まあ、年末恒例の(?)海でのんびりクルーズの延期は、仕事または家事が原因ではなく、単に天候不順(高波)によるものだが。
29日から一応休みに入ったものの、仕事をずいぶんと積み残してしまった。
年末年始、浮世の義理を果たしつつ、ボチボチやるとしますか。
年末から年度末にかけて毎年忙しいのであるから、まあ、いいのだが、実は今年(こそ)は余裕のある年末を過ごそうと思っていた。
でも、公私ともにいろいろ忙しくなってしまい、年の瀬の感慨を抱く間もなく、クリスマスも過ぎ、娘と私の誕生日も過ぎ、新年を迎えることになりそうだ。
でも、うれしいこともあった。
クリスマスイブ。
夕方、取引先にて長時間の会議を終えた後、ご担当の方と二人で会議室に残り、次回会議の調整などを行っていた。
ご担当の方は、息子よりも1つ年上のお子さんがいるお母さんで、ちょっとステキな人。
仕事を終えると、「クリスマスイブですから」と、そっとプレゼントをいただく。
ドキドキしながら中を拝見すると、絵本が2冊入っている。
もちろん私へのプレゼントではない(そんなこと、わかってますよ)。
息子と娘のためにそれぞれご用意いただいたのである。
あー、私もなにか用意しておけばよかったなー。
でも、本当にうれしかったです。ありがとうございました。
先日、諫早湾干拓開門判決への管政権の対応に文句を書いてしまったが、首相指示で上告を断念したとか。
あのギロチンから13年。
(もう、どうせ支持率も落ちているし)「志」を忘れずに、第二の普天間となって膠着(=現状維持)することだけは避けてほしいと思った。
諫早湾干拓訴訟
首相、上告断念を表明「海をきれいにとの高裁判断は重い」
2010.12.15MSN産経ニュース
諫早湾干拓訴訟で、記者団の前で上告断念を表明する菅直人首相=15日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影) 菅直人首相は15日、国営諫早湾干拓事業(長崎県)で潮受け堤防排水門の5年間開門を命じた福岡高裁判決について「上告をしないという最終判断をした。開門で海をきれいにしていこうという訴訟についての高裁の判断は重い」と首相官邸で記者団に語り、上告を断念する意向を表明した。17日に閣議決定する。農水省は平成24年度以後、1年以上かけて長期開門調査を実施した後、常時開門する。
農水省は当初、上告する方針だったが、野党時代に諫早湾干拓事業に批判的な発言を繰り返してきた首相が最終的に判断した。
鹿野道彦農水相は16日に長崎県を訪れ、「開門反対」を唱えてきた中村法道知事に上告断念の方針を伝える。農水省はこれまで、段階的に排水門を開きながら水量を調節する路線だったが、上告断念で段階的開門の路線は転換される。
国側は1、2審で干拓事業と漁業被害の因果関係はなく、開門で大きな損害が出ると主張。農水省の検討委員会は4月に「環境影響評価を行った上で、開門調査を実施することが適当」とする報告書をまとめ、初めから排水門を全開すると対策費が600億円かかると試算していた。
気に入ってたりして・・・。
それにしても、我が「こだわり」と言えば、聞こえはいいのだが、要するに我が「チマチマ」には改めて嫌気が指す。
だいたいこんなに忙しいのだから、手を抜けばいいのだ。
いや、仕事の成果物の品質を落としてよいと言っているわけではない。
なんで、終電まで仕事して、帰宅したとたん再びパソコンの前に座り、イラスト選びなんかしているのだろう。
こんなところ、誰も見ないし、気にもとめないはずだ。
それなのに、文字だらけだったり、余白があったりすると、ついつい気になって、イラストを探してしまう。
しかも、せっかく配置したイラストが気に入らなくて、また別のイラストを探している。
ああ、もぉー、審査の準備しなきゃヤバイのに・・・。
カニと海好きのみなさん、名著発見!
