東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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子ども医療費無料化を通院も中3まで拡大する条例改正案、民生委員会で否決

2009年09月16日 | 東郷町議会

 日本共産党は、6月議会に続き、今回も通院の医療費無料化を中3まで拡大する条例を提案しました。実施時期を来年の1月1日からとしたこと以外は、前回までと同様の内容です。

 昨日の民生委員会で、私が提案者として、提案理由説明と質疑に対する答弁を行いました。

 6月議会に提案したときには、隣の名古屋市が来年4月1日から中3まで通院医療費を無料化する方針が発表された後だったので、それを紹介しましたが、今回はそれに加えて東浦町が来年1月1日から中3までの通院医療費無料化を決めたということも紹介しました。

 費用について、小学校4年生から中学校3年生までを新たに対象にする場合、約4000万円かかるということが、これまでに当局によって明らかにされていること(6月議会の若園議員の一般質問への答弁)と、小学校1年生から小学校3年生までの通院医療費無料化に要する費用がこれまで約4000万円と言われてきたのに今年度の当初予算では1000万円とされていることとを考慮し、1000万円~4000万円だろうと説明しました。

 また財源については、一般会計の1年の予算規模がおよそ100億円の東郷町においては、当局の努力で捻出可能な額と考えられるので、新たに何かを削る必要はない、と説明しました。

 質疑では「確かに良いことだが借金をして財政が大変な東郷町では無理」などという意見が出ましたが、私は「借金をしたり財政が大変なのは東郷町だけではない。東郷町よりも財政が大変だと思われる自治体でも中3までの医療費無料化を早くから実現している」と先進自治体の例を紹介しながら答弁しました。

 討論では財政に関連した反対意見は出ませんでしたが、「お金がある人は無料じゃなくて一部でも負担すべき」という反対意見が出されました。この意見に関連した質疑がなく、反論の機会がなかったため、予定外ではありましたが、私はこれに反論するために賛成討論で「税金や保険料は能力に応じてお金がある人にはたくさん負担してもらうべきだが、給付は公平に、と考える」と述べました。

 採決では、賛成は私1人だけで、否決されました。

職員との打ち合わせを紹介したことは不用意でした

 「小1から小3までの通院医療費無料化にかかる費用は今年度当初予算で1000万円」の話で。

 私は「ヒアリングでは、1000万円でなんとか乗り切れると担当の職員から聞いた」ということを紹介しました。

 これについて、職務で委員会に出席していた近藤秀樹議長(自民系無所属)が委員会終了後に担当者に確認したそうで、それに対する回答は「そんなことは言っていない」ということだったそうです。

 委員会後に議長が担当者に確認したことについて、近藤鑛治民生委員長(自民系無所属)から私に連絡があったので、私もその担当職員に確認したところ、やはり「そんなことは言ってない」ということでした。

 本人が自信を持ってそうおっしゃるなら、そういうことだと思います。私の受け取り方に問題があったのかも知れません。いずれにせよ、職員との個人的なやり取りを委員会の場で紹介したのは不用意だったので、その場でその職員に謝罪しました。

 「1000万円」については、予算書に書かれている事実を基に説明すれば足りることでした。「小1から小3までの無料化に必要な額は1000万円」ということを、私が思ったとおり説明すれば良い事でした。職員が言ったかどうかなどは、まったく関係ないことです。

 多分、これに関連して18日(金)の午後12時45分から民生委員会が開かれます。

 急な開催なので議会ホームページの議会日程http://www.town.togo.aichi.jp/Contents/ePage.asp?CONTENTNO=4551&PNO=には当然のことながら掲載されていません。

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