博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

「思いは重い」

2013-04-30 21:52:22 | 日記

 <福島民報ニュースより>

小学校歌歌い絆強める 浪江町民ら東京で交流会

 

 浪江町出身者や東京電力福島第一原発事故で避難している同町民らの交流会は28日、東京都新宿区の歌声喫茶「ともしび新宿店」で開かれ、町内の小学校の校歌などを歌いながら絆を強め合った。
 県内や都内のほか長野県、京都府など全国各地から町外出身者も含め90人が詰め掛けた。久々に再会する顔もいて、会場のあちこちで喜びの声が上がった。
 請戸、幾世橋、苅野、大堀、浪江の5つの小学校の校歌を順番に合唱した。「うみかぜかよう そらはれて」などと懐かしい歌詞とメロディーが響き、思わず目頭を押さえる参加者の姿も見られた。浪江混声合唱団のメンバーらのミニコンサートもあり、会場は拍手と笑い声に包まれていた。町商工会の原田雄一会長による講演もあり、町の現状について報告した。
 イベントは「ともしび」で歌い手として活動する町出身の吉田正勝さん(58)、歌人で同じく町出身の三原由起子さん(34)=ともに東京都内在住=が中心になって企画した。浪江小の今春の新入生が一人もいないことを知り、交流サイト「フェイスブック」や町の広報紙で呼び掛けた。

( 2013/04/30 11:22カテゴリー:主要

 
 
 
*吉田正勝さんはじめ、今回企画運営に携われた方々に深く感謝申し上げます。
やはり故郷の、母校の校歌に対する「思いは重い」ですよね。
現在の二本松で再開した浪江小学校の階段の壁には、町内の小学校校歌が掲示されています。もし、次回も開催の予定がございましたら、津島小学校の校歌もぜひ合唱していただけたら幸いです。
本当にありがとうございました。そしてご苦労様でした。

「あたりまえの生活を取り戻す」

2013-04-29 21:59:55 | 日記

一昨日からGWがスタートしました。被災前は盆、正月もそうでしたが、兄弟・親戚が故郷浪江町に帰省し、一つ屋根の下で過ごすことはごく普通であり、「当たり前」でした。それが今は・・・。

今まで何げない会話の中で、「そんなの当たり前だべした」と使っていましたが、本当は素晴らしいことであり感謝すべきことであると、被災後気付きました。

あたりまえの生活を少しでも取り戻すために改めて頑張ります。

 

*昨日の春季高校野球相双支部予選の結果です。

準決勝 相馬東0ー新地2、小高工4-相馬0

敗者復活戦1回戦 相双福島1-原町7

「負けた~」「負けた~」


春季高校野球 相双支部予選

2013-04-28 18:39:14 | 日記

<福島民報ニュースより>

 第65回春季東北地区高校野球県大会の相双支部予選の組み合わせは22日、【表】の通り決まった。
 相双支部予選は27日、南相馬市営球場で開幕する。7チームが3つの県大会出場枠を目指し、トーナメント戦を繰り広げる。
 震災特例により双葉、相馬農の連合チームは「相双福島」として出場する。
   ◇   ◇
 県大会は5月16日から福島市のあづま球場などで開かれる。80校のうち6支部で予選を勝ち抜いた29校に、春の選抜高校野球大会に出場し支部予選が免除となる聖光学院、いわき海星の2校を加えた31校が27日まで、トーナメント戦を繰り広げる。上位3校が東北大会に出場する。

(2013/04/23 20:27カテゴリー:2013 春季大会(県大会)

*昨日27日、双葉4人、相馬農6人の計10人の連合チーム「相双福島」対「相馬東」の試合が行われ、1対1のまま延長に入り、10回表に2点を入れた「相馬東」が勝利したことを朝刊で知りました。母校双葉の応援に行きたかったのですが、忙しく叶わず。「ん~、残念」。・・・。敗者復活戦に期待します。(今日すでに行われたはずですが、結果が分かりませんので、明日の朝刊を楽しみにします。)

なお、他の高校の試合の結果は、原町1-新地2(延長11回)、相馬6-双葉翔陽0。


被災者生活再建支援法

2013-04-27 21:29:54 | 日記

<4月11日付福島民報掲載記事より抜粋>

被災者生活再建支援法の対象

 原発事故にも拡大を  浪江町要望

 浪江町は10日、被災者生活再建支援法に基づく支援金の支給対象を東京電力福島第一原発事故の被害者にまで拡大するよう国と県に要望した。

 町によると、同法の支給条件は自然災害による被災者に限られ、原発事故の被害者は対象外とされている。このため、原発事故による避難地域の住民は支援金をほとんど受け取っていないのが実情だという。

