孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
Vancouver CANADA
KAORU OFFICIAL BLOG

カオルとスペアーヘッドトラバース vol.2

2008-04-09 16:26:45 | スペアーヘッドトラバース 2006
ヨーロッパ快食会

実はこの日ムラカミ家(仮名)を招いてヨーロッパ快食会をウチで催していた。
と言うのもおれが欧州で粉雪にまみれていた時ウィスラーの我が家では大変なことになっていた。
アパートが漏水し部屋を追い出され別のところに部屋を見つけたまでは良かったが家財道具を部屋から撤退させなければならなかったのだ。


しのぶは身体の調子が悪く困っていたところに助けてくれたのがひろしくん(仮名)さゆりちゃん(仮名)&とわ(仮名)のムラカミ家(仮名)。

さゆりちゃん(仮名)が梱包しながらLukeの相手をしてくれ、ひろしくん(仮名)が車を出してアコモを何度も往復してくれ荷物を運び出してくれた。本当に助かった、どうもありがとうございました。

その感謝の気持ちを込めての快食会が今日なのである。
さゆりちゃん(仮名)ひと言。

「またお父さんいなくなるの?(ちょっと敵意)」

いえいえいえ、ちょっと裏山行ってくるだけですから。


快食会には数日後にウィスラーを離れるカズさん(仮名)今日ウィスラーに到着したウメムラ(仮名)も来てくれてしのぶ作お美味しいヨーロピアン調の食事とスイスワインをみんなで楽しんだ。

みんなが帰ってからがおれが忙しくなる。
明日の用意を入念にしないと!もちものリストをしっかりチェックしていく、大丈夫。

つぎにE-mailチェック。 これがなんとも、、、実は今懸案を幾つか抱えていてとりあえずは決着付ける、引継ぎしたのだけれどそれでも本店からオーダーがやってくる。実際こっちは夜中なので無視してもいいのだけれどおれが無視して後輩とお客さんに迷惑が掛かっては大変だから無理して頑張る。

翌朝もメールチェックでいろいろオーダーが来ていたのでその返信に出発ぎりぎりまで追われた。「遊ぶために働く」。
最後に明日からの天気を調べた。

明日は雪、それ以降は晴れ。
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.1

2008-04-08 16:05:41 | スペアーヘッドトラバース 2006
4/21 ツアーが近づくにつれ天候が荒れ始める

一昨日(4/17)行ったヘリスキーは最高だった。
50cm降り積もって4月とは思えないコンディションの中滑り倒して来た。
しかしあれからまだ天気は荒れに荒れている。


ツアー前々日(4/19)天気予報を睨むと21日まで雪マークである。こりゃ駄目かな、天候の荒れた中でバックカントリーに出るのは自殺行為である。
そんなこと素人のおれでも知っている、プロの山岳ガイドが知らないわけはない。明日(4/20)電話してキャンセルを確認しよう。


4月20日(昼)、ガイドオフィスに電話をする。


karl>>明日からのツアーに申し込んでいるKarlだけど天気悪いよね、キャンセルは決まったの? 
1日ずらして出発はしないよね、残念だなとっても楽しみにしていたのに、、、
と勝手に話を進めると、


スタッフ>>え、明日はツアー出発するよ、ちゃんと準備はできているかい?ちなみに食べ物にアレルギーとかある?


karl>>・・・・???(キャンセルと決めて話しているので全く読めていない)


スタッフ>>Hello?


karl>>ええっ!ツアーやるの?だって明日天気悪いよ。


スタッフ>>そうだねえ、明日は悪いけど、、ちょっと待ってくれ今ウェブサイトで確認するから、、
、ほうら22日からは晴れるから問題ないよ、でアレルギーある?


karl>>アレルギーはないけど、、、 わかった、明日のツアーはあるんだね。今日は何時までお店開いてるの?ツアーに持ってくもので質問あるから後で行くよ。


スタッフ>>OK、今日は7pmまでだから、7pmにはお店閉めるよ。


karl>>わかった、7pmまでに行くよ。


これから急いで仕事を進め、6時にオフィスを出れるように全てを運んで行く。
6pmまでに、6pmまでに。呪文のように。


予定通り6pmにオフィスを出る、やればできんじゃん、いつもやろうよ。
そうだよね、いつもやろうよこうやって。遊ぶために働く!これ信念。


用事を済ませて6:30pmお店に到着。


karl>>明日からツアーに申し込んでるだけど、、、


スタッフ>>名前は、、、Karlだね。レンタルスキーとブーツが必要だね、ビーコンとかは持ってる?
スリーピングバッグは?


karl>>ここに持ってる道具全部持ってきたから大丈夫か見てよ。(ガラガラと荷物をとり出す)


