徳島に住むカメさんのつぶやき

 さながらカメさんのような一老人が、小さな池(徳島県の片田舎)から覗き見た世の中の出来事や心象風景などを書き留めたもの。

「世界ふしぎ発見!」が、今夜1500回目を迎える!

2019年01月19日 | 随想
 「世界ふしぎ発見!」が、1986年の初放送から1500回目になるそうだ。
ふしぎ発見!といえば、草野仁(74)と黒柳徹子(85)のお二人さん。

 これに、突飛な回答を出す野々村真や他の回答者が絡むわけだが、草野と黒柳の
“丁々発止”の遣り取りが見ものとなってきた。

 かつては徳島出身の板東英二も、黒柳と上手に絡みながら、なかなか良い回答を
していたが、脱税容疑が表沙汰になって降ろされた?ようである。

 まあ、それは余談として、ふしぎ発見!の見どころは、何と言っても黒柳の見識
の深さ(高い正答率)であろう。

 あまりに彼女の正答率が高いので、カメさんなんか「ありゃ、きっと『やらせ』の
部分があるんだろうなあ」と思っていた。
 
 ところが、ネットに配信されている「スポニチアネックス」によると、そうではなく
て、事前に大まかな出題分野を伝えるだけで、問題自体はその時まで分からないそうで
ある。

 それなら、どうして黒柳の正答率が高いのか!
問題は、そこである。

 これまでに5000以上のクイズが出題され、1400回放送までの黒柳の正答率が
約59%だったのに対し、同じくレギュラー解答者である野々村真(54)は約22%
だった。と のこと。

 そこのところを、司会の草野とプロヂューサーの佐藤寿一に取材したところ、草野が
次のように答えたそうだ。

 「全ての出演者の皆さんに1週間前にテーマだけを教えるということを一貫して行って
きましたが、あの忙しい黒柳さんが毎回勉強するなんて無理だと思っていたら、33年
余りの間、1回もパスせずに自分で選んだ本で勉強するということを続けておられる」と
言い、また、「虚々実々の駆け引き、戦いを続けている間柄でもあります」と黒柳との隠
された“バトル”の存在も明かした。と のこと。

 確かに、草野と黒柳。この二人の“遣り取り”そのものが、番組に“命”を吹き込んできた
ということだろう。

 それにしても、テーマだけ教えると言っても、例えば「トーマス・エジソン」が正解の
場合、教えるのは「アメリカの科学発達史」なんて漠然としたものらしいのに、そこから
よくぞ正答を導き出すほど学習が出来るもの!

 いやー、怠け者のカメさん。ただただ尊敬し、敬意を表するばかりであるが、実はもっと
凄いお話が続くのだ。

 1500回放送を記念した記者会見で、黒柳が「100歳まで番組をやりたい」と衝撃発言
をしたらしく、そうなれば、15年後89歳になる草野は「その時、私は司会をやっており
ません」と笑いつつも、「常識的には無理だろうと思いますが、ことごとく常識を覆してきた
黒柳さんであれば、そういうこともあるのかもしれない。つくづくすごい人だと思います」と、
85歳にして益々元気な“戦友”を褒め称えたそうである。

 黒柳徹子さん、本当に凄い人である。
だが、感心するだけでは能がない。

 その勉強熱心さの欠片でも、このお話から汲み取りたいものである。

番組開始当時の出演者・・・・スポニチアネックスの記事からお借りした




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