿(Electronics)
黒川紗恵子(Cl)
Rom Chiaki(Theremin)

公園通りクラシックス
http://www.radio-zipangu.com/koendori/

開場19:00 開演19:30

3,000円
前日まで御予約の方2,700 御予約・問い合わせ先は
03-3464-2701 17:00
以降 公園通りクラシックス(月曜定休)まで

フライヤーはこちら
↓   ↓   ↓
http://kananagainformation.seesaa.net/archives/20080126-1.html

Super Fantastic Nightのリハ/モミちゃんのお誕生会

2008-01-24 | 日記
初台のスタジオでリハ。前半は、岡野くんの作品を中心に、みんなで演奏したり、デュオしたり。ザウルスとkananagaのデュオも、ここで。後半は、有馬さんとkananagaによる即興紙芝居の一種デュオの第2弾。kananaga、初OHPで、シンプルな即興絵画物語音楽に挑戦しようと思っている。それと、夏に門仲天井ホールでお目見えした、原作:岡野勇仁、絵:米田文、の「トマトの花と雪の国」再演。今回、米田文だけが、仕事の都合で来られなかったが、それ以外は全員いる。米田文のやっていたパートを、kananagaとザウルスでカバー。


皆様、1月26日、東京・渋谷です。ぜひぜひ、お越しくださいませ~。

岡野勇仁Produce
紙芝居モダン&テルミン
Super Fantastic Night

岡野勇仁(Pf)
林加奈(紙芝居・歌他)
赤羽美希(紙芝居・歌他)
有馬純寿(Electronics)
黒川紗恵子(Cl)
Rom Chiaki(Theremin)

公園通りクラシックス
http://www.radio-zipangu.com/koendori/
開場19:00
開演19:30

3,000円
前日まで御予約の方2,700 御予約・問い合わせ先は
03-3464-2701 17:00
以降 公園通りクラシックス(月曜定休)まで

フライヤーはこちら
↓   ↓   ↓
http://kananagainformation.seesaa.net/archives/20080126-1.html


夜、作曲家の樅山智子さんのお誕生会へ。会場は、ザウルスたちが「うたの棲む家」プロジェクトをやっている、「三田の家」。あー、来るの、初めてだ、いい空間だなあ。

知らないひとが多かったけど、なんとなしにおしゃべりして知り合ったり、でも、知った顔にもお会いでき。いい話、いっぱいした。

モミちゃん、やっちゃん(妹)、お誕生日おめでとうございます~。

でみるすリハ/さつきちゃんと

2008-01-23 | 日記
ザウルスとリハ。1月26日の本番で、このデュオでは、歌を3曲ほど歌うのだ。「生き物の歌」「マザコン」で、できたての「テトテト」を歌ってみようとしている。

みなさま、ぜひぜひ、お越しくださいませ~。


岡野勇仁Produce 「紙芝居モダン&テルミン」Super Fantastic Night

岡野勇仁(Pf)
林加奈(紙芝居・歌他)
赤羽美希(紙芝居・歌他)
有馬純寿(Electronics)
黒川紗恵子(Cl)
Rom Chiaki(Theremin)

公園通りクラシックス
http://www.radio-zipangu.com/koendori/
開場19:00
開演19:30

3,000円
前日まで御予約の方2,700 御予約・問い合わせ先は
03-3464-2701 17:00
以降 公園通りクラシックス(月曜定休)まで

フライヤーはこちら
↓   ↓   ↓
http://kananagainformation.seesaa.net/archives/20080126-1.html

午後、さつきちゃんと、遅めのランチ、公園で散歩、お家でくつろぎ、夜はおソバ。楽しい。こういう時間、もっと作りたい、作る!

「テトテト」本番

2008-01-20 | 日記
朝、今日の会場である兵庫県立美術館のホワイエにいくと、小山田さんの創った空間の、あまりのしっくりきて感に、また改めてびっくりする。まるで、この空間は、もともと美術館にあったものみたいだ。なにか、こういうシアター&パフォーマンス系のことをする、そういう場が、すでにあったみたいだ。

本番、結構たくさんの方が観にきてくれたよ。京都から来てくれたお友達もたくさん、今やってるムンク展を見終わって流れてきてくれたお客さん、ワークショップにきてくれた子どもや、昨日飲んだ店の大将ご家族や、たくさん。

本番、これだけお客さん入ると、音の聞こえ方が随分違って、大丈夫かな、どんなになってるのかな、と、ちょっと思ってたけど、スタッフが「本番一番よかったです!」と言ってくれてひと安心。お客さんの評判も、相当いい。特に、歌がいい、と、いっぱい言ってもらった。kananagaは震災を経験していない。でも今回、被災された方の話を聞いて、つきちゃんたち他のアーティストのみんなに相談しながら、歌詞を構成した。この歌はどうやら、震災を経験したひとの心にズバッと届くものになったみたいで、しかも、ほかのことにも恐らくシフトできるものでもあるようだ。

