ヒスバナアラカルト

香西善行の雑記ドコロ
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くるり対バンツアー2008 デラぜっぴん~混浴四重奏~

2008-05-23 23:50:37 | 音楽関連
「デラべっぴん」という、まあ、中高時代の愛読書をもじった様なタイトルは会場がZepp東京だったためね。
オープニングアクト、MASS OF THE FERMENTING DREGSは以前岸田氏が絶賛していたバンド。女子二人組み(ギター&ベース)とサポートドラマーという編制。事前にyoutubeで見ていたりしてたけど、生音一発目で目をひん剥いたよ。ノイジーで爆音で鬼気迫る雄たけびをビシバシ飛ばしてたね。二人とも小柄なんだけどはちきれんばかりのパフォーミングで、会場が盛り上がってなく見えたのはきっと圧倒されていたんだと思う。曲を追うごとに温度が上がっていってたのは確実で、ハケる頃には大きな喝采が起こっていたし。
次いで、9mm Parabellum Bulletの登場に沸く。圧倒的ライブパフォーマンスで有名なこのバンド、実はCDではピンとこなくて今回の生をかなり楽しみにしていた。どんなもんだ?と。いやはや、暴徒と化してた、ステージ上が。ギターは縦横無尽に狂行してるし、ベースはすんげえ低く構えたマイクに向かってFu○kerとしか聞こえないような叫び声あげてるし……。それに応えるかのように前方ではダイブ、モッシュで天上知らずの盛り上がり。一気に好きになったわ。
トリはくるり。ステージの幕が開くと、そこには初お披露目の四人体制。曲はまさしく「ブレーメン」。ライブ前に発表はされていたけど、三柴理氏(エディー)ピアノ、堀川裕之氏(ボボ)ドラムの二人がこのツアーから参加。鍵盤がガッチリ入ってきたことによって全ての音が粒だって聴こえてくる。いいバンド。新曲も作ってるそうな。早速三曲も披露してたし。それにしてもこの夜の岸田氏はぶっ飛んでたね、ギタープレイが変態なまでに。「スラヴ」でカオスは当たり前で、終盤「東京」「街」は神懸ってたよ。聴きながら、自分がなぜにくるりが好きなのかがわかる。理想や焦燥、不安、高鳴り、そんな内包された感情が現状にはまっているんだろうな。あと、音楽を愛している姿勢が笑ってしまうほど真っ直ぐなんだよ。憧れる。

七月からは全国Zepp対バンツアースタート。相手はこれまた笑えるほど豪華。
エルレ、カエラ、クロマニヨンズ、チャット、9mm、おとぎ話。だそう。


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