今月から我が家に魔物が住み始めました。
名は『こたつ』
寒ければ寒いほどソイツは凶暴になり、容赦無く私の身体を暖め、安心と脱力を生み、まどろみの彼方へ誘うのです。
昨夜もまんまとこたつの手中に落ち、目覚めたのは日をまたいだ頃、「おのれ~!」と怒りが沸き起こるも身体は反応せず。起毛マットと布団と遠赤外線にしっかりと懐柔されている。疲れがとれないからベッドで寝な…ければ……と意識朦朧の内に思ったか思わないか、またもや睡魔に屈する始末。
窓の外が白みだした頃、『遅刻』という名の救世主が近づき、今度こそなんとか魔の手から逃れる事ができた。
これからしばらくこの魔物と付き合っていかねばなりません。いつの日か飼いならせるように。