とくにすることもない日曜日(5/22)。”映画館にでも・・・”というようなお天気。久しぶりの邦画は、何となく親しみの是枝(監督)作品。東武練馬のイオン・シネマで『海よりも まだ深く』だ。是枝・阿部寛コンビの映画、前にも見たような気がするが、また見たくなる。雰囲気が読めて 気分がいいのだ。
この映画のロケ地がいい。転居転居のわたしが住んでいたことのある清瀬。駅や自宅へのバス道路が一緒なので、変化が見える。典型的な昔公団の団地・旭が丘地。団地を離れた主人公の居所も、そんなに離れていない。長いこと練馬→石神井公園→清瀬から、狭山ニュータウンと転居した自分やその時その時の家族形成の自分と重なる。
ただ、何かの文学賞をとっただけの”売れない作家”の主人公(阿部寛)良多と人生ケセラセラのダメ人間・自分とも重なる。自分や生活をつくろい、まともぶり、QOLにほど遠い、金欠生活をだましやごまかしやつくろいで暮らす。このダメ人間を演ずる阿部寛とその母親樹木希林のバカし合いがいい。愛想つかしで別れた妻(真木ようこ)から離れられない良多や、弟の素性をよく知る姉(小林聡美)やかわいい息子真吾との”すれ違う”関係もいい。
『こんなはずじゃなかった』人生の演出の冴えに、万歳と乾杯を贈る。愛される人間の多くは、ダメ人間。やさしい。ガンバラズ楽しく生きればいい。
この映画のロケ地がいい。転居転居のわたしが住んでいたことのある清瀬。駅や自宅へのバス道路が一緒なので、変化が見える。典型的な昔公団の団地・旭が丘地。団地を離れた主人公の居所も、そんなに離れていない。長いこと練馬→石神井公園→清瀬から、狭山ニュータウンと転居した自分やその時その時の家族形成の自分と重なる。
ただ、何かの文学賞をとっただけの”売れない作家”の主人公(阿部寛)良多と人生ケセラセラのダメ人間・自分とも重なる。自分や生活をつくろい、まともぶり、QOLにほど遠い、金欠生活をだましやごまかしやつくろいで暮らす。このダメ人間を演ずる阿部寛とその母親樹木希林のバカし合いがいい。愛想つかしで別れた妻(真木ようこ)から離れられない良多や、弟の素性をよく知る姉(小林聡美)やかわいい息子真吾との”すれ違う”関係もいい。
『こんなはずじゃなかった』人生の演出の冴えに、万歳と乾杯を贈る。愛される人間の多くは、ダメ人間。やさしい。ガンバラズ楽しく生きればいい。
お人柄が偲ばれるブログかと。
私もこれからの人生をこれといった高い願いもなく、腐って蒸れた草のようであっても、いささかの蛍火を輝かすことができないだろうかと、俳句を始めました。
こんなはずじゃなかったと思わなくもないですが、ここまでこれたことに感謝の念も覚えます。
よくぞ、今まで生きて、よくぞ何とか生活できているなぁと。
自分としては、上出来かと。
他人に自慢できるところは一つもないですけれど。
メールやコメントに感謝します。今後とも、よろしくです。
ご自愛専一にお過ごしください。奈良兄によろしくです。