会長・一杉真城奮闘記

創塾41年目です。
ヒトと人が行きかう交差点。
何気ないため息や息遣いが聞こえてくるような、塾であり続けたいと・・

今、山形にいます。

2010-02-10 23:10:37 | Weblog
山形には、大風印刷さんという素敵な印刷会社さんが、あります。
大風茂吉さんという、先代も同じ茂吉さんだった現会長さんの、ご長男が大風実くんです。

大風実さんは、日大山形から、日大の経済学部に進学したのです。教養学部の時代に1年間だけ三島の国際関係学部へ通うことがありました。

山形にウィズY(わい)というPR誌を、立ち上げるお手伝いをしたご縁で、実さんを一年間だけお預かりすることになりました。

日大山形の何人かの仲間と一緒に三島にやってきました。
可哀想に、うるさい我が家への下宿ですから、生きた心地がしなかったと思います。

おまけに電通大を卒業。東大の大学院を目指して週1で、大学に通っていた新井先生と一つ屋根の中での生活です。

厳しい毎日だったと思います。しかし、ありがたいことに「倅の背骨を造っていただいた」そういっていただける茂吉さんのお言葉に支えられ、励まされて30年の歳月が流れました。

そして昨年。
突然、大風実さんの訃報が伝えられました。
社長として、先代茂吉会長から譲られた会社のトップとして、さあこれからという矢先の出来事でした。
神も仏もないものか???!!!

良い人ほど、神に召される・・・

恥多き人生を無駄に生きている・・己の身に比して・・・
たくさんの人びとに愛され、精一杯の親孝行を心がけながら、実クンは最大の親不孝をしてこの世から、旅立ちました。

バカヤロー・・生きていれば叫びたい思いを飲み込みながら・・
明日の法事に参加をさせていただこうと思います。

親より先にだけは、死んではいけない。

逆縁のつらさ・・悲しさ・・・
大風実さんの菩提を弔いながら・・私たちは、いき続けなければなりません。
生ある限り・・精一杯・・・合掌

アッと言う間に1月は終わります。

2010-01-31 14:46:47 | Weblog
今日は、コンサートのお誘いを受けていたのですが、ご遠慮しました。
残念でした。

数日前に、新宿の中村屋さんで、お昼をしました。
世界に宅配ピザを、出している会社の方(常務さんでした)。
早稲田大学で、事務職をされている卒業生の方との、今後の問題など・・
話題は、さまざまでした。

中村屋さんの思い出は、いっぱいあります。

大昔、芸大で彫刻を学んでいる友人と一緒に言ったときにはいろいろなことを教わりました。相馬黒光のこと。萩原守衛ののこと。中村つねのこと。
土蔵劇場では、ボースやタゴールのことも出てきました。

お昼のランチの後、ぷらぷらと歩いているとDUGというジャズ喫茶の看板名を見つけました。おかしいな「ノルウェーの森」の舞台となったDUGですが、場所はここだっけ?
不思議に思って入りました。

オーナーです。そういってご紹介を受けた中平穂積さんと、お話をさせていただきました。
JAZZ GIANTSという写真集も、見せていただきました。
大好きなセロニアス・モンクの話をしましたら、彼の写真をいただけました。
JAZZ GIANTSの素敵な写真集をサイン入りで、求めることもできました。
なによりニューポートとプロビデンスの話がいろいろ弾みました。

今朝は、また友人から、センという経済学者の話に注目しているという話が来ました。
アマルテイア・センの名付け親は、中村屋に縁の深い詩聖・タゴールだそうです。
この経済学者のことは、寡聞にして知らなかったのですが、またひとつ勉強になりました。
友人いわく、センは経済の分配・公正と貧困・飢餓の研究における貢献により1998年にノーベル賞を受賞した経済学者だそうです。

DUGは現在は、穂積塁さんとおっしゃるのでしょうか?
息子さんが、後を継がれているようです。オーナーは日本大学芸術学部のご出身のようです。又平さんや息子さんの芸術学部出身のカメラマンののかたをお誘いしよう・・
そんなことも考えました。

沼津・・良いですね。お魚を食べに行きたいですね。
皆さんそうおっしゃっていただけます。おすし屋も良いですよ。
なにより富士山が最高!!