スタッフ>>OK,OK、ビーコン、プローブ、シャベルは大丈夫。このガスボンベとストーブはいらないよ、こっちで用意するから。それと、、このスリーピングバッグは何℃まで耐えられるかな?いつ頃買った?ちょっと薄いな、これ雪上で使ったことある?


karl>>何℃まで耐えられるか知らないけど、雪上で使ったことはない。いいのあったらレンタルするよ、お願い。それからスキーとブーツのレンタルも。


スタッフ>>OK、スリーピングバックもレンタルしよう。それとブーツは何cmだ、スキーの長さは?


karl>>足のサイズはセブンハーフ。スキーは180cmくらいがいいかな。


スタッフ>>(レンタルブーツの棚を見ながら)セブンハーフ?う~ん、ないなあ自分のブーツはないの?


karl>>あるよ、だけどツアーブーツじゃないからレンタルしたいんだ。


スタッフ>>どんなブーツ履いてるの?


karl>>アルペンブーツだよ。


スタッフ>>どんなアルペンブーツ?


karl>>どんなって、、、普通のだよ。ライケルのやつ。ほら、ワイヤーが3本かかるやつ。


スタッフ>>うーん、どんなやつだ、「ライカ?」知らないなぁ。

スタッフ②>>「ライケルだよ(発音が違かった)」あれなら大丈夫だろう。

スタッフ>>あ~「ライケル」か、あれなら大丈夫。明日の朝持ってきて調節しよう、スキーは180cmでいいね。


karl>>スキーは180cmでいいよ、でもレンタルブーツないのぉ?


全くカナディアンてこれだよなあ、客の都合もなんにも考えないでさ。
レンタルブーツするって10日前に言ってるんだから用意しておいてよ。
それにブーツのシェルはビレッジインに、ブーツのインナーはアコモにってばらばらに置いてあんだからこれから取りに行かなきゃなんねーのさ。
あーメンドクサイ。


とりあえず精算して免責書にサインして店を出る。
明日決行に間違いない、買出しに行こう。
すぐ脇のIGAへ行く。

チョコ菓子と米菓子とピーナツと水と電池を買う。
これでばっちり(と思い込んでいる)。
ブーツシェルをビレッジインへ、ブーツインナーをアコモへ取りに行く。
そして家路を急ぐ。
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Spearhead Traverse(スペアーヘッドトラバース)

2008-04-07 15:42:27 | スペアーヘッドトラバース 2006
Spearhead Traverse・・・
Traverse between Whistler and Blackcomb Mountains - 13 glaciers in 4 days all above 2,000 meters! This traverse through the Spearhead and fitzsimmons Ranges is comparable to the famous“Haute Route” in Europe. The route offers spectacular scenery and excellent skiing.

スペアーヘッドトラバース・・・
これはブラッコムMt.を出発して13個の氷河を渡り歩いてウィスラーMt.に3泊4日で戻ってくるスキーツアーである。<超訳>

シーズンが始まる2005年11月、今年の目標を幾つか考えているうちに「そうだ今年こそバックカントリーのツアーへ出かけよう!」と心に誓ったのである。

しかし実際は予定は未定、仕事が忙しくて行けるわけねーよ。
そんなカンジだろうと思っていた。ところがところが蓋を開けてみてびっくり今年のウィスラーすげー暇、びっくりした。


例年忙しくなる2月もそして3月は欧州遠征で3週間も留守にしても全く問題ないくらい仕事が暇でした。そして4月になりバックカントリーツアーと仕事の予定とを睨み、ここだ!!と4月21日からのツアーに参加できそうなことを発見する。


4月11日、まだ仕事の予定はない。しかし10日後にツアーに今さら申し込めるのか?不安は残る。
でもここで申し込みに行かなければ全てが無しになる。よし、行こう!「これで申し込みに行って駄目だったら仕方がない諦めよう」ウチの近所のガイド案内所へ行った。


Karl>>スペアーヘッドトラバースのツアーに興味があるんですけどまだ席ありますか?

店員>>う~ん、もう人数集まってるけど大丈夫だよ。

Karl>>(興奮気味)お願いします、行きたいです。

店員>>それじゃあ、ここに住所と名前書いて、それとレンタルするものある?ウン、OK。そしたら前日にもう一回ここに来てもらえるかな、スキーとブーツのレンタルも合わせよう。

Karl>>うん、わかった。支払いは今じゃなくていいの?現金でも大丈夫?

店員>>支払いは前日でいいよ、現金でも問題ないよ。

Karl>>うん、ありがとう。出発前でも質問があったらまたくるね、だってウチすぐそこなんだ。

店員>>いいよ、いつでもおいで。

Karl店を出る。


嬉しい!!!ツアーに行ける。
さあ、仕事頑張るぞ。もうすぐ社長やP氏もウィスラーにくるし、その前にやっておかなければいけない事もたくさんあるしね。頑張ろう。(興奮冷めやらず)
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