博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

令和元年12月定例会 行政報告 その3

2019-12-20 18:18:33 | 日記

昨日の続きです。

 

〇次に、総合健診について、ご報告いたします。

9月12日から11月9日の21日間にわたり、県内9カ所において総合健診を実施し、3,546名の町民が受診されました。

今回は、台風19号の影響による断水のため、会場の変更などもありましたが、無事に予定通り実施することができました。

 今年度はメタボリックシンドローム該当者や予備群の方に対し、健診会場で保健師が面接を行い、生活習慣の改善、メタボ予防につなげるよう特定保健指導を行いました。

引き続き、町民の健康維持増進に取り組んでまいります。

 

○次に、敬老祝い金と100歳賀寿表彰について、ご報告いたします。

80歳以上の町民の方々、2,072人に対し、敬老祝い金を支給いたしました。

また、満100歳を迎えられた3名の方に対し、賞状とお祝い金10万円を支給いたしました。

厳しい避難生活が続きますが、皆様のますますの御健勝をお祈りいたします。

 

○次に、応急仮設住宅の入居状況について、ご報告いたします。

11月30日現在の入居状況は、建設型が供与戸数76戸に対し、入居戸数8戸、入居者数10人、入居率10.5パーセント、借上型が入居戸数646戸、入居者数1,119人となっております。

なお、本町に係る応急仮設住宅の供与期間につきましては、令和2年3月末で終了することになりますが、うち29戸の方につきましては、「特定延長による届出」によりまして、令和3年3月末までの延長が認められることになっております。

 

○次に、町外の復興公営住宅の入居状況について、ご報告いたします。

町外の復興公営住宅につきましては、10月1日現在、

県営及び市町村営を合わせ1,476世帯、2,603人の方が入居決定を受け、新たな住環境での生活を送っております。

 

○次に、教育行政関連について、ご報告いたします。

10月5日、なみえ創成小・中学校において、町立学校と浪江にじいろこども園の合同の大運動会を開催いたしました。

児童生徒、園児29名のほか、地域住民や支援団体の皆様総勢270名程のご参加をいただき、盛大な運動会となりました。

 また、11月21日、町立学校の校舎などについての今後の在り方の検討を行ってきた浪江町立学校校舎等検討委員会より、検討結果の答申がなされました。

今後、この答申を尊重しながら、町としての方針を決定してまいります。

 

○次に、子育て支援関連について、ご報告いたします。

今回で9回目となる「こどもの笑顔フォトコンテスト」受賞作品の表彰式を、10月25日に開催いたしました。

今年のコンテストには53作品の応募があり、最優秀賞を含む15点を選定し、賞状と記念品を贈呈いたしました。

応募作品は、庁舎1階ロビーでの展示や広報誌でご紹介させていただいたところです。

 

○次に、生涯学習関連について、ご報告いたします。

9月1日に開催されました県民スポーツ大会におきましては、壮年ソフトボール、バレーボール、ソフトテニスの3競技に出場し、ソフトボールとソフトテニスでブロック優勝を果たしました。

 県内の市町村対抗大会においては、9月に軟式野球大会が開催され、ベスト8まで勝ち進んだものの、台風19号の影響によりその後の試合が中止となり、当町を含むベスト8に勝ち上がった全てのチームに八強賞(はちきょうしょう)が授与されました。

また11月には、ふくしま駅伝競走大会が開催され、選手の方々が各地に分散している困難な状況の中、町代表として力を発揮していただきました。

 

以上、9月定例会以降、現在までの取り組みについて報告いたしました。

 

今日で行政報告は、終わりです。


令和元年12月定例会 行政報告 その2

2019-12-19 16:14:16 | 日記

昨日の続きです。

 

○次に、プレミアム付商品券について、ご報告いたします。

 プレミアム付商品券の販売につきましては、6月8日より販売を開始し、12月1日現在で、購入者数3,052人、販売金額1億6,871万円、登録店舗数は76店となっております。

 9月18日からは町内の事業所に勤務する方も購入対象として拡大したところであり、更なる購買促進を進めてまいります。

 

