徳島に住むカメさんのつぶやき

 さながらカメさんのような一老人が、小さな池(徳島県の片田舎)から覗き見た世の中の出来事や心象風景などを書き留めたもの。

大自然の恵み、淡竹でバラ寿司

2018年06月04日 | 随想
 淡竹(はちく)という竹があるのを、ご存じだろうか。
一般的に「竹」といえば孟宗竹を指すことが多いが、ここ阿波市周辺は淡竹林も多いのである。

 毎朝のウォーキング・コース沿いにも淡竹林があり、先月あたりからそのタケノコがニョキ
ニョキと頭を出している。

 孟宗竹に比べると、竹林の中だけではなく外周部にも沢山生えるので目につきやすい。
しかも淡竹は根が浅くて、孟宗竹のように鍬で掘り出す必要がなく、地表面でポキッと折れる
から誰でも採れる。

 実は今朝、そんな淡竹林沿いの道を歩いていると、タケノコ採りをしていた二人の女性に呼び
止められた。沢山採れたので持って帰れ、と言うわけである。

 勿論ご遠慮申し上げたが、なにせ相手は10数年来の顔見知り。言い出したら、引いてはくれ
まい。
 とうとう、頂戴することになってしまった。

 さて、それでは、この淡竹をどうするか。
とにかく皮をむいて包丁で切ってみると、これが結構柔らかくてプーンと好い香り。
 
 と いった成り行きから、今日の“お昼”は妻の手による「タケノコ寿司」と相成った。
そしてタケノコ寿司とくれば、そのお供はザル蕎麦である。
 そこには、カメさんの出番もあろうという次第。

 「東大が考える 100歳までの人生設計」で学んだ手法で、ゆっくり焦らず茹で上げる。
これでも共同作業?の積りであったが、ひょっとしたら“足手まとい”だけだったかも・・・

 だが、それはそれとして、双方ともに旨かった。
夏はやっぱり、アッサリ系が良い。 よ ね。

採れ立ての淡竹


淡竹を刻み込んだバラずし


ザル蕎麦


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