い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

2020/12/31

2020年12月31日 19時21分43秒 | 鉄道員の愚痴
コロナ一色だった今年もあとわずかです。誰もがコロナ禍の影響を受けて生活や人生が大きく変わってしまった一年でした。

緊急事態宣言が発令されているときはラッシュ時もお客さまはまばらで現実とは終えない風景でした。
鉄道でも適宜消毒作業や窓開けによる換気など感染対策を行いました。また大晦日の終夜運転も軒並み中止になりました。

きっと来年は少しは良い方向に向かってくれると期待したいものです。
最強寒波の襲来で日本海側を中心に大荒れの年越しとなりそうですが、どうかみなさま良い年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

12月になっても見えぬ出口

2020年12月01日 16時51分56秒 | 鉄道員の愚痴
気づいたら12月になっていました。今年も残り1ヶ月です。

コロナ禍で鉄道会社の経営環境は大きく変わりました。我々だけではありません。世界のすべての人が影響を受けて環境が一変しました。
コロナ一色の一年になってしまいました。2月上旬にダイヤモンドプリンセス号から始まった感染拡大。船内に留まることなく広がり、連日「今日は◯◯県で◯人」という報道がいまもされております。

オリンピック・パラリンピックに沸く一年になるはずでしたが、新しい生活様式という言葉が生まれ、生活はがらりと変わりました。こんなにも世の中が一気に変わるとは一年前は誰も想像しなかったはずです。

不安は尽きませんが、鉄道員はひたすらいままで通りの日常を変わらず列車を走らせています。
窓開けなどによる車内の換気、執務スペースの除菌作業など、感染対策の業務を追加して行っています。

朝夕のラッシュ時間帯はコロナ前の水準に戻ってはいませんが、肌間隔として8割程度にはお客さまが増えていると思います。ただ終電近くの深夜帯はガクンと減っています。
当社に限らず各鉄道会社は今期は軒並み赤字を計上しています。お客さまが減り収入が落ち込んでも、経費は簡単に減らないのが鉄道業です。そこにコロナ対策で費用が増加しました。
来季は少なくとも赤字を解消したいというのが会社の方針ですし、そうあってほしいものですが、なかなか簡単にはいかなさそうです。

冬のボーナスは、昨年より低くなったとはいえ出ますので、航空や旅行業界と比べればとてもありがたいことです。
まだ出口は見えず不安は解消されませんが、ひたすら仕事をするしかありません。またいままでにない取り組みも必要です。

でも暗い話だけでは気持ちも暗くなります。
いつかコロナ前のようにみんなが集まり楽しく過ごせる日が戻ってくることを願っています。さあ、今日も気持ちは楽しく過ごしましょう!