〇次に、町内イベント事業について、ご報告いたします。

 11月23、24日の2日間、「復興なみえ町十日市祭2019」が地域スポーツセンターで開催され、町内外から多くの町民が来訪され、大きな賑わいを見せました。

会場では、大堀相馬焼協同組合による「大せと祭り(おおせとまつり)」や日本プロ野球機構による「ベースボールフェスタ」、また、町にゆかりのある方が出演する「浪江芸能産業祭」も同時併設開催されました。

24日には「ももいろクローバーZ(ゼット)」も出演され、県内外から多くの方にご来場いただき、浪江町を全国に広く発信する機会となりました。

 引き続き、町民が集い、町民同士の絆が深まる町内でのイベント、また、町の魅力を全国に発信できるイベントを企画、実施してまいります。

 

○次に、浪江町交流・情報発信拠点施設の整備状況について、ご報告いたします。

 9月20日に造成工事の部分引き渡しを受け、現在、地域振興施設の建屋建築にかかる杭工事・基礎工事を進めております。

 ソフト面では、道の駅として認定を受けるための登録申請を行うとともに、9月からは関係人口を増やすため町内外において「道の駅井戸端会議」を開催しております。

引き続き、広く皆様に親しまれる施設となるよう準備を進めてまいります。

 

○次に、雇用の場の創出・企業誘致の取り組みについて、ご報告いたします。

藤橋産業団地において、10月8日に震災後3社目となる株式会社一路(いちろ)との立地協定を締結し、現在、工場建設が開始され、来年度当初の操業を目指し整備が進められております。

また、自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金第4次公募において、浪江町への立地を希望される事業者4社が採択されました。2020年3月までに本申請が必要であることから、町としても申請支援等を行いながら、一日も早い町内への立地が実現するよう引き続き努力してまいります。

この時期に全力で企業誘致に取り組むことが重要であると認識し、さらなる雇用の場の創出に向け、積極的に取り組んでまいります。

 

○次に、福島水素エネルギー研究フィールド整備の取組状況について、ご報告いたします。

 平成30年7月より順次、造成地の引渡しを行っており、プラント建設及び太陽光パネル設置工事が順調に進捗しております。10月には設置した機器から順に調整運転が開始しております。引き続き、遅滞無く工事等が進展するよう関係機関との連携に努めてまいります。

 

○次に、木材製品生産拠点整備事業の取組状況について、ご報告いたします。

11月29日に安全祈願祭が執り行われ、いよいよ建築工事に着手いたしました。立地場所である棚塩産業団地では、福島水素エネルギー研究フィールドや福島ロボットテストフィールドなど大規模工事が輻輳(ふくそう)しておりますので、安全管理、工事間調整等を徹底しながら事業を進めてまいります。

 

○次に、水産業共同利用施設の整備について、ご報告いたします。

10月25日に、国や県、漁業関係者等多くの関係者にご臨席いただき、落成式を執り行いました。

今回完成したのは、荷捌き施設、貯氷冷凍庫施設、海水取水ポンプ施設、上架施設で、指定管理者となった相馬双葉漁業協同組合により管理運営を行うこととしております。

請戸で水揚げし、請戸でセリを行い放射性物質の検査をし、上質の「請戸 常磐もの」を一日も早く全国へ届けるべく、水産業再生に向けて引き続き取り組んでまいります。

 

○次に、浪江産の花のPR活動について、ご報告いたします。

 先般、開催されたラグビーワールドカップの釜石市会場の釜石市民会館でのファンゾーン会場において、浪江産のトルコギキョウを展示し、PR活動を行いました。

さらに、11月14日から24日に日光東照宮美術館で開催された、華道家の假屋崎省吾(かりやざきしょうご)氏の世界展では、浪江のトルコギキョウをふんだんにあしらった作品を製作、展示いただきました。

来年の東京オリンピック・パラリンピックでは、福島県産のトルコギキョウが活用される見通しとなっておりますので、引き続き、浪江産の花のPRと花き生産者の方々の支援を積極的に進めてまいります。


今日はここまで。


令和元年12月定例会 行政報告

2019-12-18 16:34:45 | 日記

久しぶりの更新です。

先週10日火曜日から、12月定例会が始まりました。

いつものように開会後、町長から行政報告がありましたので、お知らせします。


本日ここに、令和元年浪江町議会12月定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、師走のご多用の折にもかかわらず、ご参集を賜り誠にありがとうございます。

