ここ数年、HF用Rigの中級機以上には必ず200W仕様がラインナップされています。200W機の走り(真空管時代は除く)は確かヤエスのFT-1021X(FT-1000)だったように思います。このFT-1000シリーズはいまだに現役で使っている方が多いようですしネットオークションでも人気のある機種です。
2アマが200Wまで許可になった時、200WのJARL保証認定機種はこのRigしかなかったため、私の場合IC-780の送信改造で対応しました。当然送信改造ではJARL保証認定機種から除外され、自作扱いになりますから信機系統図を添付して免許申請を行いました。IC-780の輸出バージョンはIC-781という型番で150W仕様でしたが実際は同一機種だったことから、改造が可能だった訳です。ただメーカーは150W以上の増力は推奨しておらず、回路保護のためにもできれば最大150Wで運用してくださいとの事でした。そんな訳でメーカーにメンテナンスに出した時にパワー150Wへの再調整を依頼し、現在は150W仕様になっています。
前置きが長くなりましたが、100Wと200Wの飛びの違いですが、差は3dBで、単純にはSメーター上では目盛半分前後程度の差となりますが、あくまで理論上であって、今までの経験から直接波と電離層反射回数の少ない国内に関しては、Sメーター上での違いほとんどは無いように思います。極端な例が、1Wと2Wでどの位違うかというと実際はほとんど変わりません。実際Sメーター上での違いが出てくるのは、電力差4倍以上ではないかと思います。ただ反射回数の多いDXに対しては電力差2倍の違いが多少出るかも知れません。
7MHzの混信の中で出力10W+フルサイズダイポールでハイパワー局をものともせずに、パイルアップを抜いている局もいますので、いかにパワーよりアンテナが大事であるという事を思い知らされます。
780で200W免許をと考えていて、オンラインでやろうと、情報収集しておりましたら、こちらがヒットしました。もしよろしければ、送信機系統図を実際どうされたか(取説を写真でjpegでとか、全てexcelで書いたとか)、 終段の出力を200Wにされたか150Wで出されたか、終段電圧は31Vのままかどうか、について、お教えいただけないでしょうか。 突然勝手なお願いで申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
申請したのが12年前ですから少し自信がありませんが、確か提出する送信機系統図の空中線(空中線マーク)のところに200Wと記載するだけでOkだったと思います。
終段電圧は、変更していません。
申請書類に添付した送信機系統図は、コピーして使いました。
なお、終段出力は申請時、200Wに設定しましたが、その後、アンテナチュナーの故障でメーカー修理に出したところ、150Wに再調整されて戻って来たという経緯があります。
メーカーは増力する際は150W出力を推奨しているようなので、150Wで申請されてもいいかと思います。
簡単な説明ですが、説明不足の点がありましたら、お知らせ下さい。
あまりむずかしいこと考えなくてもいけそうなんですね。 12年前と違うことと言えば、ネット申請でしようとしていましたので、送信機系統図をどうしようか、あれこれ悩んだあげく、結局複合プリンターのスキャナで4つに分けて取り込んで、それをその4つのファイルのまま送ることにしました。どうなることやらです。
出力は、150Wで出してみます。
経験された方から直接お話うかがえて、安心しました。どうもありがとうございました。
元々780は輸出仕様の781が150Wで出荷されていましたので、送信機系統図は同一のはずです。
したがって終段出力を150あるいは200Wに書き換えるだけでOkなのでしょうね。
送信機系統図は、1枚だけですから、私の場合、縮小コピーして提出しました。
ネット申請であれば、スキャナーで取り込むのが一番いい方法かもしれませんね。
無事手続きを終える事をお祈りしています。