沼津に住んでいて良かった。新宿で思ったことでした。
今日も少し、雲がかかりましたが、富士山も素敵です。


2010-01-20 23:13:28 | Weblog
縁(えん)あるいは、えにしとも読むことがあります。
去年、横浜国立大学に進学したIくん。
東京女子大学に進学したAさん。
二人に声をかけて「米欧亜回覧の会」の、新年懇親例会への参加を勧めてみました。

他にも大学関係のコンサルタントをされているYさん。青山学院大学のNくん。
オランダの大使もご招待をされている国際的な面白い会のようでした。

残念でしたが、私は参加をすることができませんでした。
理由は、ファルマバレーの外部評価委員をされている経産省のキャリアが、沼津に見えるので、しばらくぶりにゆっくり話をしましょうとお誘いを受けていたからでした。

評価委員会が終えられてから、お近くの堤直美先生のアトリエをお訪ねしてそれから沼津に戻ってきました。
昨日は、東海大学からも朗報が届きました。
イラクからの医師研修を東海大学さんに基本的にはうけていただくことになりました。
この研修については関係諸氏に、ほんとうにお世話になりました。
ありがたいことです。

外務省や、JICAさんともきちんと連絡をとらせていただき遺漏なきように実行に移したいと考えています。

2010年がスタートしました。

2010-01-18 13:51:09 | Weblog
昨年は、ずいぶん一生懸命ブログに挑戦しました。
実に、色々なことがありました。

今年は、どんなことがあるだろう・・・寅年のスタートを、遅まきながら切ろうと思いながら考えることです。

センター試験も終わりました。受験の大きな波も動き始めました。

今年は、どうやら仏教と縁が深いようです。
我が家の宗旨は、真言宗です。弘法大師・・いわゆるお大師さまのお寺です。

祖父・一杉静枝といいますが、この祖父は山本玄法老師とご一緒に龍澤寺で、座禅を組ませていただいていたと父によく教えられました。
もっとも父は、座禅が嫌いだったらしく、おかげで私も何かよからぬことをすると、父に禅寺に放り込むぞとよく驚かされました。

そんなご縁で、今年も元旦には、駅南教室の橋本健吾先生を誘って、龍澤寺の後藤榮山老師にお目にかかりに伺候させていただきました。

そして京都・嵐山の近くに仏教についての学びをさせていただくこともできました。

この龍澤寺に縁が深いお寺で、御殿場の増田にある青龍寺で、むかし勉強合宿をお願いしたことがありました。父の沼中時代の同級の方が、ご住職をされていたご縁でした。
乃木大将と縁続きということで、最後の自刃されたご衣裳や白隠さんの書をありがたく拝見させていただきました。
この勉強合宿の、流れの中で、清水の十七夜山・千手寺の10年勉強合宿があります。

青龍寺といえば、中国・西安にある青龍寺にも、おたずねをしました。

楊尚棍という天安門事件のときの指揮を振るった将軍の身内だという方とご一緒しましたので、公安とかかれたパトカーが先導する大げさな旅でした。

弘法大師が恵果さんから印可を与えられたということで、縁が深い青龍寺というお寺へのご訪問でした。社旗主義の国の宗教。不思議でした。
友人が袈裟を送られ、難しい顔をして読経されていたのが印象的でした。

キリスト教・イスラム教・仏教。それ以外にもたくさんの宗教があります。
わたしたちは、どこからきたのか?
わたしたちは、どこへ行くのか?

いろいろなことを、考えながら一日いちにちを歩んで行きたいと思います。

元旦・・そして、今日も富士山は、すばらしい威容を見せてくれています。
感謝。

差別と日本人 (角川oneテーマ21)

2009-12-04 20:05:52 | Weblog
「差別と日本人」2009年6月10日初版発行・2009年8月25日七版発行とあります。
売れている本です。
辛淑玉さんという在日朝鮮人の方が、リードし、答える形で野中広務さんという未解放の十字架を背負った政治家の軌跡を、きちんと書いた差別との闘いの本でもあるようです。

私も多感な高校生の時代を経て、終生この差別と対峙することが多くありました。
在日であるがゆえに結婚を否定され、当時大阪大学の医学生だった友人と、大阪女子大の演劇少女だった二人の、結局は別離を選択しなければならない分かれ道に立ち会ったこともあります。

父親が水平者運動で帝大を放校され、その問題意識があったために、政治的に優れたオーガナイザーであった、高校時代の親友は、そのご、生涯労働運動家としての道を貫きました。生野区役所の指紋押捺問題では見事な捌きの力量を発揮したそうです。
その一方で、京都大学生時代は学生運動化として立てこもり、その後、同和対策事業では、辣腕を振るったもう一人の友人は、さまざまな局面を経て、今は、運動の陰の実力者としての力を誇っているそうです。