歌詞は以下に。

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「テトテト」 作詞:テトテットンズ 作曲:林加奈

テトテトテトテト・・・・・

13年前のこと 遠いようで遠くはない
あなたと別れた日でもあり あなたとは出会えた日だ

ある冬の朝突然のこと 目の前のすべてが消えていた
毎日見てた神戸のまちの 景色も音も消えていた

ずっと心に持っている せつなさ こわさ むなしさを
思い出さずにいられますように 一緒にいるからできること

ひとりでいたら泣いてしまう

小さい小さいつながりが 重なり合って支えてくれた

テトテトテトテト・・・・・

一緒にいてくれてありがとう
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パフォーマンス、それぞれのアーティストが、それぞれのキャラや立ち位置で、すごくいい感じにいってたなあ、と思う。こんな素敵なひとたちと出会えて、ご一緒できて、幸せだ。木須さんがどういうアーティストなのか、今は、はっきりわかる。つきちゃんの、前々からすごくいいと思ってたところが、どんどんいい形で出てくる。ちーちゃんの作る世界観に、うっとりだ、ラブリンの人形とかのあの小さな小さなシュールな世界とか。しまやん、すごく重要な細かい仕事を、一手に引き受けてくれた、すごいよな、踊りもすごかったし。藤さん、監修の立場ながら、出演してくれて嬉しかったなー、底力が半端じゃないし、これを皮切りに、またどんどんご一緒したい。加藤さん、いい音響の場、ありがとうございます&映像、超・超楽しみ!

渡辺さんがマネージャー役だったことも、つまりはすごく居心地がよかった。ちょうどいい感じに軽い、でも誠実、でも軽い(笑)。言いたいことを言わせてもらえて、ちゃんと受け止めてもらえるんだけど、重く受け止めすぎないでくれるから、また気楽に言えて、許しあえる対話ができるんじゃないかな。

プラスアーツの皆さん、県立美術館、人と防災未来センター、JICAの皆さん、ボランティアの皆さん、監修者・出演者・関係者の皆さん、防災EXPOを支えてくださった皆々様に、とっても感謝。

現場解体の様子を見て、再び、びっくり。あんなになじんでいた場が、でも、脚立とかでひょいひょいと作られてるもんだから、あっという間に、「ホワイエ」に戻ったのだ。もう、魔法だ。

夜、打ち上げ。kananagaは車の運転があるので飲めないはずだったが、なんと、しまやんが、運転代わってくれるって!わー!ありがとう!なんちゅう男前~!甘えさせてもらうことにして、飲んだよー。

あー、今日、よかったなあ(生きててよかったなあー)。今回が、始まり、な、感じがする、すごく嬉しい出会いの場になったなあ、と思う。更にここからが、楽しみなんである。次のこともしたいが、もちろん、再演もしたい。

「テトテト」ゲネ

2008-01-19 | 日記
朝っぱらから気合を入れて、車で神戸へ。

ホワイエに、舞台設営。小山田さんの指示で、どんどん形になっていく。あっという間に、その「場」になっちゃった。

記録映像には、今日の分も使うことになるので、明日と同じ衣装・メイクで。kananaga、決まった役どころがない日の紙芝居としては定番の、猫メイク(単に、ひげ描いて鼻の頭を黒くぬる)。それを見るなり、藤さんもメイクしたい、と言う。昔は、がっつりメイクなこともいっぱいやってたんだよねー。kananagaと藤さん、おそろメイク。

作品の流れはこんな感じ。

序章 テーマソング弾き語り
1章「じしん!」OHP影絵+語り+音楽+巻物絵画+パフォーマンス
2章「プライド持ちーよ」紙芝居+スクリーンにリアルタイム投影+時々実演+音楽
3章「ありがとう、ありがとう」ありがとうラップとダンス+おもちゃの人形で人形劇+音楽
4章「たき火」OHP影絵+音楽+体操+お客さん参加+ダンス
5章「つながる」即興的に、音楽+切り絵+切り絵をスクリーンに貼る+キャッチボール+音楽+OHP詩と絵
終章 テーマソングとあいさつ

かなり、休憩もとれず、冷えるし、ぐったりー、クッタクタですー。朝の7時に起きて、8時半出発、10時から現場で、終わったのは20時。あー、今日は、ほんとに大変だったー!

本番前日なので、今夜ばかりは、ホテルに宿泊。防災EXPOの会場でもある、JICAにお泊りだ。猫メイクをおとす暇がなくそのまま受付へ。ここは、施設の性格上、外国人のお客さんが多い。今日宿泊のほかの外国人のお客さんが、kananagaのメイクをみてニコニコしている。それで、あ、そうだ、メイクおとしてなかったんだ、と思い出す。受付のお姉さんが相当ノリのいいひとで、kananagaが「お願いしますニャ」「わかりましたニャ」とか言ってたら、宿泊の説明の語尾を、ときどき「ニャ」にしてくれた。

チェックインしてから、ご飯だー、飲みだー。明日は、本番だー!

カイロ/ホスピタルサーカス見学

2008-01-18 | 日記
カイロは、気持ちいいな。。。

ホスピタルサーカスを見学に。病院が、随分にぎやかになってきたなあ。なにより、ホスピタルサーカスの存在が、この場にしっくりしてきた、と思う。そろそろkananagaも、更に本格的に加担させてもらおう!

