孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
Vancouver CANADA
KAORU OFFICIAL BLOG

カオルとツエルマット vol.8

2006-05-05 09:09:51 | ツエルマット 2005
書き終えました。

今日は2/24です。
連日ウィスラーは晴天でどうにもこうにもなりません。
みんなからは八甲田が最高だったと連絡がきます。
反省会も大騒ぎでおこなわれるのでしょう。

僕は幸せな男です。
スキーというものを通じてこんなに素晴らしい仲間に出合うことができました。
こんなに嬉しい事はありません。この仲間達と一緒にこれからも雪遊びをしてくことが僕の喜びです。

これからもよろしくお願いします。

カオル



カオルとツエルマット vol.7

2006-05-05 09:05:29 | ツエルマット 2005
本当にありがとう。
ありがとうございました、今年も一緒に遊んでくれてありがとう。
また今度一緒に滑ろう!


参加メンバー(順不同敬称略)

やん様
じぇみぃ
中谷さん
しんちゃん
たつみさん
くみどん
あいちゃん
たかだっち
とりちゃん
ひらいさん
くっしー
カオル      

以上12名

カオルとツエルマット vol.6

2006-05-05 09:03:55 | ツエルマット 2005
1/28 サースフェー遠足

「圧雪サイコー」ということでやってきた遠足地「サースフェー」。ベースの標高が1800Mと高くゴンドラと地下ケーブルで3500Mまで行くことができる。スキー場自体が氷河でできているのでクレバスやセラックも容易に見ることができる。そこらじゅうにノートラックがごろごろしている、何故だ?その理由はすぐにわかった。「圧雪サイコー」とにかくサイコーなのである、3000Mを越える標高、奇麗に均された斜面、飛ばしたくなる気持ちがわかる、圧雪オンリーでもいいくらいだ。

それにしても気分が悪い。
車酔いと二日酔いが合体&高所だから?とにかく気分が悪い。

T-バーを登り今度は深雪をたのしみむ。しっかし今日も寒い、鼻毛センサーも稼動して警報を発令している。
ランチは3500Mにある回転レストラン。スイスでの最後のランチももちろんロシティ。毎日昼食時にビールを欠かさない平井さんもここでのランチではジュースを飲んでいた、健康的だ。

午後は一瞬雪が降り視界が悪くなったりもしたけれどすぐに回復し晴天の青空が広がった。
目の前にそびえる氷河、白い雪と真っ青な空とのコントラスト、最高だ。
最後のひと滑りを終えこのツアーも幕を閉じようとしている。

タクシーに乗り場へたどり着きブーツを履き替えツエルマットへの家路につく。
2年前から始めた「カオル企画」、第1弾のバルディゼール前に4日間滑らせてもらったここツエルマットで3回目の企画を催行させることができた。あの時滑ったツエルマットも雪が良く、天気も良くツエルマットて最高だなあっと思いいつかみんなでここを滑りにきたいと思いバルディゼールへ向かいました。

今回のツアーを振り返って「皆ものすごいところまできてしまったなー」というのが正直な感想です。そしてとても強運だと思う。
「プレ企画・野沢」そして1ヶ月雪が降っていなかったツエルマットの豪雪を降らせたみんなのオコナイと執念にはただただ驚かされるばかり。

滑走ではもはや普通のゲレンデでは満足するわけもなく何処へ行っても『要・山岳ガイド』というところまできてしまった。
もともとパウダーを求めて始めたこの企画、こーなったら行くところまで行くぞ!!
ツエルマットツアーで皆のステージも確実に上がった今、これからも技術を向上させ、体力を作り、世界中のパウダーを滑り尽くしていきたいと思う。

タクシーがツエルマットに着きくみどん、くっしーとレンタルスキーを返却に行く。
オフィスに戻り身支度を始める、6;30PMの電車に乗る予定だ。
ホテルに忘れたグラッパを取りにホテルへ戻り皆の部屋に挨拶に行く。
6;15皆がオフィスに来てくれる、太郎も見送りに着てくれる。
今回はどーしても飛行機がとれなくて皆よりも早くツエルマットを発たなくてはならなくなってしまった、最後の晩を皆と過ごせないのは非常に淋しい。

カオルとツエルマット vol.6

2006-05-05 09:02:19 | ツエルマット 2005
1/27  山岳ガイド再び

3100M終点ゴルナーグラード駅で「グーパーよい!」威勢のよい声が響く。今日の山岳ガイドもふたり、過去2日間一緒に滑ってくれた陽気なガイド・ハービーと、カオル自身2年半ぶりの再会を果たしたアンドレ。
アンドレとはスイス駐在時にヘルンリ小屋へのハイキングや氷河ハイキングで今回同様に山岳ガイドとしてツアーに同行してもらった。35歳と若くまさに今絶頂期にいるガイドである。

パーチームのガイドはウィリー、平井さん、あいちゃん、とりちゃん、くみどん、じぇみぃ、しんちゃんの6名。グーチームのガイドはアンドレ、くっしー、う~やん、たつみさん、中谷さん、たかだっち、カオルの6名。