そういえば、最近になくコーフンして読んだ本がこれ。
『小網代の谷のカニ図鑑』
江良 弘光 (著, イラスト), 江良 美穂 (イラスト), 岸 由二 (監修) 、出版社: 流域自然研究会
紹介文:アカテガニが暮らす森や海が残ることで知られる小網代の森。この森や海岸で見られるカニたちをサイエンティフィック・イラストレーターのイラストで解説
文章の構成・内容も(考え方も含めて)とてもよいのだが、イラストがとにかくすばらしい。
イラスト技術だけではない。カニの動きなど、その筆致を見ると、著者の方々がこの自然とカニにどっぷりと浸かって愛情たっぷりに(たぶん時間もたっぷりかけて)イラストを描かれているのがよくわかるのだ。あー、いつか小網代に行って、そっとカニを見てみたい。
お勧めの本です。
さて、今日も実家にて。
息子は昼近くまで寝ていたので、娘と二人で近くの公園へ。
平日昼間、子どもたちの多くは保育園や幼稚園へ行っているのだろう、公園で遊んでいるのは1~2才の子どもたちとそのお母さんたちしかいない。
日あたりのいいところでお母さんたちが歓談している。
もちろん私は蚊帳の外(ちょっとさみしい)。
娘と二人でブランコや滑り台で遊ぶ。
神社でお参りをすませて、畑に囲まれた道を歩く。
ずいぶん遊んだからだろうか、娘が最近では珍しく「抱っこ~」と言ってくる。
まあ、娘も甘えたいのだろうなあと思って、抱っこしてやる。
「もう、赤ちゃんじゃないのに、なんで抱っこなの?」って聞くと、(小声で)「だって、トーチャンが大好きだから」と。
もう、私への攻略法がしっかり身についている(ついついうれしくなる私)。
それでも気が強いのはあいかわらずだ。
午後のおやつの時間。
娘も息子もクリームたっぷりのドーナツを食べたくせに、「もっと、おかし食べたいーっ! ジュース飲みたいーっ!!」と強硬に主張する娘。
あんまりしつこいので、「だったら、唾でも飲んでろっ」と言うと、顔を真っ赤にして怒りだし、拳骨で私に殴りかかってきた。
さて、夕方。
子どもたち二人で遊んでいてくれたので、仕事もそこそこ進んだのだが、フト娘を見ると、顔がやや赤い(息子はすっかり元気に)。
体温計では37.5度。
うーん、もしかして・・・。
急いで娘を寝かせる。
娘が寝ている間、(外出していたババも帰ってきたので)私は急いで車で我が家へ戻り、郵便の整理やら、明日の仕事の準備に追われる。
その後、再び実家へ行き、子どもたちを寝かせるまで何にもできず。
しかも、夕方たっぷり寝た娘は、なかなか寝ない・・・。
まあ、でも娘は平熱に戻ったので、よかった、と、言い切れないところが、子どもの病気の怖いところ。
明日は昼から夜まで、抜けられない仕事があるし、どうなることやら。
23時。仕事を再開。
今日は、10時から研修でオジサンたちに囲まれて過ごす。
5時に終了し、急いで事務所に行き、緊急の仕事だけ片付け、資料一式をカバンに詰め込んで実家へ戻る。
資料を持ち帰るのは、明日、明後日の仕事の場を実家とするためだ。
今日の夕方から明日まで、また金曜夕方から土曜まで、実家に伯母(私の姉)も来てくれるので、(うるさいのを少々ガマンすれば)子どもたちもさみしがることはないだろう。
ところで、東西線の中で新聞を開いたら、諫早湾の記事が出ていた。
[毎日新聞]
諫早湾干拓:2審も開門命じる…福岡高裁
長崎県の国営諫早湾干拓事業による潮受け堤防閉め切りにより有明海の漁場環境が悪化したとして、長崎や佐賀など沿岸4県の漁業者らが、国を相手に堤防撤去や排水門開門を求めた訴訟の控訴審判決が6日、福岡高裁であった。古賀寛裁判長は「堤防閉め切りによる漁業行使権の侵害状態は違法」と指摘。・・・
この判決への対応に、菅政権がまたまた苦慮しているとか。
しかしなー。首相は野党時代に開門のボタンまで押したくせになー。
改めてガッカリする記事だった。
(「志のある素人」であるべきなのに、これでは、「志の無い素人」政権であり、かなり始末が悪い。)
まあ、私は今そんなことを考えている場合ではない。
8時過ぎに実家へ帰宅。
息子はだいぶ元気になったようだ。ただ、やはり夜になると熱があがった。まあ、もうすこしだなあ。
娘はすごい元気のまま。とはいえ、ノンストップで実家で遊び続けたため、布団に入ったら、アッという間に寝た。
その後、深夜まで仕事。
あーあ、ホントは今夜、楽しく飲むはずだったんだけどなあ・・・。
息子は、今朝からは食欲もイマイチとなる。
やむをえず、二人は保育園を休ませ、私が昼ごろに抜けられない打ち合わせがあるので、ババに託す。
午後になると息子の熱が上がったらしい。
3時過ぎに実家へ戻って、そのまま実家の近くの病院へ。
検査の結果、インフルエンザ(A型)であることが判明。
これで今週は保育園を休ませることになった。
午後5時過ぎ、実家にてタミフルなどを飲ませて、寝させた。
医者で待ったりして、だいぶ疲れたみたい。
