Voiceの10月号、『来るべき失業率7%時代』を寄稿。
いつも言っているように、雇用調整助成金などというモルヒネは絶って、
大手術をしろと言う話だ。
「景気が回復するまで待とう」と言う論者も一部にいるが、この大手術こそが
不況の出口である。待っているだけでは状況は何も変わらない。
90年代の先送りの結果、何も変わらないどころかむしろ状況が悪化している現実を
忘れるべきではない。
ところで、民主党が最初に直面する内政問題は、恐らく雇用問題だろう。
これから年度末にかけて、モルヒネが切れることで、じりじりと失業率が
上がり始めるはず。そこでどうするか。
かつての自民党のように公共事業を乱発するか。
それとも、流動化を認めて、むしろ新たな産業への移動を促すのか。
民主党のマニフェストには、「製造業派遣の禁止」などというバカ丸出しの政策と、
「職業訓練手当ての創設」のような、むしろ流動化を前提とする政策が混在する。
どちらが前面に出てくるかで、新政権の成り行きが見えてくるかもしれない。
いつも言っているように、雇用調整助成金などというモルヒネは絶って、
大手術をしろと言う話だ。
「景気が回復するまで待とう」と言う論者も一部にいるが、この大手術こそが
不況の出口である。待っているだけでは状況は何も変わらない。
90年代の先送りの結果、何も変わらないどころかむしろ状況が悪化している現実を
忘れるべきではない。
ところで、民主党が最初に直面する内政問題は、恐らく雇用問題だろう。
これから年度末にかけて、モルヒネが切れることで、じりじりと失業率が
上がり始めるはず。そこでどうするか。
かつての自民党のように公共事業を乱発するか。
それとも、流動化を認めて、むしろ新たな産業への移動を促すのか。
民主党のマニフェストには、「製造業派遣の禁止」などというバカ丸出しの政策と、
「職業訓練手当ての創設」のような、むしろ流動化を前提とする政策が混在する。
どちらが前面に出てくるかで、新政権の成り行きが見えてくるかもしれない。
大手術をしろと言う話だ。
セーフティネットの未整備、新たな雇用創出がないまま、雇用調整助成金だけカットされたら、路頭に迷う者が続出しちゃうんで、その辺、整合性をもって改革してほしいです。
いま現在、社内失業中の人は不安でいっぱいでしょうから。
城さんの主張する雇用流動化というのは、欧州型のフレキシキュリティなのか、アメリカ型なのか、どちらなのでしょうか?
仮にアメリカ型だとすると広範な支持を得るのは困難ではないかと思います。多数派の正社員にとってまったくメリットがないように思えてしまうのですが…
始めてカキコします!
いつも応援しています。
お仕事頑張って下さい。
其れより考えると、実質失業者は軽く30パーセントは越えるのではないか。あるいは40パーセントを。
うちのような田舎にも著書が置いてあったので、
買わせて頂きました!
大変勉強になりました。
これからも頑張って下さい。
周りにもオススメしておきます。
一時的には10%超えてゾンビ企業を一掃して貰いたいものですが。
と言われてゾーーっとする人は現在、比較的安定した職場で働いている恵まれた人だけではないでしょうか。フルタイム就労を絶望しつつある層(いろいろな事情がありますが)は「別に・・」っていう感じでしょう。「正規雇用の労働者である」ということはすなわち「エリート」です。
いっそ失業率50%ぐらいになってくれたら、働いていない人は後ろめたさから解放されてほっとするでしょう。みんな失業中なら惨めさも半減しますしね。うんうん失業率が上がることはそんなに悪い面ばかりではありません。とりあえず餓えて死なない程度のセーフティネットは緊急に用意すべしでしょう。
雇用を流動化させたら今まで正社員という既得権益に守られていた人が一斉に解雇されますから、少なくとも一時的には大幅に失業率があがります。参議院選挙も控えてますし、民主がそのようなリスクの高い痛みを伴う政策をとるとはおもえません。
派遣禁止と最低時給1000円、民主党はこの政策を反故できるか。ここが第一のポイントだと思います。
狩りに導入したとして、既存雇用の労働条件は改善されるかもしれませんが、はじき出された人や新規雇用のハードルが上がり、そこにしわ寄せされるのは目に見えてるんですけどね。
大企業正社員(組合員)以外は、労働者とみなしてないんでしょうか。