まったく何も気にしないでグーパーで班分けをしてみた。くっしーにも2日間も通訳をしてもらったし、う~やん、たつみさんにもテールガイドをしてもらっていたから3人と一緒のチームになりテールガイドに従事できることになったのは嬉しいことだ。

降雪から4日経ちそろそろ雪が落ち着き始めると同時に場所によってはもの凄いクラストになっている。今日のガイド・アンドレが案内してくれたところは「クラスと巡りの旅」だったのかもしれない。
オフピステの1本は長い。海外スキーの醍醐味のひとつとして長い距離を滑るというものがある。一気に5km,10km滑りきるというのは日本ではできないことだ。

今回のオフピステ山岳ガイドも標高差1000Mを滑らないとリフトやケーブルカー、駅にたどり着く事はできないのは当たり前。しかも化け物の様な体力を持つ山岳ガイドと滑るのだからこっちも相当な気合を入れていかないとならない、気を抜けば滑落その他危険な怪我が待っている、かなりの体力気力が要求される。


ゴルナーグラードからガント方面へ滑り降りて行く。トラバースやハイクするところもあるけれど必ずノートラックの場所へ連れて行ってくれる。
しかし今日はハードだ、ウィンドウパック(強風で表面が固められた斜面)を滑らなくてはならない。体重の軽い女子はとても不利だ。たかだっちはこのハードなクラスとをバリバリと割って滑って行く。

アンドレがヒザ上くらいの深雪を楽しそうに滑って行く。ようやくそういう雪のところについたのか。よし!皆でアンドレと同じ弧を横に並べて行こう!
1番手くっしースタート。あれれれれれ?1ターン目からアンドレのものたはかけ離れたターン弧になってしまいスノーボーダーが描くような馬鹿でかいものになってしまう、普通じゃねーぞこの斜面。 たかだっち、中谷さんも続くがターン弧を並べ揃えるどころの騒ぎじゃない、キャンパスは大荒れ。 満を持して登場のたつみさん、う~やんでさえもこのひどいクラストに大苦戦。
みんながどーにかこーにか滑りきった時にアンドレがニヤっと笑ってひと言「イージー」。この男・・・・

たつみさん、う~やんは今回のツアーグループの中でも抜群にスキーが上手。気合を入れた場面ではいつも完璧に滑り降りてくる。しかしこの斜面に苦戦したことでスキー熱に再び熱く火がついたのか滑り終え斜面を振り返りながら「やっぱりスキーは楽しいなあ」と、う~やんがポツリとひと言、とても心に残り印象的だった。
  
ガントからもう一度ゴルナーグラードへ登りこのツアーでまだ一度も行っていないシュトックホルン(3100M)へ向かう。
シュトックホルンへは今日も一般スキーヤーは上がってこれない。山岳ガイドと一緒でないとゴンドラにも乗せてもらえない。もちろん自分たちにはアンドレという怪物のようなガイドが一緒なのであがることができる。

シュトックホルン山頂の景色はとても雄大で、モンテローザ(4632M)を目の前にみることができ、真下にはゴルナー氷河が流れているのだった。この自然の生み出した芸術にはただただため息がでるのみであった。

シュトックホルンは昨日開いたばかり、しかも山岳ガイド付でないとくることができなので、ノートラックだらけ。標高3100Mの雪はまだまだ軽く最高の雪質だ。
滑る⇒トラバース⇒滑る⇒トラバースを繰り返しながら今日のランチレストラン「レストランフーリー」を目指す。
12:30の予約に間に合わない計算になってきた。「12:45には間に合うだろう」とアンドレ。ここからが凄かった、標高も2400M以下になり林間へ突入コースをショートカットし森林破壊を続けながら滑る滑る。超高速で滑って行くアンドレ追う我ら、アンドレを見失うわけにはいかない。スルスルと木々の間をすり抜けて滑り降りて行くアンドレ、必死について行く我らに明らかに疲れの色が見え始めた。「あと10分だ。」アンドレは言う。あと10分頑張ろう。

沢を左手に見ながら右曲がりし消えていくアンドレ。次々と追いかけていく我ら6人、周りの木々にも気を付けながらもハイスピードのトラバースを続けていたところでカオルの目の前を滑っていたくっしーが曲がりきれずに左に飛転倒した。

初めはツリーホール(気の真下の雪の積もっていない場所)に落ちたのかと思ったがくっしーは沢へ向かって落ちていた。 これはマズイ、目の前にいた中谷さんにくっしーが転んだことをアンドレに伝えてもらう。
転倒したくっしーは木に絡まり足が変な方向へ向いている。ヤバイ、早くなんとかしなくては。スキーを脱ぎくっしーの救出へ向かうが1歩沢へ足を踏み入れただけで大腿まで埋まる、これでは近づくことができない。