この本では、在日として死んでいった新井将敬の死に触れ、辛をして新井将敬を精神的に殺したのは新井のポスター3000枚に「北朝鮮からの帰化」と真っ黒いシールを貼ってすさまじい選挙違反を行った、石原慎太郎だと、非難しています。

ぜひ一読を、お勧めしたい良書です。

富士山は、今日もすばらしい

2009-12-01 07:28:14 | Weblog
12月1日。師走です。
2009年も実に色々なことがありました。締めくくりの月になりました。
今日も素晴らしい富士山が見えました。
ちょっと背伸びをして、さわやかな空気をひと息吸うと身も心も爽やかになります。
金曜日・土曜日・日曜日と山形でひらかれた「だがしや楽校・全国寄り合い」に参加をしてきました。あわただしいスケジュールたくさんの仲間とお会いしたのですが、こうして帰ってくると改めて富士山って素敵な山だなあと感じます。

昨日は、一日色々なことを考えました。
2冊の本も読みました。
差別と日本人 野中広務・辛叔玉/角川oneテーマ21
山崎豊子自作を語る1 作家の使命 私の戦後 山崎豊子/新潮社
期せずして2冊とも対談形式で、それぞれの筆者が、自分の思いを述べるという形式で、そのあと持論を展開するという形式で進められている。

私は今日は、大岩元(はじめ)慶応大学名誉教授のお誘いで、伊東乾(けん)東京大学准教授が主として進められる会にお邪魔をします。
元先生も、乾先生も一字でとても読みにくい字なのですが、ご両人ともシンプルでケレン味のない生き方をされている方々で、大いにいかに生きるべきかという刺激をいただいています。
どういう展開があるか?!楽しみです。

五條堀孝先生、おめでとうございます。

2009-11-06 08:44:26 | Weblog
五條堀孝先生から、電話をいただきました。

紫綬褒章、ご受章のお礼のメッセージへのご返信で、改めてお祝いを申し上げることができました。
バチカンの科学アカデミーの会員にもなられ、ノーベル賞候補かと勝手に考えていました。
紫綬褒章も、日本で20人の受章しかいない立派な賞ですから否やを唱えることは無いのでしょうが、科学立国をめざす日本として、世界をリードするという見方に文化勲章受賞をと思うのは、諸般の事情に疎い私の勝手な思いなのでしょう。

五條堀先生の遺伝研が、「蔵でサイエンス」を開催されたのが、ご縁で、五條堀先生とも親しくしていただけるようになっていましたが、その時、大岩元(はじめ)慶応大学名誉教授もお誘いさせていただきました。

私などは、身内に文化勲章受賞者が出ようものなら、3世代分ぐらいの身内は大騒ぎしますが、さすが学者の方々はまったく違うようです。
先日も従姉妹の子どもも含めて食事をすることになりましたが、彼女のお父さん、つまり私の叔父ですが、死後叙勲で、瑞宝章を得ています。義父とあわせて、瑞宝章レベルの我が家と、文化勲章・旭日賞レベルの大岩ファミリーとのレベルの差のような気もしますが、同時にこうした家柄のよなものが再現されていくのも勲章に反対する動きの源泉なのかもしれません。

バチカンといえば、上野景文・駐バチカン日本大使(2006.11.13ベネディクト16世教皇・に信任状提出)が、三島にお見えになったときに、五條堀先生とも、ご一緒させていただきました。大使が、五條堀先生が科学アカデミーの会員になられたことへの表敬訪問だと伺っています。

知り合いのお寺の和尚さんから、ご連絡をいただきました。
息子さんが、交換留学でアジアか、イタリアかいくつかの国に行かれるということの相談でした。躊躇無くイタリアを選ぶことを提案しました。安全面に不安はあるものの宗教者として生きていく気があるならキリスト教・イスラム教徒の対立・相互理解そして融合は、国際社会では絶対に必要とされます。
今は、まだ世の中でもまれていない庇護下のひ弱さが目立ちますが、いずれは色々なものを背負って世の中を引き受ける若者には、マニアルを片手の教育でひ弱になってもらうわけにはいきません。
宗教者ならなおさらです。

