今日も魚が旨い

ノーバイトを楽しむブラックバス釣行記と、アマチュア演劇人としての演劇日記。たまに詩吟の話。まぁ要するに趣味の語り場。

芸術の秋 3連休

2017年11月05日 | 演劇
11/4(土) ようやく「オレンジブロッサム」の打ち上げ。
尿酸値が高い私に気遣ってくれた幹事のヤザクが、ホルモン屋で設定してくれたので、
肉=ウィンナー+キムチ三兄弟(白菜、オイキムチ、カクテキ)で白米を2杯。
満腹です。




足、痛くなってないから大丈夫www
(ちゃんと、ホルモンとハツも少しずつ食べましたよ)




11/5(日) 北方町民文化祭を観に、きらりへ。
娘の作品(書道と自画像)を見て、展示物を一通り見た。
さすがに、書道は毎週教室に通っているだけあって、親の贔屓目なしに上手だった。
欲を言えば、もう少しダイナミックさがあった方が好みではあったけど。






午後、
劇団色えんぴつさんの「雨の樹」観劇。

アトリエ・ゼロの舞台が大きく見える舞台美術と、
最小限の照明でも、雰囲気を醸し出せていたのに、まず驚いた。
そして、
叙情的な世界観の脚本。

正直、今の時代に、しかも岐阜でこの手の芝居が見られたのに感激した。
実に興味深く見せてもらった。



リリシズム劇で思い出した。

唐十郎の新宿梁山泊の舞台を見たのがすでに20年ほど前になるだろうか。
意味はほとんどわからなかった。
それでも、圧倒的な存在感を放つ役者の演技と、
繰り出される言葉に込められた歴史に裏付けられた重み。
舞台美術のクオリティーとビジュアル的にもアッと言わせる演出で、
最後にはそれらすべてに圧倒されて、
物も言えずに帰ってきた記憶がある。




それと比べる訳ではないが、
今日の色えんぴつさんの舞台も、言霊や詩のような台詞や、無言・無音の緊張感、感情を露出しすぎない役者の演技・・・
何とも言えない不思議な感覚で見終えた。

新宿梁山泊とはまるで違う作風であったものの、
何も言わない役者の眼球の動きまで追っかけて見てしまうような緊張感は、
20年前のそれと似たような感覚だった。

巷では絶滅危惧種になっているリリシズム。
是非、これからもやり続けてほしいと願ってやまない。

ただ、
それには細部にまで拘りを見せてほしかった。
アトリエサイズの芝居小屋では客がものすごく近いため、
時代設定を表現する衣装や小道具は、「よく似た現代のもの」とすぐわかってしまう。
ほんの小さなほころびかもしれないが、
こういう作風が好きなだけに、その世界観にのめり込み切れなくなる要素は、
小さなことでも気になってしまった。

他にも些細な事はあったけど、そういうのは、アンケートに書いときました。

これからも応援したくなる劇団です。



芸術の秋。
懐かしくも新しいリリシズム劇が見られたことに大満足で、
3連休を締めくくった。