足がヘンな方向へ向き痛がるくっしー、自力ではどうしようもできない。1歩1歩慎重に確認しながら近づくカオル、腰まで埋まる。 なんとかくっしーまでたどり着き先ずスキーを外す。ここから戻れるのかという不安を抱えながらくっしーの痛みにゆがんだ顔がなくなりホッとする。ストックが片方沢の穴へ落ちかけている、生還を最優先するカオル、ストックが気になるくっしー。どうにかこうにかストックも救出しスキーのある場所まで登り始めるが、たった1メートルが登れない。足場を作ろうとしてもスカスカの雪の上ではどうにもならない、雪の下の岩を探して足場にする。くっしーにはストックで三点支持をするように言う。

一体どれくらい時間がかかったのかわからない、ようやく無事にもとのルートに戻ってきた時には息は乱れ汗をかいていた。無事生還を喜び息を整えアンドレ達を追う、オイオイこの先もずいぶんとハードなトラバースだなあ、アンドレ。

結局「レストランフーリー」には1:15PMに到着。近道は時として遠回りになる「急がば回れ」名格言だ。
「レストランフーリー」ではプレゼントランチのポトフとロシティのソーセージ添えが用意されている、ポトフは身体が温まりロシティは今日も美味しかった。

午後はフルグサテル(3365M)まで行き金網越しにイタリアを見下ろす。
ここからウンターテオドルグレッチャー(ウンター下方氷河)を滑り始める。深雪もたっぷりあり今までにない角度からのマッターホルンを眺める事ができた。3000Mを越えてのカメラの撮影はインナーグローブをしたままでも指が凍りそうになる。外したグローブもほんの少しの水分が瞬間的に凍りつく。

撮影を終えグローブをはめ直しながら緩斜面を直進している最中に中谷さんにニアミスをしてしまった。今回のおれのレンタルスキーはツインチップ。後ろに向かってスプレーのように雪煙を巻き上げる。この雪煙をまともにくらい中谷さんが転んでしまう。スイマセン、もっと離れて滑るべきでした、ホントにすいません。
楽しみにしていた氷河スキーを終えFuriを抜けバス停に到着。ものすごくハードだったけど最高の一日だったよ、アンドレどうもありがとう。

今晩は皆と過ごせるラストナイト&しんちゃんの28回目の誕生日。誕生日おめでとう!!!ManyHappyReturns!
お祝いにと買ってきたグラッパを自分で注いで飲むカオル、かなり上機嫌。 トリちゃんへのプレゼントワインも美味しく頂き10PMまではなんとか記憶があるがそれ以降は定かではない。いつどうやてベットへ行ったのだろう?これが皆と過ごした最後の夜だった。

カオルとツエルマット vol.5

2006-05-05 09:00:23 | ツエルマット 2005
1/26 チェルビニアアタック

9:30AMトロッケナーシュテック(2939M)にたどり着くが鼻毛センサーが異常なほどに稼動する、ヤバイ寒すぎる。チェルビニアスキーはスイス・ツエルマットからスキーをしながら国境を越えイタリア・チェルビニアへ滑走していくツエルマットスキーのひとつの目玉である。

10AMにトロッケナーシュテックで最終判断を下さなくてはならない。この時点でGOサインが出せなければ今日は行かない。チェルビニアへ下りたならば必ず帰ってこなければならないが、10AMを過ぎてからアタックをかけた場合時間も少なく、最悪は帰って来れなくなる恐れがある。
1/20以降の降雪とそれに続く毎日マイナス30度の寒さでゴンドラが動かない日が続いている。今日も厳しい。。。。

それにしても真っ青な空、良い天気だ。トロッケナーシュテック(2939M)まで上がってくるとマッターホルンもすぐそこに見える。改めて神々しい山だなと見つめ、ため息がでる。

10AMまでのあいだFuri(1864M)まで一気に滑り降りる。しかしここで寒さの限界&今日は一日のんびりデーに決めているので無理はしない。昨日までの疲れを抜き、「明日の山岳ガイド再び」に向け体力回復に努める日に決めている。

10:30AM再びトロッケナーシュテックまで戻りスギオさんからの最終判断を仰ぐ。「今日は今の時点でゴンドラが動いていないので行かない(実際はこの日も一日中動かなかった)」。みんなで暖をとるために2階のレストランへ移動する。
どっぷりのんびりムードの平井さんとたかだっちは早急に生ビールを注文。本格的に休養日に設定したらしい。 2人をレストランへ残し他のみんなは元気に滑り出す。深雪を思いっきり楽しみながら喰いつくす我ら10人。

1本あっという間に滑り終わりリフトで休む、右手奥に美味しそうな斜面を見つける。すでに11:20AMこのままレストランへ戻りランチにしようと考えていたもののあの斜面の触りもせずに戻るのはあまりにももったいないので予定を思いっきり変更。

