Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

鳳家 【swallow tail butterfly】

2011年02月10日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

  ずっと長い間、ごはんにいこうよと言っていながらなかなか実現しなかった組み合わせ。
      みんなのために組合委員長で苦労している こやまくんは、ぼくの同期だ。

  約半年前に…いやもっと前だ。中国料理、といっても本格…いや、ほんとに中国taste
  スタイルでやってる店があるんだよ。

  そういって、今度いこうよと誘ってもらっていてお互い忙しいままFYをこえようとしていて、
  結局あわててplanning したのが本日だった。

  金曜日。ミナミ---道頓堀界隈。おあつらえ向きな花金というやつだ。

  それでも年休と超勤の多さで早く帰るよう言われているぼくは、実際には仕事はまだまだ
  たまっているのだけれど、そのまま帰ることにする。
  待ち合わせは、1号線の路上。歩道を歩いていると、こやまくんと副委員長のやまもとさんが。      

     

 タクシーで向かう。御堂筋。金曜日の夜は景気はともかく人も車もいっぱいで
 にぎやかだ。道頓堀川をわたってすぐの信号の前で車を降りる。

 サウナだとか居酒屋だとか。ごちゃごちゃした店と少しヤンキーの車が混じった渋滞と。
 典型的な金曜日の繁華街だ。

 突然こやまくんが左にある建物に入っていく。

    ここだよ

    地下に降りていくと…

                   

   ドアを開ければ、そこは中国だった。観光客だろうか、団体さんが火鍋を食べている。
   家族連れ。春節を大阪観光ですごす一群だ。

   予約して入らなかったので待つことになった。
   店員さんは日本人と中国人が混在している。女性の店員さんが「うーん、すぐに空くとは
   思いますが…30分くらいかな?」と言いきるので、中国人的思考をよく知るぼくとこやまくん
   は「ほんとに  」と何度も念押ししたが、大丈夫そうだったし待っている間に食べている
   人たちの風景を見ているのも悪くないやと思って…


       

   こんなふうに眺めていた  。団体で飲むと老若男女がみんなはしゃぐ。子どもも
   ジュースのコップもってテーブルの間を動いているのをみて、外国の観光なのに
   自信ありげで…中国人の勢いを感じます。

  

  こんな食材大阪で手に入るの?みたいな感じもするメニューを観ながら待つ。
  中国人グループだけでなく、日本人だけのグループもいて…うまく混在している感じが
  よけいに大阪になじんでいるようにみえて違和感が…
  ここは上海ではなく大阪だから。


                                      

   30分かからず、テーブルに案内された。やっぱり一品で注文すると中国感覚でいると
   「ちょっと高め」なので、コースにすると安い火鍋を選択。


          

    鍋が陰陽の形になっていないのはちょっと残念だけど  ほんとに火鍋です。
    昨年、ばったもんの「小肥羊」でも火鍋を食べることができたけど、日本橋のはずれに
    あるわけでなく、ここは道頓堀のまん真ん中なのだ。

  

     肉は羊を中心でこやまくんがどんどん注文する。野菜もじゃがいもや白菜中心で
     まんべんなく・・

                           

    羊肉串が好きだというこやまくん。おもいっきり注文してました。
    道端で新疆の人が売ってるのしかみたことのないぼくは、初めて口にした。

    RinNonだったら食べるだろうか…KYOKOさんは食べないだろう。ぼくはこんな会だからこそ
    食べられる串をいくつか食べた。

         

    肉も野菜も食べ終われば注文できる方式で、ぼくらは肉の回転をやや早くして
    何往復かさせていく。中国人の観光客とおぼしき一群はぼくらと入れ替わりで
    帰っていった。残っていた日本人のグループも奥の部屋にいた数グループは
    いつのまにかいなくなっていて、会社の宴会とおぼしき15人くらいのグループが
    ずっと宴会を続けていた。


  

     やまもとさんは肉が大好き、そして中国もすごくすきらしいのですが
     きっと若いからこれから何度もいく機会があるでしょう。

     こやまくんは中国好きで昨年も哈爾濱に旅行したりと、ぼくよりも中国語が上手く、そして
     音楽も知識もあるくらいだ。きょうは哈爾濱の様子を写真で教えてくれたり(これはほんとに
     うらやましかった)、澳門での武勇伝とか…

     うらやましいくらいたくさん行ってます。

                                   

    結局ぼくたちはかなり遅くまでここでずーっと食べ続けて飲み続けていました。
    店員さんは時折ぼくらの相手をいやがりもしないでしてくれて…楽しい時間でした。
    最近のこやまくんの趣味は、ミナミでこういった「本格派」とか「本格的」じゃなくてほんまもんの
    中国料理の店をみつけること。

    また探していこうと約束をした。


                
   
    日本はいつもいつの時代も、外国のものを取り入れて日本風に洗練してきた文化だ。
    それを sophisticated と呼ぶにはそれはかまわないけれど、上海で経験した
    「原型をとどめてそのまま、あるがままの形で勝負する各国の文化・習慣」をみると
    そういったごつごつした感覚が観光立国には必要条件なのかもとも思うようになっている。

    もちろん和のtasteをとりいれたFrenchとかも悪くないし、いい相乗効果を生むのだけれど
    まるでChina Town のように原型とどめた、きょうのこの店のようなものがもっとあっても
    おもしろいと思うだ。


  

    お勘定のときに、女性の中国人の店員さんが店長さんだと知る。
    橋下知事と2ショットの写真を飾っていたりするレジで、だんだんここもメジャーになって
    きてるんだとうれしそうに話す姿。春節なのに帰ることもできないよ、と嘆きながらも
    その姿は満足そうだった。

                                   

★鳳家
  大阪市中央区道頓堀2-2-20 リッツビルB1F
  06-6213-8765




Swallowtail Butterfly ~あいのうた~


  時代のせいなのだろうか。日本の中にChaina Townとまでは言わないけれど、
  ホントの中国を感じさせる店があった。

  中国人が大半のお客さんで、日本人も普通に混じっている。
  羊肉串を売っている四川料理…なんだろう。この混在観は  まるでBlade Runner
  Swallowtail Butterflyをみているようだ。

  きょうは雨降りではなかった。店をでて道頓堀まででたけれどRidley Scott のBlack Rain で
  「クラブ ミヤコ」として設定されたキリンプラザはもうなく、佇まいを変えてしまっている。

  深夜のミナミを抜け、ぼくらは地下に降りる。


  いつのまにか国際化していっている大阪市内を、少し離れた家に帰るために。

    
  
  



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