ホスピタルサーカスのブログはこちら
↓   ↓   ↓
http://hcmoriyama.exblog.jp/

クリスマスには何かが起こる~シマウマ・ザビエール編

2008-01-16 | 日記
今日は、大学の授業、みんなで作った音楽劇を発表してもらう日。タイトルは「クリスマスには何かが起こる~シマウマ・ザビエール編」。

1限目は準備。朝から、みんなとってもやる気だ!グループごとに、最後のつめに入っている。音源かけたり、照明をいじるグループもあり、準備でバタバタ。

2限目に、歌の練習をして、一気に発表。うーん、面白い。


あらすじはこんなの。

1 クリスマスに雪だるまちゃんにふられるザビエール。
2 餃子の中にぎょうざ姫発見。
3 楽しい暮らしが始まった。大変だけど、幸せ。
4 1年たって、クリスマスの準備。なのに「ディズニーランドに行きたい!」と言い出したぎょうざ姫。なんだか胸騒ぎがするザビエール。
5 ディズニーランドで散々楽しむが、財布すられて相当がっかり。
6 ザビエールをなぐさめるつもりで発揮したぎょうざ姫のちからが、父を呼び寄せた。ぎょうざ姫は自分の星に帰ることに。
7 雪だるまちゃんとすれ違う。恋はタイミング、ひょっとして復縁?それとも。
 

テーマソングの歌詞は、こんなの。

しまうまのザビエール クリスマスは散々
せつない思いを重ねてく三十路前
ある年のクリスマス 雪だるまに指輪を渡せず
せつない ああ粉雪 
ふと目をやると 僕の前に餃子の小道
たどれば大餃子 キラキラまひろ姫
キラキラ出会いは餃子 クリスマス
キラキラ別れは ディズニーランド
再会はディズニーランド クリスマス

とにかくね、学生の皆さん、やりますな!みんなのちからや可能性を、いっぱい感じられる作品になった。これから、この中の多くのひとが保育の現場にあがっていくはずなんだけど、その場から、世界を変えていくひとたちだ。

午後、魚ちゃんがやってきた。正月に貸した楽器を返しに来てくれたんだけど、何故か、髪の毛を切ってくれ、という(そのお礼に、よもぎもちをもらった。とてもおいしかった)。髪の毛を切ってもらいたかったのは、単に切りたかったから、らしい。そして、あまり長居はできないという(切るの急がなあかんやん)。しかも、できたての彼氏を紹介します、といって、一緒に来てて、来るなり魚ちゃんは「ご飯食べていいすかあ~」と言って、持ち込みごはんを2人して食べ始める。

不可解であり、めちゃくちゃ面白い!すごい、すごいよ魚ちゃん、素晴らしいマイペースだ!kananagaが学ぶべきことを、がっつり運んで来てくれたと思った。さーんきゅ!

夜、湯湯と井手上さんと、めくるめく紙芝居のフライヤーミーティング。こちらは、大人だ。主に2人が具体的な話をすすめているのを聞いて、あー、プロなんだわ、2人ともー、と思ったり。

ところで最近、kananagaの身近にいるひとには、1979年度生まれのひとがやたら多い。仲良くなったり、気になってたり、いっぱい影響をもらったり与えたり。kananagaは、この学年のひととは、何かあるんだな。

めくるめく紙芝居のテーマソング

2008-01-15 | 日記
HANA★JOSSと一緒に、めくるめく紙芝居のテーマソングを作った。できたよ~、のんきな歌だなー。歌詞は以下に。

めくるめくるめくんじゃない 宇宙行ってきたんじゃない
みんなマジ楽しいんじゃない あらへんし わからんし おうてる

みんなと一緒に初めていました
絵を描いてかざして みんなで踊った
電車の車掌さんのモノマネしました
今年の目標は 脱・ドライアイ アイアイアイアイ

ちなみに、去年の「ハニャマのハミューダ島物語」のテーマも、その前の、太陽クラブで作った「アザッチのとある一日」のテーマも、全部おんなじ、盆踊り的リズムだ。実際あのメンバーみんなで音楽してると、なんていうか、ある種一貫した土俗的リズムに落ち着く傾向がある。この、めくるめくの持っているものが、そうなんだろうな。

テトテト公開制作/リハ

2008-01-14 | 日記
神戸の朝、まちには散歩の犬がいっぱいで嬉しい。

今日はもう、ひたすら公開制作・リハーサル。県立美術館の山田さん、作品を気にいってくれたようで、にこにこ。ああ、よかった、嬉しい。

「テトテト」

@兵庫県立美術館

1月19日 公開ゲネ&WS(13時~18時頃まで)
1月20日 本番(13時~14時頃)

防災EXPOの中のいち企画である「手記変換プロジェクト」。神戸の震災の経験を語り部されてる方からお話を聞いて「変換」し、紙芝居や影絵や音楽や体操や、メディアの混在するパフォーマンス作品を発表します。

参加アーティスト:木須久貴、つき山いくよ、浅野千里、林加奈、藤浩志、嶋林晃一、加藤文崇

HAT神戸+防災EXPO2008のページはこちら
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