ヨーロッパの高速クワッドリフトには中間駅があり驚かされる。今回のリフトにも中間駅がありなんだか秘密基地みたいだなあ、なんてぼんやり考えてたら何故かくっしーが立ち上がりスルーーーと降りていってしまった、あまりにも突然で「あ~~~~~」しか言えずくっしーとは後ほど合流と言う事になってしまった、ごめんくっしー。くっしーは昨日の山岳ガイド時にこのリフトに乗っていて中間駅で降りたそうな、今日も身体が勝手に動いて中間駅で降りてしまったという事だった。

終着駅までたどり着きみんなで相談。ここからレストハウスへ直行するひと、それともあの美味しい斜面を滑りに行くか。う~やん、たつみさん、中谷さん、カオルは滑りに、他のみんなはレストハウスに戻ることになった。我らは早速あの斜面を狙いに出発する。

標高はもちろん3000Mオーバー、一面ノートラックの銀世界、そばにはマッターホルンが見守っていてくれている。最高に絵になる場所で我ら4人は狂人のごとく滑走する、予想通り、いやいや予想以上のばっふばふの斜面に一同納得の一本を終えレストハウスに戻る。いや~えがったぁ~。

カオルのランチは今日もロシティ。ここで午後の予定を発表。「シュワルツゼー(と言う湖に)行こうゼー」。「・・・・・・・」みんなの反応は冷たい。 ドイツ語で「see(ゼー)」は湖という意味で「シュワルツ湖に行こう」と提案してみた。夏のハイキングガイド時にも何度も行ったことがあり5連の小さなゴンドラに揺られて行くことになる。

マッターホルン登頂を目指すひとはここからヘルンリ小屋(3260M)へ行き早朝(4AM頃)山頂へのアタックを始める。

シュワルツゼーに向かう頃になってようやくみんなに「シュワルツゼーに行こうゼー」が効き始める。「シュワルツゼーに行くゼー」「シュワルツゼーを見に行こうゼー」「シュワルツゼー見に行って見たいゼー」「シュワルツゼーに寄ってくぜー」メガヒット!!!

もちろんこの時期では2500Mの山上湖は凍っていいるし、雪も積もっていて湖自体をを見ることはできないのだけれど湖とそのほとりにある教会を見てもらうことができる。「シュワルツゼーに着いたゼー」。

景色を堪能し、写真もたくさんとって、滑り出したところにT-バーがありこれが今日の分かれ道。滑りチーム「う~やん、辰巳さん、しんちゃん、くっしー、カオル(またこのいつもの面々だ)」と下山チーム「平井さん、たかだっち、あいちゃん、とりちゃん、くみどん、じぇみぃ、中谷さん」に別れる。

滑りチームはT-バーに乗りって上を目指す。午後といってもかなりの好条件が残っていてウヒャウヒャ笑いながら滑って行くことができた。少人数でのスキーはペースが速くて疲れる、待つことを知らない、ガンガンすべる、どんどん滑る、休まない、しかもこのT-バーの一本が長い。
もう一本滑ろうかと悩んだけれど今日は休養日、滑り足りなさは明日までとって置くことにしよう。そして下山、無事にバス停にたどり着き本日の滑走終了。ありがとうございました。

今晩はスギオさんと支店長奥様サトコさんのお宅へ手料理をご馳走になる予定。仕事を片付けてスギオさんと2人でホテルビナーのバーへ。大事な情報交換だ、スキーツアーのこと、スタッフのこと、お互いのこと、自分自身のこと、家族のこと、もっと話したかったけど時間はいくらあっても足りない。美味しいシュタンゲ(生ビール)ご馳走様でした。

それからサトコさんのところへ。ホテルアローエットからすぐそばにあるアパートに住んでいる。このアパートのことよ~く知っている。何故ならスイス・駐在時にオレもここの3階に住んでいたからだ。 覚えているかなぁ、カオル企画第一弾のお誘いメールの返事でそうめんを美味しく食べているカオルの写真を添付したの? このアパートのそのベランダで撮影したものなんだ。今回ツエルマットで3回目のツアーを組めて、このアパートを見ることができるとはあの時思ってもいなかった、感慨もひとしおだ。

サトコさんとスギオさんとの会食はとても楽しく、しかもこんな山奥で美味しいビビンバを食べれるとは感激だ。ありがとうございます。

カオルとツエルマット vol.4

2006-05-05 08:57:03 | ツエルマット 2005
1/25 ゴルナーグラード再び

9AM、山岳ガイドのコートとハービーとゴルナーグラード駅の前で待ち合わせる。一昨日の記憶を甦らせながら3000Mまで登っていく。

3日目にしてようやく快晴。ずいぶん待たされたマッターホルンにも会うことができた。
マッターホルン、クラインマッターホルン、ブライトホルン、ポルックス、カストール、リスカム、モンテローザ。名だたる4000M級の名峰がそびえている。
意外と覚えているもんだな、と我ながら感心、いつもよりガイドっぽい気がするのはおれだけだろうか。

ほぼ前日と同じグループ編成でガイドを反対にしてもらうようにお願いをする。するとハービーから「俺たちを比べるのか?」と冗談交じりの顔で言われる。「比べたいんじゃなくて、2人と楽しみたいんだ」と説明する。

