昨日、主人は、1日の定例記者会見での市長の意見について、朝日新聞井上記者から、2度電話取材を受けていた。
一度目の取材で紙面に掲載する旨を伝えられた主人は、私に嬉しそうに言った。
「 井上記者が新聞紙面に掲載して 残す大切さ を重視してたよ。 」
2日の朝日新聞記事→
責任を認める考えを示唆
浜名湖転覆で豊橋市長
2010年6月の豊橋市立章南中学校で起きた浜名湖ボート転覆事故について、豊橋市の佐原光一市長は1日の定例記者会見で「今思えば『こうしておけばよかった』と思いが残る」と話し、事故の責任を認めていく考えを示唆した。
転覆事故は、中学1年生の西野花菜さん(当時12)が水死。両親が今年5月に市などに損害賠償を求める訴訟を起こした。市側は、責任を全面的に否認する答弁書を提出したが、その後名古屋地裁豊橋支部が提案している和解を示している。
佐原市長は「市として一番大切なことは、二度とそんなことを起こさない決意。しっかり意思を持って取り組む。和解の結果が将来の安全につながることが大事だ」と述べた。全面否定からの方針転換については、「法的責任については私たちの理解の仕方がある。きちんと答えを出す」と話した。
西野さんの父友章さん(53)は、「再発防止につなげるため、法的責任を認めてほしい」と話す。
******
私達が民事訴訟に踏み切ることができたのは、
県立の学校の責任を認めた千葉の判例に、大きく力をもらったからだ。
千葉県立高等学校カヌー実習死亡事故判決
1. 県立高等学校が正課の授業として実施したカヌー実習において生徒が溺死した事故について、同校からカヌー実習での生徒らへの指導を委託されたカヌー業者及びカヌーインストラクターらの不法行為責任が認められた事例。
2. 県立高等学校が正課の授業として実施したカヌー実習において生徒が溺死した事故について、同校からカヌー実習での生徒らの指導を委託をされたカヌー業者を履行補助者とする同校の設置者たる県の安全配慮義務違反による債務不履行責任が認められた事例。
そして、海難審判で早川弁護士は、横浜の市立の学校での判例を言及していた。
(事例までしか私には探せなくて恥ずかしいが・・ ↓ )
横浜市立鶴見工業高校修学旅行水難事故事例
他の生徒とは離れた場所で海で泳いでいた3人の生徒が流され、1名死亡、1名行方不明
潮の流れの速い危険な場所だった。
1.地元や旅行業者から危険に対する情報周知が不十分だった。
2.生徒を海に入れるにもかかわらず引率教諭の監視は一人で、万が一の想定がなされていなかった。
これらの判例を残された多くの方に敬意を表したい。
そして、これらから一歩でも進めた判例、
より親が子どもを学校に安心して預けられる判例を残したい。
が、今 判例を残すことの難しさも痛感している・・・
*****
海難審判を傍聴し終え、主人は私に確認するように言った。
「 これで、海難審判に判例が残るよ。 」
そして昨日来訪してくれた2人の若い真っ直ぐな刑事さん達に、刑事裁判の場で判例として残ることを期待したい。
*****
うちのベテラン小林弁護士が言った、
「 和解は判決以上の効果がある。 」
その言葉を信じたい。
一度目の取材で紙面に掲載する旨を伝えられた主人は、私に嬉しそうに言った。
「 井上記者が新聞紙面に掲載して 残す大切さ を重視してたよ。 」
2日の朝日新聞記事→
責任を認める考えを示唆
浜名湖転覆で豊橋市長
2010年6月の豊橋市立章南中学校で起きた浜名湖ボート転覆事故について、豊橋市の佐原光一市長は1日の定例記者会見で「今思えば『こうしておけばよかった』と思いが残る」と話し、事故の責任を認めていく考えを示唆した。
転覆事故は、中学1年生の西野花菜さん(当時12)が水死。両親が今年5月に市などに損害賠償を求める訴訟を起こした。市側は、責任を全面的に否認する答弁書を提出したが、その後名古屋地裁豊橋支部が提案している和解を示している。
佐原市長は「市として一番大切なことは、二度とそんなことを起こさない決意。しっかり意思を持って取り組む。和解の結果が将来の安全につながることが大事だ」と述べた。全面否定からの方針転換については、「法的責任については私たちの理解の仕方がある。きちんと答えを出す」と話した。
西野さんの父友章さん(53)は、「再発防止につなげるため、法的責任を認めてほしい」と話す。
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私達が民事訴訟に踏み切ることができたのは、
県立の学校の責任を認めた千葉の判例に、大きく力をもらったからだ。
千葉県立高等学校カヌー実習死亡事故判決
1. 県立高等学校が正課の授業として実施したカヌー実習において生徒が溺死した事故について、同校からカヌー実習での生徒らへの指導を委託されたカヌー業者及びカヌーインストラクターらの不法行為責任が認められた事例。
2. 県立高等学校が正課の授業として実施したカヌー実習において生徒が溺死した事故について、同校からカヌー実習での生徒らの指導を委託をされたカヌー業者を履行補助者とする同校の設置者たる県の安全配慮義務違反による債務不履行責任が認められた事例。
そして、海難審判で早川弁護士は、横浜の市立の学校での判例を言及していた。
(事例までしか私には探せなくて恥ずかしいが・・ ↓ )
横浜市立鶴見工業高校修学旅行水難事故事例
他の生徒とは離れた場所で海で泳いでいた3人の生徒が流され、1名死亡、1名行方不明
潮の流れの速い危険な場所だった。
1.地元や旅行業者から危険に対する情報周知が不十分だった。
2.生徒を海に入れるにもかかわらず引率教諭の監視は一人で、万が一の想定がなされていなかった。
これらの判例を残された多くの方に敬意を表したい。
そして、これらから一歩でも進めた判例、
より親が子どもを学校に安心して預けられる判例を残したい。
が、今 判例を残すことの難しさも痛感している・・・
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海難審判を傍聴し終え、主人は私に確認するように言った。
「 これで、海難審判に判例が残るよ。 」
そして昨日来訪してくれた2人の若い真っ直ぐな刑事さん達に、刑事裁判の場で判例として残ることを期待したい。
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うちのベテラン小林弁護士が言った、
「 和解は判決以上の効果がある。 」
その言葉を信じたい。
昨日の朝日の記事、読みました。わずかですが一歩前進ですね。しかし法的責任があいまいなままでは再発防止にはならない。きっちり責任を認めさせたいですね。
朝晩は冷え込むようになりました。くれぐれもご自愛ください。
昨日、事故を引き起こした元担任から娘の誕生祝いのアレンジメントフラワーが大阪(教師を辞職して大阪で働いている)から届きました。
海難審判での真剣な早川弁護士や、真剣な審査官や理事官が、事故の原因究明に必死に取り組んでいる中、人を小馬鹿にしたような元担任の態度に幻滅しました。
この私の気持ちは、やまださんならわかって頂けると思います。
いつもコメントをありがとうございます。