怒りのメゾフォルテ

娘を奪われました。二度と帰ってきません。奪った人たちの対応に怒りが募ります。

1月25日  カウントダウン 6

2013-01-25 08:32:28 | 私のつぶやき
「九州の件(長崎への広域捜査)で、今月は遅くなって申し訳ないです。
毎月来て頂ける信頼のN刑事が今月も、予約時間に1分も遅れずに1/23晩現れた。

多忙な中 後輩のO刑事を伴い、遺族を尊重して下さる姿勢に頭が下がる。

主人:「送検はどうですか?」

O刑事:「 ほぼ準備は整っている状態です。 明日あと一人聴取して終わりです。 」



*****
初めてN刑事に来て頂けたのは2010年7/16.

水野校長の遺族感情を無視した、状況説明に大泣きした私は、
翌日正確な状況説明が欲しいと、浜松細江署刑事課U部長に大胆にも電話を入れた。

それで事故状況説明と私達の疑問に応えるため、片道1時間近くかかる豊橋に来てくれたのが、
章南中ボート転覆事故捜査担当のN刑事であった。

「現場の刑事」という普通の日常生活からは遠い存在の人を前に、緊張する主人?と私。

N刑事の 事件に真剣に取り組む姿勢は、説明の節々に感じられ、自然と私達の心を溶かしてくれた。 

また、若くきさくなN刑事の仕事の話は可笑しくて(ドラマの踊るではないけれど普通はドンパチなどしない)、
事故後初めて夫婦で声を出して笑っていた。 
見える世界も変わり、食べる物の味もわからない位、悲しかった私達が、
まだ笑うという生きる力が残っていた事を実感した時間の喜び。

嬉しくて私はN刑事や細江署の迷惑も顧みず、
「毎月来て頂けませんか?」とお願いしていた。

まさか2年7ヶ月も続くとは思いもせずに・・



*****
主人:「送検後、起訴か不起訴かの決定には、1、2年と時間がかかることはあるのですか?」

私達は彼らを信頼し、捜査内容について質問したことは無かった。

事故に対し親として精一杯取り組んできた私達には、

検察の進捗状況はもう手の届かないところの話であり、
地検も含め細江署の方々の綿密な捜査を知り、
静かにその時を待つだけであった。 




*****
いつも通り、最後にお焼香をして帰られる二人に、

私:  「 来月も来て頂けるんですか? 」 

 初めて困った表情を浮かべた刑事さん二人であった。 

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