そんな訳でガイドさんチェンジ。A班のガイドはウィリー、B班のガイドはコート。コートもウィリーと同様に20年の山岳ガイド経験を持つベテランガイド。 そして無口。
この無口っていうのがおかしかったりするんだ、でに「そこは危ない」とかって言うのを言わなかったりする無口はなしね。

この無口なガイド・コートからもB班はありがたいスキーアドバイスをいただくことができた。昨日同様に「手は前」「足は閉じる」。
そうだよなーおれが深雪を遊び始めたころはこんな幅広スキーなんかもちろんなく、深雪を滑るために必要な浮力を得る技として密脚で滑っていた。 無口なコートさん、ナイスアドバイス!ありがとう。

このコートさんからのアドバイスに喜び、従い、滑走していく面々はじぇみぃ~くみどん、とりちゃん、平井さんしんちゃんそして「こっちのグループならカオルさんビデオ撮ってくれるの?」とやってきたあいちゃんとテールガイドに従事するはずのカオル、7名。


ゴルナーグラード周辺は一昨日の初日に滑っていたけど、雪は降っていたし、視界も悪くオープンしているリフトも少なかった、しかし今日は快晴。 そして山岳ガイドも一緒ということで最高のガンガンオフピステになるはず。

「手は前」「脚を閉じて」を念仏のように唱えながら深雪を滑走する。苦戦しながらも急成長するとりちゃん、ひと昔前は表彰台にも登っていた眠れる大器くみどん、滑落に備えたヘルメットと深雪に備えた太板を搭載するもワックスが合わず体力を無駄に消費してしまうじぇみぃ、うひょ、うひょ言いながらビデオカメラの前を楽しそうに飛び跳ねて滑って行くちっちゃいけれどパワフルあいちゃん、一番やる気なさそうに見えるんだけど美味しそうな斜面を見つけると燃えてしまう平井さん、アバラ大丈夫しんちゃん。

コートのガイドでツエルマットの深雪を全部食べて行く勢いで滑っていく。今日もやっぱり休憩はほとんどない。 今日はFuri(フーリー)でランチ。コートにお任せでレストランへ連れて行ってもらう。

今日のおれのメニューもやっぱり「ロシティ」。ここのレストランのロシティも美味い。初日にリッフェルベルグのレストランでビールを飲んだ時に異常顔が赤くなったのでそれ以降昼食時にビールを飲む事はやめている。

午後からのガイドはしんちゃんがハービーのA班へ移り、平井さんが下山。ということでB班はとりちゃん、くみどん、あいちゃん、じぇみぃのレディースチームとなる。バルディゼールのエロ校長・フランクだったらこのシュチュエーションに大喜びだろうが無口なガイドコートは顔色ひとつ変えなかった、まあ当然か。

Furi,Furgg近辺の深雪を滑り倒していく、A班にも遭遇する、あっちも楽しそうだ。
あいちゃんに「こっちのグループならカオルさんビデオ撮ってくれるの?」と言われたからにはバルディゼールの為に買った今はもう酷使され続けたビデオカメラで高田家を中心に撮り続けていく。素晴らしい景色と太陽の下で滑るみんなをもっと撮ってあげたかった。

4PM頃に町に到着。今日もたっぷり滑った、みんなもヘトヘト。コートにビーコンを返して御礼を言う「ありがとうコート楽しかった。」

6PMからツエルマット人気ナンバーワンイタリアンレストラン「ジョゼッペ」で夕食会。
この日の為に3ヶ月前からレストランの予約をしていた。女子はスカート、男子は襟付き&髭剃りでホテル前に集合。
やっぱり良いレストランへ行くのならそれなりの格好をしていくのはとても大切そして楽しい。こんな山奥の山岳リゾートでお洒落して食事にいった思い出はずっとわすれない。

美味しいワインと食事で楽しい時間はあっという間に過ぎていく。ヤン様テキーラ美味しかったでしょう?大好物のようにごくごく飲んでたけどあれはお水ではありませんから。

カオルとツエルマット vol.3

2006-05-05 08:52:55 | ツエルマット 2005
1/24 山岳ガイド

2日目、いよいよ本格的に「カオルとガンガンオフピステinツエルマット」が始まる。ある意味昨日が最高の「カオルとツエルマット」だったかもしれないけど・・・
我ら12人に山岳ガイド2名をお願いしてある。9AMにスネガ駅の前で初顔合わせ。そして2300Mへと向かう。
天候は雪、気温は低くマイナス16℃、雪質は最高である。

グループをガイド・コートと滑るA班とガイド・ハービーと滑るB班に編成する。
A班の通訳には今年もくっしーにお願いすることになった、今年もありがとう。 &ヤン様、辰巳さん後ろからの皆の手助けありがとうございます。
B班は通訳とテールガイドはもちろんおれの役目。今回もかな~~り役目に徹していたと思っているのは自分だけでしょうか?