東日本大震災発生から8年8カ月、一部地域の避難指示解除から2年8カ月が経過いたしました。

行政報告に先立ち、改めて東日本大震災によりお亡くなりになられた方々、長期に及ぶ避難生活の中で命を落とされた方々の、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族に対し深く哀悼の意を表します。

 

それでは、9月定例会以降の行政執行の主なものについて、ご報告いたします。

 

○はじめに、台風19号災害対応について、ご報告いたします。

 10月12日から13日にかけて台風19号が日本に上陸し、東北地方を中心に甚大な被害を及ぼしました。当町においては、深夜の大雨が予想されたことから、日中の早期避難を促すため、県内でいち早く避難勧告を発令し、迅速な避難対応に努めたところであります。

幸い請戸・高瀬、両河川の氾濫や決壊はなかったものの、内水氾濫により住家23件の浸水被害や、橋梁の崩落などの被害が発生いたしましたが、人的被害はなく大事には至りませんでした。

 詳細な被害状況につきましては、先般の全員協議会においてご報告させていただいたとおりでありますが、今後、被災した住民の生活再建に向け、可能な限りの支援を続けてまいります。

 

〇次に、町政懇談会について、ご報告いたします。

10月20日から11月20日にかけて、町内1か所、県内4か所、県外2か所で開催し、総勢91人の町民の皆様にご出席をいただきました。また議会の皆様にもご協力いただき、各回にご参加いただきましたこと、誠にありがとうございました。

意見交換では、町民の皆様の声を直接聴かせていただく貴重な機会となりました。主な意見といたしましては、「農地の保全管理の今後の見通し」や「企業誘致の進捗」、「除染」等の町内での生活に関するものや、「原発避難者特例法」や「高速道路無料措置の延長」など避難生活を送らざるを得ない状況下での必要な支援に関することなどが挙げられました。

これらを含め、いただいたご意見は、国、県に対する要望活動や今後の町政運営に活かしてまいりたいと考えております。

 

〇次に、浪江町功労者表彰式について、ご報告いたします。

 文化の日の11月3日、地域スポーツセンターにおいて、第47回浪江町功労者表彰式を開催いたしました。

 表彰を受けられた方々は、特別功労表彰3名、功労表彰6名、善行表彰13名で、多年にわたり地方自治や教育、消防行政などに日夜ご尽力された方々、全国各地から浪江町民に対しまして心あたたまるご支援を下さった方々で、賞状及び記念品を贈呈し、ご功績を讃えたところであります。

 

○次に、消防団秋季検閲式について、ご報告いたします。

10月6日、地域スポーツセンターにおいて、浪江町消防団秋季検閲式が開催されました。

検閲式には、113名の団員が参集し、功績章7名、精勤章15名の表彰や分列行進・閲団などを行い、改めて消防団の士気の高さを実感したところであります。

 

〇次に、行政経費に関する賠償の和解成立について、ご報告いたします。

先の9月定例会でご承認いただいた、平成22年度及び平成23年度行政経費のうち原発事故による追加的費用のADR申し立てに係る和解案について、東京電力側も受け入れ、令和元年10月24日付で

,749万2千円の和解が成立いたしました。

後年分の追加経費についても引き続き、賠償請求を進めてまいります。

 

○次に、町民に対する賠償請求支援について、ご報告いたします。

個人ADR申立てにつきましては、県内の交流館や復興公営住宅の集会所等において、相談会を実施いたしました。

今年度は、11月末までに20回実施するなか、171名の参加があり、約7割の方の申立てが実現したところであります。

引き続きADRセンターと連携し、一人でも多くの町民の申立てが実現するよう、支援を続けてまいります。

 

○次に、浪江町内での事業活動状況・支援について、ご報告いたします。

 12月1日現在の町内での事業者活動状況については、再開・新規あわせて、148事業所となっております。

町としては、町内事業活動の支援策としまして、いこいの村を起点に町内を循環送迎する「夜間交通手段確保支援事業」を10月からスタートさせ、また、町内物流の改善を図るため、9月から「共同配送システム」を構築し、スタートさせたところであります。

引き続き、町内での再開事業者が安心して事業を継続できるよう、また、新規事業者が参入しやすい環境整備に努めてまいります。



今日はここまで。