亀田司法書士ブログ

越谷市の亀田司法書士事務所のブログです

相続事務の長期化(5)

2016-07-27 17:44:24 | 遺言・相続

事件が幾ら長期化するといっても,いつかは事務が終了するときを迎えます。ようやく一つの相続事務が終わりました。

この案件は,遺産分割協議から係わっていたため,ある意味遺言執行より手間がかかりました。なぜなら,遺言執行は,相続内容が決まっているのに対し,協議は,提案から始めなければならないからです。

協議が成立しなければ,調停・審判・訴訟にまで行くこともあり,そうなると弁護士さんの分野になりますね。

今回は,兄弟相続で相続人の内一人が海外居住で,資産の中に不動産が含まれ,資産の額も大きかったのですが,預金も多額だったので,ほぼ法定相続分に分割することができました。

預金の払戻について,以前珍しい相続の払戻を行った銀行も含まれ,担当者も私を覚えていてくれていて,スムースな事務を行うことができました。

一部官僚的な銀行もありましたが,財産承継業務として良い経験をさせてもらいました。

未だ残っているのが,協議中に相続人が相次いで亡くなり,数次相続が発生している件,限定承認の相続財産管理人の補助を行っている件,相続人の一人についての成年後見の申立を行っている件です。

未だ未だ残りは少なくないのですが,長く係わった事件程終わったときの喜びもひとしおです。

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