コートとハービーには「皆GOOD スキーヤーでオフピステが大好きだからガンガン連れて行ってくれ」とお願いする。なんといっても今回のツアータイトルは「カオルとガンガンオフピステツエルマット」だから。
先ずは両班、軽くツリーランから始まりそこからリフトを乗り継ぎ3000Mを超える。この旅のキーワード「鼻毛センサー」が敏感に作動し、異常な寒さに警報を鳴らしている。

ガイドのハービー(B班)は山岳ガイド歴21年目の超ベテランガイド。ツエルマットは彼の庭、マッターホルンにもこれまで350回以上登っているという。スゴイのひと言である。ちなみに2003年千葉支店長がマッターホルンに登頂した時に組んでいたガイドでもある。「オハヨウゴザイマス」と日本語で挨拶してくれるように親日家であり、よく笑い冗談も言うちゃめっ気のあるガイドである。語尾に「Haa!!?」と大きくつけるのが最も特徴的で「Are you Grup leader,haa!!?」とこんな感じである。「Haa!!?」だけがやたらと耳に残る。

今日のB班のメンバーは「ただいま急成長中とりちゃん」「眠れる秘密兵器くみどん」「驚異の体力中谷さん」「女性ヘルメッターじぇみぃ」「隊長平井さん」そしてカオルの6名。基本的には「A班は速い人が多いから~」とB班に集まってきたわけだけど、実はハービーのペースも速い。 ハービーが滑り出すと「見失わないように早く、早く」とカオルがあおり立てるので休憩もほとんどなく深雪へ進み続ける。

ここへきて「眠れる秘密兵器くみどん」の調子が上がってくる。ハービーのすぐ後ろをあおるようにガンガンついて行く。レンタルスキー「ZAC」もくみどんに合っていたようだ、とても楽しそうに滑っていると思った瞬間くみどんが雪をかぶった岩にモロにぶつかり転んで動かなくなる。 すぐにくみどんにかけつけハービーにとまるように言う。 くみどんはかなりビックリしているが意識はしっかりしている、顔や頭は打っていない。胸を強くぶつけたらしいが手も足も大丈夫。ゆっくりして、しっかり深呼吸して、うん、大丈夫。

9:30AMから滑り始めた今日のランチタイムは12:30。フルアルプ(2700M)というレストランでの昼食となるが、2.5年前スイス駐在時に支店長の千葉さんと来たレストランだ。パスタ、スープ,ソーセージ、何を食べても美味しい。 おれは代表的な料理”ロシティ”を選ぶ。

レストラン「フルアルプ」でA班、B班合流して食事を始める。お互いのガイドさんやコース、雪質について話す。この時みんなは最高の笑顔をしている。うん、みんないい笑顔だ。この笑顔を見れることがおれの最高の幸せである。

食事が終わり午後からの滑走ではしんちゃんがB班に加わり、平井さんは下山を始める。
しんちゃんは今回のメンバー中最年少で体力もありスキーも上手なのだが、昨晩シャワー中に浴槽で転倒、アバラをやったらしく笑ったり、大きく息を吸うとひどく痛いらしい。大丈夫か?

午後のガイドもたっぷり深雪を滑らせてくれた。B班は女子が多くまだ深雪の扱いに困っているのかおっかなびっくり滑っている感じもする、するとガイドのハービーから「手をもっと前に出して頭の位置をもっと良くしてスキーの前部にプレッシャーをかけてコントロールすれば大丈夫」とアドバイスをもらう。

スネガ方面を滑っていたおかげでホテルアローエットまで滑り降りて行くことができる。町へ帰る途中でA班と合流して皆でホテルまで帰ることができた。
コートとハービーと明日の集合時間、場所の確認と2人にお土産の金箔入り酒があることを告げて別れた。また明日。
あーよく滑った、ホント深雪三昧の一日だった。
今日は平井邸で夕ご飯ということ、おいしいパスタを用意してくれるというのでとても楽しみ。

スキーガイドが終わったらツエルマットオフィスへ。
これが過去2回の「カオルツアー」と大きく違うところだ。いつもならみんなとそのままホテルへ戻り、じゃんけんでシャワーの順番を決め、プシュッっとビールを飲み始める、「サイコー」とひと言。
そして平井さんから「これ仕事じゃねーだろ」とツッコミが入るのがお約束。

だけどここはツエルマット、オフィスがあるツエルマット。必ずオフィスへ寄ります、一日の報告と情報交換、そしてお手伝い。
7PMにオフィスの営業時間は終わるが、スギオさんは必ず残業。それでも仕事が終わればオフィスの2階の女子寮で夕食が待っている。今日の献立は炊き込みご飯とシューマイとスープ。 おれもちょっとご馳走になりながらみんなとの再会を喜ぶ。いいなあこの時間も。
さ、平井邸に行こう。

カオルとツエルマット vol.2

2006-05-05 08:50:10 | ツエルマット 2005
1/23 ゴルナグラード

雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、よく降るね。 くみどんとレンタルスキーを済ませて駅前にあるパン屋さんで美味しい朝ごパンを仕入れ、ゴルナグラード駅へ。今日はグルナグラード周辺を滑り尽くす。