夕飯頃には起きて、すこしのご飯をとれるまで回復した。
うーん、いつものことだが、タミフル恐るべし。
その後、再び布団に入って、少し話す。
木曜日の保育参観のために、息子は一所懸命お遊戯の練習をしていた。
元気なころ、練習の成果を見せろと言っても、「トーチャンには(保育参観まで)見せない!」と言って、その日を楽しみにしていたのだ。
楽しみといえば、その前日に予定されていた上野の恐竜の博物館へ伯母と一緒に行くこともあった。
私から何か言ったわけではないのだが、そのどちらも中止又は延期となってしまうことを息子はすでに理解しているようで、しょげている。
かわいそうだなあ。
ただ、保育参観はもうどうしようもない。恐竜の博物館には(息子が元気になれば)私が連れて行くこともできるが、それでは楽しみにしていた伯母がかわいそうだ。
で、ホントに何の意味もなく、フッと思いつきで言ってしまった。
「よっし。治ったら、宇宙戦艦ヤマトの映画に連れてってやるぞ!」
そのときの息子のうれしそうな顔。
直後に、我ながら何とチープな約束をしてしまったと思わなかったわけでもないが、まあ、息子がこんなに喜んでいるのだから叶えてやろう。
あとは、娘にうつらないことを祈るばかり・・・。
それにしても、なんだか父子三人となると、インフルエンザが息子を襲う・・・。
ほら、去年の同じ時期、相方がコペンハーゲンのときも、息子はインフル。
あ、去年の桜の時期も相方がどこかに出張で、息子はインフル。
もう、笑ってしまうよりほかはない。
定番の場所へ。
昼前から父子三人で稲毛海浜公園へ。
海辺で走り回ってから、公園内でサッカーや遊戯施設で遊び、さらに園内を歩くと、花の美術館がある。
いままで関心がなかったが、咲き乱れる花がとってもきれいで、ついつい引き寄せられる。
レストランが併設されていたので、ここで昼食。
ちょっと子どもたちと一緒に入るには、高級そうな感じだったが、まあ、いいか。
ここのレストラン、一応、市の施設内ということもあってか、地産地消をめざしているらしい。
ちなみに、この「地産地消」という言葉だけでもどうかと思うのだが、千葉県内ではこれを「千産千消」と言う。まったく役所のネーミングセンスというのは・・・。
食事は、子どもたちがミートスパゲティと戻り鰹のサンドイッチ。私は房総の豚肉を使ったステーキ丼。値段はぜんぶで3,300円くらい。
店の雰囲気も味もとってもよかった。
近くにあった花時計。
でも、花よりも太陽光パネルが多いから、太陽光時計とでもいうべきか。
あ、いやいや、こうした需要(?)があるから、なんとか私の仕事ももっている、というべきだから、こんなこと言っちゃいけないのかな・・・。
帰り際、駐車場近くの森を歩いていると、近くから大音響が。
どうやら、ライブをしているらしいので、行ってみる。
30人くらいの若者(高校生?)たちが大音量で、絶叫していた。一応、ヘビメタらしい。
「ロックンロールーーー!!!」
ほとんどアブナイ折伏(すみません)のようにも感じないわけでもないのだが、娘は腰を揺らしてリズムをとって楽しんでいた。
息子はまるで宇宙人を見るかのようにボーゼンと眺めていた。
夕方、実家へ帰宅後、子どもたちをババに託し、私は学生時代のゼミのOB会へ。
出席するのは5年ぶり以上となるOB会。
89才となる我が学問の恩師のお元気な姿を拝見できてよかった。
現在でも先生は、週5日間、毎日午前中は大学で2時間研究を行い、愛妻弁当を食べては、プールで歩いたりされているという。
来年4月には「暴力論」の図書を上梓されるという。
相も変らぬ旺盛な探究心に心から感動するとともに、生活に汲々としている我が身を恥じ入るばかりだ。
先生とは、いろいろとお話ししたかったのだが、我が人生の中でいちばん緊張してしまう方であり、ほとんどまともに話すことができなかった・・・。
後になって、近況報告のときに、お伝え忘れたことが山のようにあることに気づいたが、もはや後の祭り。
終了後、11人が残り、私の馴染みの店へ。
私が在籍していたゼミは、考え方も過ごし方もいろいろであったが、いつも延々と議論し合っていた。
現在の仕事はさまざま。思いつくだけでも、こんな感じだ。
美術書の編集者。
大学教授。
役所職員。
マッサージ師。
大・中・小企業。
ラヂオアナウンサー。
韓国の大学院。
新聞記者。
NPO職員。
語学塾教師(自営)。
バンコクで生活。
児童相談所で汗かく人。
怪しいコンサル稼業(←私のことです、ハイ)
気づけば、かなり近い分野で仕事している人もチラホラいて、それもおもしろい。
あのころ、一緒にいた仲間たちと、あれから15年以上が過ぎ、改めて再会して、ダラダラと気兼ねなく世間話や最近考えていることを、何の前置きもなく話せるというのはいいなあ。
先生ときちんとお話しできなかったことは悔いが残るものの、やっぱり出席してよかったとつくづく思った。