こんな風にして、色々な若者たちが巣立っていく塾になっていって欲しいと思いました。

叙勲・文化の日

2009-11-02 07:17:44 | Weblog
明日は文化の日
文化勲章にお一人。
紫綬褒章にお一人、私の存じ上げている方・関係者がおいでになっています。
文化勲章の受章者のお身内は、大岩元(はじめ)慶応大学名誉教授。
紫綬褒章の受章者のかたは、遺伝学研究所の五條堀孝先生。
私も義父が瑞宝章の叙勲を受けていますので、大岩先生もご自分が同じ研究者として、さらに精進されるような気がします。
大岩先生から最近ご紹介をうけた伊東乾先生も、最近メールをいただきますが、熱いかたです。
私は、明日は横浜・戸塚の聖母の園にでかけます。
伯母・一杉満枝、祖母・一杉あき子への1年間の報告を兼ねた墓参です。

話は変わりますが、今朝、ネットで確認していると操作ミスで以下の文章が突然出てきました。

【日本の勲章・褒章 - 内閣府賞勲局
勲章の種類と対象者大勲位菊花章
桐花大綬章
旭日章
瑞宝章
文化勲章
褒章の種類と対象者紅綬褒章
緑綬褒章
黄綬褒章
紫綬褒章
藍綬褒章
紺綬褒章
関連法令憲法上の位置づけ憲法は栄典の授与を天皇の国事行為として規定している(7条7号)。その栄典は、いかなる特権も伴わない(14条3項)。
第七条  天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
 七  栄典を授与すること。
第十四条
 3  栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。】

富士山

2009-10-30 06:59:03 | Weblog
今朝も富士山が素晴らしい。
大塚教室の三階からも、素晴らしい富士山が今日もみえています。

大塚教室を3階建てにしたときに、3階には露天風呂を作ろうと提案して一蹴されました。いかにもバブルの発想だといわれました。
実際、泡風呂を作ろうと言ったのですから、今の時代なら気が違っているのでは、と言われそうです。
私も30代の後半、若気の至りだと自省しています。

沼津にSナルという塾が進出したときに、これ見よがしにポルシェをおいていかにも元気な塾がきた、若者よ塾に来たれ!と言う雰囲気を演出したことがありました。

静岡大学を出たばかりの意気の良い教師が、ホンダのスポーツカーを買ってくださいよ。みんなで乗りたいから・・・と言ったこともありました。

そんなバブルの時代には、教室をたくさん増やして生徒もどんどん増えて・・・
いわゆるインフレの右肩上がりの神話です。
その背景には土地神話に代表される日本経済不滅信仰のようなものがありました。

振り返ってみれば、第二次世界大戦に突入した神風神話とどこか似ています。
いま日本経済の神話は、あちこちで崩壊しています。

満州国建設で中国と言う泥沼にはまり込んだ関東軍が結局は植民地経営に失敗して日本の国は大きな災禍に見舞われました。

日本経済も、バブルに踊って大きな代償を払っているような気がします。
ポンポン教室を拡大した塾は、あまり信用できません。
ファミレスで、毎日食事をするわけには行かないのと同じだと思います。

20周年に原教室、40周年に駅南教室。
私たちには、このような方法しかとることはできませんでした。

地域に根ざす・・・重い言葉を、軽く持ち上げる腕(かいな)力を、日々培いたいと思います。


子どもの遊び王国in沼津 その2

2009-10-26 05:53:13 | Weblog
昨日は朝早くから愛鷹総合運動公園にいました。
子ども遊び王国への参加のためです。

例年に比べて参加者が激減していました。
インフルエンザの流行に対する罹患予防のために参加者が減っているのかなと思いました。知り合いの教育委員会関係者から聞いた話では、「国民文化祭・しずおか2009」とのバッティングですよ、一杉さん。という情報もありました。

そういえば市長も教育長もみんな不在でした。
50年以上続いているという子ども祭りが、静岡で開催される文化祭とまったく無縁。沼津はやはり静岡の東はずれか?!とちょっとほろ苦い思いでした。

おかげさまで、「だがしや楽校」も混乱も無く、たのしく終わることができました。

食事を終えて,T畑T和(www.twwomotabata.com)さんという似顔絵作家の方に三島で、お目にかかりました。
2009年10月29日(木)~11月12日(木)まで、開催されているISCA似顔絵世界大会に出場のため、渡米されるそうです。
11月10日前後にNYで、私の知り合いの放送記者に紹介しましょうと話をしながら携帯電話の色々な情報を検索してみて驚きました。

私が昨日の朝書いた・・このブログがそのまま出てきました。

T畑さん。貴方のことも書いておくねと約束をしてしまいました。
情報化社会おそるべし。本当に驚きました。

話が終わって9時過ぎに帰宅。そのまま不覚にも眠ってしまいました。