あいにくの雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、でマッターホルンはちっとも見えない。しかし我らが求めていた雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、雪、である。

登山電車で終点ゴルナグラード(3089M)へ到着、全くなにも景色が見えないので早速スキーを履きローテンボーデン(2815M)へ抜けて行き足慣らしを始めるが視界が悪すぎ・・・ 太陽も出てくれないので斜面変化がちっとも見えずノートラックを前に考え込む。 1本目をサラリと終えリフト上からリサーチ。「11番リフト柱から右へ流れられる」「8番リフト柱の下は滑れる」「リフト降り場すぐ脇は岩があるのでパス」。状況確認OK、ようやくリズムを掴むも斜度がなく止る場面によくあたる。斜面変化か見えずコース取りを苦労する。

とりちゃんへの四方八方からのアドバイスも飛び出す。「惜しい」「もうちょっと」「いいぞその調子」。
美味しい斜面も頂けるようになった頃ランチタイム。 今日はリッフェルベルグホテルのレストラン(2582M)へ。
この辺りバリス地方のの郷土料理”ラクレット”や”ロシティ”がオススメである。 ウエイトレスのお姉さんたちもかわいいし、料理の味も抜群である。

ヨーロッパらしく1時間ちょっとのゆったりランチを終え平井さん、あいちゃん、くみどんの3人はひと足先に町へ戻る。
残った我ら8人+1はもう一度ゴルナグラードへ。今度は3100Mのゴルナグラードホテルまで行き写真を撮ったり観光気分で楽しんでみる。ここから町に向けて下山を開始する。
リッフェルアルプ(2211M)へ向かうところで斜度と新雪の深さが手ごろな斜面に出くわし、そこから始まったツリーランがこの後とんでもないことを引き起こすのだった。

ようやく深雪のコツを掴み始めたとりちゃん、斜度が上がりいつも通りに調子を上げてきた辰巳さん&う~やん改めヤン様。いつものツリーの感覚で滑っていくカオル、おい!ここ知ってんのか?
ファーニーでのキャットスキー以上に調子よくツリーを滑り降りていったところで左に入るところを見つけ全員集合。滑り直したところで線路が見えた。OK線路を選ぼう、これを伝って駅に出よう。

とりあえず線路で集合、電車に踏まれないように山側の線路脇を男子を先頭にラッセルトラバースを始める。ここ4日間での雪積は100CM近く、おまけに気温はマイナス15度位あり雪は最高の状態で残っている、軽い。
ラッセルを進めて行く途中で突然うしろで大きな声がする、なだれた!!!!!
右上は林だったので雪崩はノーマークだった、大勢で雪をきったので弱層から雪がなだれた!誰かが埋まっている!!雪崩の規模もでかい、一体どーなっているのか!!!

あの光景は一生忘れないだろう。

辰巳さんが誰かを助けている、誰かはわからない、スキーを外してとにかく登る、中谷さんだ。
中谷さんの身体が埋まっている、他には?他のみんなは無事か???
みんなの無事を確認、誰も埋まっていない。中谷さんを掘り起こす、雪は重い、上半身が埋まっていなかったことを奇跡に思い安堵と共に掘り進めて行く。

あの光景は一生忘れないだろう。
あの場面、あの嫌な音、あの感じ、一生忘れないだろう。

無事でよかった。

雪崩の再発、電車への影響、みんなの安全。上へ登るか下へ降りるかの選択で下を選んだ。
線路の脇を降りてゆく、途中で電車がやってくる、危ない。 乗客はばか者達を見る顔で見ている。トンネルにでくわす。入るかどうかで躊躇する、電車がきたらただでは済まない。
時刻表を睨み、耳を済ませ、少しずつ進む、「よし行こう」トンネル内を足早に進む。しのぶと光の顔が頭をよぎる。無事に帰ろうと心に誓う。

電車とすれ違いを繰り返しながら進んでいくと長いトンネル(ランドトンネル)にあたってしまう。これは長い、右側にはいつもよりスペースがある。すれ違うことはできるのか?おれはできてもほかの全員の無事が確保できるのか?「よし、次の電車に助けを求めよう。」

全員で見通しの良い場所まで戻り電車がくるのを待つ、上から来るか、下から来るか。
と、その時また雪崩が発生する!とりちゃんの上から雪が落ちてくる!!!幸い埋まることなく止んでくれたがここでも大きな声で話しちゃいけない、大きな振動を雪に与えてもいけない。静かに電車が来るのを待つ。
しばらくの後ツエルマットへ向かう下り電車がやってきた! 大きく手を振り電車に近づき助けを求める。もう必死だ。
しかし運転手は「すぐそこに駅があるからそこまで行け」と言う。もう一度頼みこむがやはり断られる。端により電車をやり過ごす。。。。
この長いトンネルを行くしかないのか、、、意を決してランドトンネルに入ろうとした瞬間上からもう一台別の電車が現れた、くっしーがすかさず助けを求める。すがる思いと、あきらめの気持ちが交錯しながら成り行きを見守っていると「OK、乗れる!」 えーマジですか!!!? よっしゃー!!これで無事に帰れる。