 住民の安全、安心の確保と福祉向上のために避難地域の住民を同法の長期避難世帯と認め、速やかに支援金を支給するように求めた。

*この記事は11日に新聞報道で知りました。その後訳があって調査していませんが、東電の財物賠償の別枠上積みとして、町は人災である原発事故も被災者生活再建支援法の対象にするよう国・県に対し求めたものと理解します。

なお町のホームページからですが、「被災者生活再建支援法」の詳細は次の通りです。 

 

被災者生活再建支援金の支給について

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年4月11日更新

東日本大震災の自然災害により、居住する住宅が全壊するなど、生活基盤に目立つ損害を受けた方に対し、被災者生活再建支援金を支給します。ただし、現在 国は原発事故による長期避難を対象外と法解釈しているため、町は正当に支給するよう要望しております。

支給対象世帯

地震及び津波により被災した次の世帯

  1. 住宅が全壊した世帯
  2. 住宅が半壊し、または住宅の敷地に被害が生じ、その住宅をやむを得ず解体した世帯
  3. 災害による危険な状態が継続し、住宅に居住不能な状態が長期間継続している世帯
  4. 住宅が半壊し、大規模な補修を行わなければ居住することが困難な世帯

※持家だけでなく、マンション、アパート等の賃貸住宅に居住していた場合も対象となります。(逆に、持ち家でも実際は居住していなかった場合は対象となりません。)

支給額

次の基礎支援金と加算支援金の合算額(単身世帯の場合は、その4分の3の金額)

基礎支援金

住宅の被害程度全壊解体長期避難大規模半壊

支給額

100万円

100万円

100万円

50万円

加算支援金

住宅の再建方法

建設・購入

補修

賃借

支給額

200万円

100万円

50万円

※1 賃貸については、実際に費用が発生した場合のみ対象となります。(公営住宅や仮設住宅への入居、県の借り上げ制度を利用された場合は対象外)
※2 一旦住宅を賃借した後、建設・購入または補修をした場合は、再申請に基づき、これらとの差額が支給されます。
※3 単身世帯の方が支給前に亡くなられた場合は、支援金は相続の対象とならないため、支給されません。

申請方法

「被災者生活再建支援金支給申請書」に次の書類を添えて提出してください。

  1. 基礎支援金の場合 預金通帳(写し)及び町長が必要と認める書類
  2. 加算支援金の場合 住宅の建設、購入、補修、賃借等に係る契約書の写し

注)申請書は、事務担当までご請求ください。ダウンロードによる取得も可能です。

≫被災者生活再建支援金支給申請書[PDFファイル/141KB]
≫被災者生活再建支援金支給申請書(記入例)[PDFファイル/218KB]

申請期間

  1. 基礎支援金の場合
    平成26年4月10日まで
  2. 加算支援金の場合
    平成30年4月10日まで

注意事項

現地確認が可能な地域については、町で住宅の被害状況を確認し、給付手続きを取らせていただきますので、一時立ち入りなどで自宅を確認した際、その状況が支援金の対象となると思われた場合は、事務担当までお問い合わせください。

事務担当

〒964-0984
福島県二本松市北トロミ573番地
浪江町役場 二本松事務所
介護福祉課 福祉係
電話:0243-62-4737
FAX:0243-22-4207


原発事故被害の実態調査へ

2013-04-26 18:45:10 | 日記

<福島民報ニュースより>

初の県内実態調査へ 賠償紛争審査会

  文部科学省の丹羽秀樹政務官は原子力損害賠償紛争審査会による初の県内での実態調査を行う考えを明らかにした。6月にも県内で開催する審査会を前に、本県の被災状況を実地で確認し、東京電力福島第一原発事故賠償の考え方の基本となる中間指針などに反映させる方針。
 県原子力損害対策協議会の全体会議で、佐藤雄平知事の要請に応えた。
 会議終了後、丹羽政務官は「(審査会の)委員の中には、原発(事故の)被害の現場を見ていない人もいる。(調査結果を)中間指針や追補に書き加えることができるか検討したい」と語った。
 県内の首長らから、原発事故から3年が経過しても復興が進まない本県の現状を審査会の委員に確認してもらい、実態に即した中間指針の見直しを求める声が上がっている。

( 2013/04/26 09:18カテゴリー:主要

*記事の中で「原発事故から3年」とありますが、「2年では」と思いながらも原文のまま掲載しました。

ようやく審査会が実態調査を行うようですが、順番が逆ではないかと思います。まず被害の実態調査を行い、その後審査会を開催し指針に反映するのが普通では?

いずれにしても審査会の委員には、しっかり原発事故被害の重大さを視て感じ、指針に反映てもらいたいものです。決してパフォーマンスに終わらないことを期待します。