安堵と運転手さんへの感謝の気持ちと、電車を止めてしまって相当やばいんじゃないかという思いが複雑に交錯する、皆のほっとした笑顔を見たときおれもほっとできた。
確かにフィンデルン駅は電車ならすぐそこだ、しかし我らの足では遠く、トンネルも無事に通過できたかわからない。いやぁ~良かった。
生きた心地のしなかったハイクダウンも終わり全員無事にツエルマットに戻ってこれたことを神に感謝します&みなさんスイマセン。

ベガ(お土産屋さん)どれも美味しく大満足の食事となった。へ行き、キミさんとさとこさんに挨拶。アルパインセンターに行って明日、明後日の山岳ガイドの打ち合わせを済ませ、7:30PMのバリサーカンネン(レストラン)でのディナーに備える。ここではスイスの代表的な料理を食べてもらうことが出来る。ロシティ、ゲシュネッツェルテス、チーズホンデュ等、そして地元で作られた美味しいワインを注文する。

とにかく全員無事に帰って来れたことに感謝します、そしてやり過ぎに注意です。

カオルとツエルマット vol.1

2006-05-05 08:48:16 | ツエルマット 2005
1/22 ミラノ・マルペンサ空港

ミラノ中央駅で太郎とナツと久々の再会後、マルペンサ空港でみんなとの再会となる。平井さんの開口一番「ヨーロッパは遠い」が印象的だった。確かに長い、遠い。

今回の目的地ツエルマットはまるで我らの到着を待っていたかのように2日前から大雪が降っている。ツエルマットへ向かうバスの中でスギオさんから連絡があり、ツエルマットオフィス⇔アルペンリゾートホテル間(50M)が雪のせいで道路閉鎖になっているという、こりゃあすごい。

今週のツエルマットのお客さんはカオル企画11名を含む28名、成田組み、関空組みも順調に出てくる。ミラノからツエルマットへはバスで移動する。しかしツエルマットは自動車乗り入れ禁止となっているので1つ手前の駅「テーシュ」から電車に乗らなくてはならない。22:20、この電車に乗りたい。

しかし空港でハプニング発生。1人のお客さんが出てこない、イヤ出てきたけどいなくなった。30分以上このお客さんを探すことになり22:50の電車が厳しくなってくる。 このお客さんを最終的に見つけて時の第一声が「30分もかかったじゃないか、なぜもっと早く見つけなかった」「動くと危険だからここにいた」って山ん中じゃあるまいし動いて戻ってきてくれよ、おまけに「なぜ早く見つけなかった」って????なんじゃそりゃ????


23:40の電車でツエルマットへ。
ツエルマット駅からホテル・アローエットへ向かう時に見た月明かりに照らされたマッターホルンがとても綺麗だった。この旅を素晴らしいものと予感させる美しさだった。

みんなに部屋に入ってもらいオレはオフィスに戻りスギオさんと菊地さんに挨拶。2.5年前のスイス駐在時にとてもお世話になったふたりである。
それにしても雪が降り過ぎているらしい、深夜のミーティングは今週は雪が降り続き、気温がかなり低くなるというものだった。
ツエルマットオフィスは2年ぶり、なんだか様子が違う。PCが多くなっているし、お客様スペースが広くなっている。

部屋へ戻ると皆大集合していた。空港でどーしてもと言って割高で手に入れたビールを片手に1AMを回っていたけど盛り上がっていた。おれも加わった。
今回のツアーの目標「怪我人をださない!」を宣言する。


『カオルとツエルマット2005』

2006-05-05 08:45:55 | ツエルマット 2005
『カオルとガンガンオフピステinツエルマット2005』

『カオル企画』・・・03年フランス・バルディゼール、04年カナダ・ファーニー、そして05年スイス・ツエルマット。
これに参加できるのはカオルに選ばれた者だけ。”お客さんを選ぶ”と言う常識ではあり得ないことに挑戦したツアーである。

参加条件は”滑りたいところが一緒” ”スキーを脱いでも楽しいひと” 以上2点、この条件を満たした者に雪が溶けた頃に翌シーズンのお誘いメールが迷い込みます。
9月にはSOLD OUTは必至。 参加者の特設掲示板(BBS)で情報交換がされ、秋には決起集会(飲み)が開かれ、プレ大会(スキー)があり、いよいよツアー本番にに突入。

『カオル企画』は単にスキーツアーというだけでなく生涯付き合っていける仲間を探す旅でもある。そんな仲間作りを誘発する様々な出来事をプレゼントしていくのが私の使命でありツアーコンセプトである。
今回も一生忘れられない出来事、ハプニングが満載の旅となり、また更なるスキー人生を再スタートさせる旅となった。